Left 4 DeadやPortal、新作が待たれるHalf Lifeシリーズなど数多くの大作を手掛けながら、デジタルディストリビューションの覇者であるSteamを運用し、以前にはゲーマーの心拍数や発汗量等の生態測定技術を元にしたゲーム技術に関する内部研究などが進められている事が報じられていたValveですが、新たに眼球の動きによりゲームをコントロールする技術を研究している事が明らかになりました。
これはValveの広報を務めるMike Ambinder氏がGamasutraが掲載したゲームのアクセシビリティに纏わる記事の中で語った物で、体に障害を持つゲーマーへの経験を改善する様々な研究の中の1つである事が氏から語られています。同様の研究としてHalf-Life 2: Episode 3にて手話の利用が検討されていた事などが話題になりました。
まず、Ambinder氏はValveのタイトルに実装されている、字幕やサブタイトル、色盲用モード、シングルプレイゲームのポーズ機能、よりイージーな難易度レベル、操作キーやボタンの再マップ機能などのほとんどが、体に障害を持つプレイヤーのゲーム経験を改善する目的で考えられた物から生じた物である事を明かしています。
こういった経緯から現在はコントロールの代替技術に関する研究が常に続けられており、また存在しないようなゲームコントロール方法への先行的なアプローチを見つける事を目的に様々な操作方法が模索されているとの事。
Ambinder氏はこの中でも特に力を入れている研究がアイトラッキングによるゲームのコントロールである事を明かし、視線の動きをマウスカーソルのプロキシ役とさせる事をはじめ、マウスやキーボードの一切を必要としないゲームプレイも視野に入れた研究を進めていると語っています。
相変わらず意欲的なアプローチと取り組みを見せるValveですが、やはりValveのクオリティは秀逸なゲームデザインだけでは無く、各種タイトルのコメンタリ等でも見られる通りプレイヤーである”人間”に対する飽くなき興味が裏打ちをしている物だと感じられる印象的なニュースでした。
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