先日から危機的な状況の動向を続けてご紹介している「38 Studios」ですが、23日にお知らせしたTurbineとAvalancheのリクルートイベントや、19日の支払い成功以降に報じられていた悪い状況は水面下での布石だった様子で、本日遂に38 Studiosに所属する379名に及ぶ全てのスタッフを対象にしたレイオフが敢行された可能性が非常に高いことが明らかになりました。
これは、WPRIが入手したレイオフを通達する社内連絡メールや、それを伝えた複数の内部情報筋から明らかになったもので、既にBig Huge GamesのリードワールドデザイナーColin Campbell氏がTwitterでスタジオの閉鎖を示唆する発言を行うなど、Big Huge Gamesの動向も含め公式な発表が待たれる状況となっています。(※ 現時点ではレイオフに関する公式発表は無し)
また、先日38 Studiosの倒産を防ぐために手段を講じると明言していたロードアイランドのLincoln Chafee州知事も昨晩の記者会見でこの件に触れ、レイオフに関する議論はまだ行われていないものの、良い状況やニュースは全く存在しないと発言。先日開催が判明したリクルートイベントを受けてか、38 Studiosのスタッフ達は今後うまく再雇用されるだろうと語り、幾つかの投資者の存在を匂わせる発言も見せています。
さらに記者会見で“Kingdoms of Amalur: Reckoning”のセールスに触れた知事は38 Studiosが「ゲームに失敗し、ゲーム(※ スタジオ運営)に失敗した」と語り、本作がローンチから90日で120万本を販売したものの、経費の回収には300万販売が必要だったと説明しました。
続報と公式発表が待たれる今回の状況ですが、新作MMO“Copernicus”含む“Amalur”IPはロードアインランド州が所有(※ 正確にはRhode Island Economic Development Corporation)しており、お馴染みパクター氏が2000万ドルと低く評価したMMOタイトルと州の納税者に対する1億1260万ドルの補填を同時にロードアイランド州が改めて抱えてしまった形となってしまいました。
また、今回の衝撃的なニュースを受け、IGDAのモバイルSIGを率いるKevin Dent氏がTwitterで“#38jobs”ハッシュタグを利用した38 Studiosスタッフの再雇用サポートを開始、既に多くの賛同者が集まりFacebookのコミュニティも開設され、膨大な数のリクルート情報をまとめた資料が作成されるなど、業界が一体となった支援が活性化しています。
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