連日公開されているインタビューや公式フォラームでの様々な投稿、Kickstarterページの更新情報など、大量の新情報が判明しているObsidianの新作RPG「Project Eternity」ですが、本日遂にKickstarter上で行われている資金調達が190万ドル(※ 約1億5,000万円)を突破、資金提供者は45,000人を超える勢いとなっています。
そんな中、先週Obsidianが予告していたKickstarterのアップデート情報が予定通り更新され、Chris Avellone氏がBlack Isle時代に手掛けた名作“Planescape: Torment”のシステムを思わせる“魂”のディテールや、BG/IWD/Tormentとは様相を大きく違え、Fallout的な要素を感じさせる非戦闘系のスキルなど、興味深い情報がたっぷりと判明しています。
今回はこれらのディテールに加え、新設された5,000コースや本作の採用エンジン等に関する3日分のアップデート情報をまとめてご紹介します。
■ 魂について
- “魂”の概念は“Project Eternity”世界において非常に重要な要素として描かれる。
- ゲーム世界における“魂”の本質には多くの謎が残されているが、賢明な“魂”は現実世界の生命と、神々の下で罪を洗い流すまどろみの間を巡ることが知られている。
- この“まどろみ”は実際に何年もの間続き、時々いくつかの魂が新しい生命を宿して地上世界へと活動の場を移す。
- 魂はこの連環プロセスを重ねる間にその質を変化させるケースがある。
- いくらかの人物や文化は強力な魂を持つ。これらは血統の上に成り立つもの、過去の人生を思い出す魂、神々の領域をさまよった経験を持つ魂、或いは1つの肉体に複数の魂を宿すケースなど、様々なバリエーションが見られる。
- 軍の訓練、瞑想、禁欲等を経た儀礼的な喚起により“魂”の力を引き出す者も存在し、これらの能力は超人的な肉体から魔法の様な能力にまで及ぶ。
- 強い“魂”は、これらの能力をより簡単に身につけることを可能にする。
- 肉体はこれらの力を導き出すための導管であり、同時にバッテリーのような役割を担っている。
- これらのメカニズムに対して人々が“祈り”で答えを求める中、思想家や神学者、科学者などが数千年に渡って魂の性質と目的に関する理論と仮説を組み上げている。但し、彼らは自身達の権力を保持する為、外部に対し意図的に真実を不明瞭な状態にしている。
- “魂”の本質がどうあれ、世界の人々は目で見る現実としてそれらの能力やサイクルを受け入れている。
■ “Project Eternity”世界におけるテクノロジー
- “Project Eternity”世界に複数存在する文明はそれぞれに異なる技術力を有しており、辺境の文明は地球の石器/青銅器時代に相当するが、大規模な文明は現在の人類や中世期に相当する技術力を保有している。
- 但し、多くの大規模国家は板金の鎧や軍事的な剣、戦槌、ポールアーム、弓、クロスボウ、高度な攻城兵器などを中世期的な文明に留まっている。
- 現在これらの世界で最もモダンな技術は黒色火薬を用いた鉄砲技術で、海軍の拡充と未知の文明に対する商業的な開拓が進められている。
- しかし、遠洋ではこれらの最も優れた技術を搭載した武装船さえたやすく無力化する奇怪な海洋生物が存在することから、長距離の探索には制限が設けられている。
- 黒色火薬を用いたシングルショットの銃はまだ珍しく、弾丸の再装填時間も長くかかり複雑なことから広範囲に使用されるものでは無い(※ 不可視の存在にも無力)が、対ウィザード戦において至近距離で彼らが展開する魔力によるベールを貫通させるために使用されるケースがある。ウィザードの保護は強力だが、銃から高速で射出される弾丸には及ばず、近年では多くのウィザードが銃に対抗するため通常の鎧を身につける機会が増えている。
■ 非戦闘系スキルに関するディテール
- 現時点における本作の非戦闘系能力に関するプレイヤー向けのデザインゴールは以下の4種類
- 新しい何かを学習する:町の所在やポーションのレシピ、悪魔の“本当の名前”、秘密のドア、隠された知識を得ること、或いは鉱石や薬草といった材料の収集に関する能力。
- 世界を旅すること:世界を横断しながら速く、安全に旅するための能力、或いは目的地へのテレポート、危険な廃墟での隠密行動などの能力に加え、トラップやロックの解除といったスキルがこれに属する。
- 新しいアイテムを得る:アイテムを作成する、または購入する、或いはそれらを盗む手段が用意される。レシピを知っているNPCから材料を求められることもあるだろう。本作では非暴力で協力的な計画により資産を得る能力とその手段が存在する。
- 仲間達との対話:おもしろく有用な仲間と行動を共にすれば、プレイヤーには彼らの有用性をさらに改善するため務めることとなるが、プレイヤーには仲間との関係に影響する非戦闘能力も用意されている。
- 非戦闘系のスキルは戦闘スキルとは別々に与えられ、マジックミサイルと本草学の選択を迷う必要は無い。獲得に必要なポイントも異なるシステムが用意される。
- 非戦闘系スキルと戦闘系スキルは同じリソースを利用しない。
- 罠解除などのスキルはその使用により有用性を変化させる。
- 戦闘は非戦闘スキルにより回避可能だが、戦闘の回避はより少ない経験値獲得には繋がらない。Obsidianはプレイヤーが気づいた死体の数ではなく、プレイヤーの功績について報酬を与えたいと計画している。
■ その他の新情報
- 5,000ドルの資金提供コースが追加、悪漢や傭兵など、敵の冒険家となるキャラクター達の名前とデザインへの関与が可能となる。
- 本作のゲームエンジンには“Unity”が採用された。
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