名門Irrational Gamesの閉鎖を経て、2014年後半に開発が始動し、昨年2月にストーリートレーラーがお披露目されたKen Levine氏とGhost Story Gamesの新作「Judas」ですが、しばらく続報が途絶えている期待作の動向に注目が集まるなか、新たにKen Levine氏が公式サイトを更新し、初の開発Blogを公開。本作の開発が大きなマイルストーンに達したことから、今後さらなる開発Blogの更新を予定していることが明らかになりました。
Ken Levine氏によると、今回迎えた本作のマイルストーンは“Villainy”と呼ばれるもの。BioShock Infiniteを含む従来の作品では、悪役は常に固定でしたが、“Judas”の悪役と味方はプレイヤーの行動や選択によって動的に変化することが知られており、Ken Levine氏はこれが“Middle-earth: Shadow of Mordor”のネメシスシステムにインスパイアされたもので、その対象と範囲を限定することで、個々のキャラクターをより深く掘り下げることた可能になったと説明しています。(※ Shadow of Mordorにおいては、ネメシスとなるオークが大量に存在することから、彼らとの関係やドラマが十分に掘り下げられなかった)
“Villainy”は、このシステムを指すもので、舞台となる宇宙都市メイフラワー号で強い影響力を持つビッグスリー、トム(抑圧的な父親風の保安官)とネフェルティティ(住人のサイボーグ化を望む急進的な女性科学者)、ホープ(少女型のロボット、トムとネフェルティティの養女)の3人が“Villainy”にあたり、プレイヤーの行動によって、うち1人が最終的な悪役となることが判明しています。
また、今回の開発Blogでは、トムの保安官代理(以前の映像にも登場していた馬の保安官ロボット)サービスを利用した際に、トムとの関係によって馬ロボットが味方になるケースと、敵対する様子を収めたフッテージが公開されています。
Ken Levine氏によると、“Villainy”のマイルストーンは、(BioShock Infiniteがエリザベスとの関係構築に注力し、プレイヤーがエリザベスの全てを知ることになった一方で、エリザベスはプレイヤーの事を何も把握していなかったスタティックなビデオゲーム的構造に対して)ビッグスリーたちがプレイヤーの行動を観察し、特に他の2人との相互関係に執着する機能の実装を終えたもので、過去最大規模のプレイテストも終了し、新規テスターたちがこの機能を直接体験したとのこと。
また、本作の新たなキーアートも公開され、主人公Judasに加え、前述のビッグスリーや様々なガジェットを描いた、SF映画ポスターの名手ドリュー・ストルーザンの作品を想起させるような興味深いイメージが登場。Ken Levine氏は本作に台詞を持つ100人以上のキャラクターが登場し、このアートに描かれている“もの”は全てに関連性があると説明しています。
Judas
崩壊する宇宙船。必死の脱出計画。
あなたはミステリアスで問題を抱えたJudas。生き延びる唯一の望みは、最悪の敵との同盟を成功させること。力を合わせ、壊したものを修復するのか――それともすべてを燃やし尽くしてしまうのか?
『Judas』は、『System Shock 2』『BioShock』『BioShock Infinite』のクリエイターKen Levineが率いるスタジオ、Ghost Story Games開発のストーリー主導型FPSです。
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