天才プログラマMichael Abrash氏がValve製“ウェアラブル・コンピューター”の研究開発を示唆

2012年4月16日 11:53 by katakori
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「Valve」

先日、エンジニアの募集から入/出力デバイスに加えプラットフォームハードウェアの研究開発を進めていることが明らかになったValveですが、その後Appleの新CEOティム・クック氏がValve本社を訪問したというも報じられ、遂にValveがハードウェア開発に本腰を入れるかと改めて大きな注目を集めています。

そんな中、昨年5月にValveに参加した著名なプログラマMichael Abrash氏が公式Blogに自身がどのような経緯を経てValveへと辿りついたか、そして今何を行っているのかについて記した記事を投稿し、Valveが進めている研究開発事業の一環としてウェアラブル・コンピューターの研究が進められていることが明らかになりました。

お馴染みのカーマックやUnreal Engineを産んだTim Sweeny氏と並ぶ天才プログラマとして名高いMichael Abrash氏(※ Xbox開発やIntelのLarrabee開発にも深く関与)ですが、今回の投稿にはWindows NT 3.1の開発に携わったMicrosoft時代に始まり、カーマックとの出会いやidでのQuakeの開発、そしてゲーム開発に大志を抱き氏と同じくMicrosoftを飛び出し、Half-Life開発用のライセンスを取得するためにidを訪れたゲイブとの邂逅など、30年に及ぶ壮大な歴史が記されています。

そんな長いキャリアを経てValveへの参加を果たした氏は、デスクトップPCがラップトップやノートPCを経てタブレットへと辿りついた様に、或いは多くのソフトウェアがサーバ・クライアント型となった様に、いわゆる手の中に小さなコンピューターを持つモバイル・コンピューターでは無く、例えばサングラスの様に身につけるウェアラブル・コンピューターの革新が必ずやってくると確信していると強調。これがidのQuakeがもたらした3D表現技術のイノベーションと同様に、以前/以降で全てを変革してしまうポテンシャルを持っているとの見解を示しています。

さらに、氏はValveによるウェアラブル・コンピュータープロジェクトがかなり初期の段階であることを明かしており、現時点ではプロダクトの開発を進めておらず、Valveのアプローチが実験とそれを経た学習の繰り返しにフォーカスしていることを強調しています。

昨年からDoug Church氏を始め、Michael Abrash氏との関係も深いMichael Sartain氏など超大物の参加が続いているValveが一体将来に何を見据えているのか、夢溢れるゲーミング技術の実現に今から期待に胸が膨らむばかりです。

情報元:VG247, AppleInsider

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