9月下旬に“Bethesda Softworks”の親会社である“ZeniMax Media”を買収し、Bethesda Game Studiosをはじめ、id SoftwareやArkane Studios、ZeniMax Online Studios、MachineGames、Tango Gameworks、Alpha Dog、Roundhouse Studiosを含むBethesdaの全スタジオを傘下に置いたMicrosoftですが、既に締結済みのPS向け契約(※ Deathloopの先行ローンチ)を保持する一方で、今後のタイトルについてはケースバイケースと報じられたBethesdaタイトルの運用に注目が集まるなか、新たにPhil Spencer氏がKotakuのインタビューに応じ、注目作を独占する可能性について興味深い見解を提示し話題となっています。
これは、「ZeniMaxを買収した75億ドル規模の投資は、“The Elder Scrolls VI”をMicrosoft独占にすれば回収できるか?」という(今後PS向けにFalloutやThe Elder Scrollsの新作がリリースされないのではないかと懸念する)Stephen Totilo氏の質問にPhil Spencer氏が答えたもので、「もちろんその通りだ」と即答したPhil Spencer氏は、こんなことで手のひらを返したくはないと発言。
続けて、MicrosoftとBethesdaの契約書に、他のプラットフォームのプレイヤーがBethesda作品をプレイできないよう制限するような記述は一切無いと語った氏は、そもそもMicrosoftはより多くの人がゲームを楽しめるよう取り組んでいるのであって、プレイできる人が減ることを望んでいるわけではないと強調しました。
ただし、Phil Spencer氏は質問の意図や背景はともかくとして、投資が回収できるかという単純な疑問にのみ直接回答すれば、Microsoftが持つxCloudやPC、Game Pass、コンソールといったプラットフォームや対応デバイスの規模を考慮すると、契約を上手く活かすため(もしくは投資を回収するため)に他のプラットフォームでBethesda作品を出荷する必要は全くないと説明しています。
余談ながら、先だって“Bethesda”タイトルのクリエイティブに対するアプローチと運用に言及したPhil Spencer氏は、彼らが可能な限り最高のスタジオでいられるよう“干渉しない”ことが肝要だと伝えていました。
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