新セイレーンの能力や武器ライセンスパーツの仕組みなど、大量の新要素が報じられた「ボーダーランズ4」PAX Eastパネル情報まとめ

2025年5月11日 0:52 by katakori
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「Borderlands」

先日、20分に及ぶ本格的なゲームプレイ解説映像が公開され、大量の新情報が明らかになった人気シリーズ最新作「ボーダーランズ4」ですが、昨晩“PAX East 2025”にてGearboxのパネルディスカッションが実施され、先日の解説映像をさらに深掘りする多数の新情報が明らかになりました。

ということで、今回は「ボーダーランズ4」パネルの解説や質疑応答から判明した主なディテールをまとめてご紹介します。

参考:PAX Eastにて開催されたGearboxショーのアーカイブ

4人の新ヴォルト・ハンターについて

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新たなセイレーンとして登場する“ヴェックス”は、力に目覚めてまだ日が浅く、育った環境が恵まれていなかったことから、善人にも不幸が起こりうることを熟知している、これまでのセイレーンたちとは出自が大きく異なる人物で、Gearboxはこれまでで最もダークなセイレーンだと説明しています。

ヴェックスは、フェーズ(位相)エネルギーを物質化できる初のセイレーンで、同じく物理ダメージに重点を置く初のセイレーンでもあるとのこと。(※ その他のエレメントも使用可能、吸収能力もある模様)

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先日、元ティーディオール兵としてお披露目された“ラファ”は、極度の低重力環境で育ったことから、一般的な重力下での行動や生活は、彼の骨や筋肉、臓器に永続的なダメージを与えてしまうが、彼には人生を謳歌することへの渇望があり、何かを成し遂げたいと考えていた。そこに現れたのがティーディオール社であり、彼らが試作型の強化外骨格スーツを与えたことで、“ラファ”は冒険の人生を送ることが可能となった。

ただし、ティーディオール社の強化スーツに生殺与奪を握られた“ラファ”は、スーツによって命を失う可能性もあるが、これを受け入れ、毎日を精一杯生き抜いている。

Gearboxによると、“ラファ”は遊び心を持つエネルギッシュかつ魅力的な人物で、敵でさえ彼の魅力について語るような場合があるとのこと。

“ラファ”の戦闘スタイルについては、エネルギーブレードやレーザーガン、両肩に取り付けられたキャノンを持ち、これまで最も機敏なヴォルト・ハンターとなることが報じられています。

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今回初めて名前が明かされた“Harlowe”は、5つの博士号を持つ陽気で聡明な科学者で、なんと(ボーダーランズ3に登場したボス、キャプテン・トラントと同じ)トラント家の一員。その明晰な頭脳と創造性の全てを駆使して、重力を意のままに操る。

既に、ディスコボールのような何かで敵を捕らえ、地面に叩きつけるようなガジェットを持つことが判明しているが、Gearboxによると、まだ見せていない幾つかのガジェットも持っているとのこと。

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同じく今回素性が判明した“Amon”は、ヴォルトの怪物によって家族全員と友人、コミュニティを失った悲劇の人物。彼は深い悲しみを力に変え、全てを奪ったヴォルトのモンスターを最後の1匹まで殲滅すると誓っている。

“Amon”は、見た目の通り巨大な筋肉の塊のようなオヤジだが、本当に美しい戦う詩人のような側面も持ち合わせている。彼は人との繋がりを求めており、自分の体を武器のように鍛え上げることにひたすら注力している。

なお、“Amon”の背中や腕の側面に“フォージドローン”と呼ばれるガジェットを備えており、これを精神的に操作することで、剣や斧、ハンマー、盾、槍、ムチなど、SFバイキングに期待されるようなあらゆる種類の武器を具現化させることができる。

新たなセイレーン“ヴェックス”の能力について

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今回のショーケースでは、“ヴェックス”のアクションスキル3種がお披露目され、先だって報じられた使い魔召喚スキル“Phase Phamiliar”に加え、自身の分身を生成する“Dead Ringer”、今のところ詳細が明らかでない“Incarnate”の登場が判明。このうち、“Phase Phamiliar”と“Dead Ringer”について、幾つかの興味深いディテールが報じられています。

使い魔を召喚する“Phase Phamiliar”

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“Phase Phamiliar”は、位相エネルギーを物質化したネコ“トラブル”を召喚するアクションスキル。トラブルの戦闘能力に関する詳細は不明ながら、一風変わった名前は、本作のリードゲームデザイナーNick Thurston氏が飼っている愛猫の名前にちなんで付けられたとのこと。

自らの分身を召喚する“Dead Ringer”

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ヴェックスが“Dead Ringer”で召喚した2体のスペクター

“Dead Ringer”は、クラウドコントロールに適したアクションスキルで、敵を挑発してヘイトとターゲットを取るタンク的なリーパー、もしくはダメージ特化で脆弱なスペクターのどちらかを召喚できる。

召喚には、ヴェックスのエレメンタル属性が付与されることから、氷のマリワン銃を手に持ちリーパーを召喚し、敵を鈍化させた後、炎のマリワン銃に持ち替え、リーパーの後方に2体の炎属性スペクターを召喚し、敵を焼き尽くすといったプレイが楽しめる。

Gearboxによると、召喚はどこでも自由に設置できるほか、自身の装備をスペクターに引き継がせるクラスMODも存在しているとのこと。

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鎌をもつ分身が“リーパー”
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リーパーがタンクとなり、背後から2体のリーパーが攻撃している

最新作の武器メカニクスについて

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「ボーダーランズ4」の銃は、馴染み深い5社と新規の3社からなる8つのメーカーから構成され、パーツのみ登場するメーカーも存在する。主なラインアップと概要は以下。

  • Jakobs:クリティカル特化
  • Maliwan:エレメンタル専門
  • Vladof:高ダメージ&連射
  • Tediore:リロード時に投擲
  • Torgue:爆発!!!!!!
  • Ripper:新規メーカー、フルオート射撃
  • Daedalus:信頼性が高く、弾薬の種類が豊富
  • Order:チャージとブラスト
  • パーツのみ登場:Atlas、CoV、Hyperion

なお、Dahl社の不在について言及したナラティブディレクターApril Johnson氏によると、惑星“カイロス”は数千年に渡って封鎖されており、地表で手に入るパーツが船の墜落などに依存していることから存在していないとのこと。

ただし、最新作に登場する可愛いロボットコンパニオン“Echo-4”は、従来のEchoシステムと同様にDahl社製品であり、Dahl社そのものが全く登場しないというわけではない。

最新作の目玉と言える(初代を彷彿とさせる)銃器のライセンスパーツシステムは、あくまでドロップのバリエーションを増やすもので、特定のライセンスパーツを持つよう改造したり、任意のパーツで銃をクラフトするような要素は存在しないとのこと。

さらにVladofがアンダーバレル技術を他者にもライセンス供与していることから、JakobsやTedioreのアンダーバレル付き銃も登場する。例として、アンダーバレルから小型ロケットナイフを射出するJakobs銃や、Tedioreパーツとの組み合わせで、投擲すると空中から小型ロケットを発射しながら飛んでいくJakobs銃などが挙げられている。

また、前作のアーティファクトに似た新装備“エンハンスメント”を組み合わせることで、特定の銃器メーカーが持つ能力を装備中の銃に付与することができ、これによりJakobs社製エンハンスメントでTorgueの粘着ジャイロジェットを跳弾させるようなプレイが可能になるとのこと。

さらに、最新作の大きな変更点として、重火器とグレネードのシステムが刷新され、弾薬所持数ベースの運用ではなく、クールダウン方式に変更されます。

これにより、ロケットの残弾数や弾薬の確保を気にする必要がなくなり、グレネードの有効性を維持しつつスパム問題を解消することが判明しています。(重火器とグレネードにもライセンスパーツシステム有り)

Co-op機能が大幅に改善される

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Gearboxによると、最新作はCo-op機能も大幅に強化され、途中参加・途中退室可能な最大4人のオンラインCo-opに対応するほか、異なるレベルや難易度のプレイヤーも一緒にプレイできる動的レベルスケーリング、戦利品の奪い合いが生じないインスタンスルート、クロスプレイ対応、ロビーの再デザインを含むQoL向上といった改善を特色としているとのこと。

また、広大なマップ上の全く別の場所でプレイしている仲間の場所までワープできるファストトラベル機能が実装される。このファストトラベルはいつでも好きな時に任意で利用でき、ローディングも発生しないと報じられている。

■ その他の新情報

  • インビンシブルは再び帰ってくる。(詳細は後日アナウンス予定)
  • 6月に本作のイベントが実施され、エンドゲームの内容が幾つかアナウンスされる予定。
  • 地表の敵は、タイマー制でリスポーンあり。ボスやミニボスのリスポーンメカニクスは、プレイヤーが当該ボスを倒した早さに基づいて変化する予定。なお、全てのボスとミニボス、それぞれに専用の戦利品ドロップが用意されている。
  • 過去作のバッドアスシステムに似たエンドゲームのスペシャライゼーションシステムが用意されている。詳細は不明ながら、ポイントを振って一律のボーナスを得るようなものではなく、幾つかの難しい選択が迫られるような内容になるとのこと。
  • 本作の価格は、Randy Pitchford氏でさえ知らない。ただ、近いうちに予約販売が開始される予定となっている。
  • 最新作には、“Ordenite”と呼ばれるエレメントが登場する。これは、従来のイリジウムに似たもので、正反対の効果を持っている。“Ordenite”はゲーム内の様々なことに用いられるが、今のところ詳細は明かされていない。Gearboxによると、少なくとも通貨ではないとのこと。
  • ボーダーランズ4には、横分割スクリーンのローカルCo-opが用意される。最初からローカルCo-opとオンラインCo-opが利用可能で、ローカルとオンラインの組み合わせでもプレイできる。
  • ボーダーランズ4の舞台となる惑星“カイロス”には、複数のヴォルトが存在する。鍵を集めて一度アクセスしたヴォルトは、繰り返しプレイでき、素晴らしい戦利品を獲ることができる。
  • ボーダーランズ4には、ミニマップが存在せず、コンパスシステムが用意されている。Randy Pitchford氏によると、これは本作のマップが非常に広大で、シリーズ史上最も高低差があることから、真上から見下ろす2Dミニマップは機能的に十分でなく、廃止を決定したとのこと。Randy Pitchford氏は、ミニマップを廃止した代わりに、マップメニューやAI駆動のナビゲーションシステムにクールな機能を多数用意したと説明している。また、新たなロボットコンパニオンのEcho-4もナビゲーションに役立つツールを搭載することが判明している。
  • 前作では、リリスがある危機的な状況を回避するために、身を挺して月エルピスを惑星パンドラから引き離した。エルピスがカイロスの防護壁を破り出現したことは既に知られているが、クリムゾン・レイダースは銀河中でリリスの行方を追っており、一部のメンバーが最新作にも登場する。
  • 本作のビークルは、(ステーションが無くとも)いつでもデジストラクト/召喚可能で、多数のカスタマイズが楽しめる。
参考:先日“State of Play”にてお披露目された“ボーダーランズ4”の特集映像

Borderlands 4

『ボーダーランズ4』は、冷酷なは、シリーズ史上最凶の独裁者が支配する新たな惑星を舞台に、激しいアクション、バッドアスな主人公たち、そして数十億種類のユニークかつ強力な武器が登場する、ヒャッハー満載の大人気シューティングRPGゲーム最新作。

富と栄光を求める4人の新たなヴォルト・ハンターの1人としてカイロスに降り立った主人公。 強力なアクションスキルを駆使し、奥深いスキル・ツリーでビルドをカスタマイズしながら、ダイナミックな移動能力で敵を蹴散らそう!

惑星カイロスで冷酷に大衆を支配する独裁者、タイムキーパーの圧政を打ち砕く最大のチャンスが到来。 今この惑星に訪れている、世界を揺るがす大災害が暴君による秩序を脅かし、混乱が巻き起こっているのだったー。

バッドアスになれ

膨大な種類の武器をぶっ放し、戦場を縦横無尽に暴れまわりながら、群がる敵を蹴散らそう! ダブルジャンプ、グライド、回避、グラップリングなどのアクションスキルを駆使して、かつてないほど自由でワイルドに「ボーダーランズ」の世界を駆け巡ることが可能に。 強力なアクションスキルで各ヴォルト・ハンター特有の能力を爆発させたら、あとは戦場を一掃するのみ。 何通りにも組み合わせ可能なスキルツリーで理想のビルドを形成し、ハクスラで手にいれる強力な武器や装備の戦利品を回収して、もっと自由に、もっとワイルドに、ヒャッハーしようぜ!

ソロでも協力プレイでも

新惑星カイロスを1人で暴れ回るのも楽しいが、最大4人のオンライン協力プレイなら、さらにワイルドにヒャッハーが可能! 『ボーダーランズ4』は、協力プレイでより楽しめるように設計されている。ハクスラで戦利品を回収するもよし、ミッションに挑戦するもよし、自由に広大なマップを歩き回るもよし。レベルの自動調整や個別の難易度設定で、パーティー全員が一緒に楽しめるのでフレンドとも遊びやすい。

ボーダーを減らした広大なマップ

絶え間なく戦いが続く広大で危険な世界を、縦横無尽に探索しよう。 ホバーバイクに乗って、青々とした野原やそびえ立つ山々や死が手招きする砂漠を駆け抜けると、そこには凶暴な敵やダイナミックなイベント、印象的なキャラクターたちと一緒に楽しめる魅力的なクエストが待っている。 シームレスな「ボーダーランズ」の世界で、カイロスの人々を団結させ、革命の炎を燃やし、思うがままに冒険に挑め。

情報元及びイメージ:GameSpot, PC Gamer
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