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昨年6月、SOEがEverQuest 2のキャラクターモデルにプレイヤーの表情と頭部の動きを反映させるフェイストラッキング技術を発表し話題となりましたが、新たにルーマニアのデベロッパHolotech StudiosがSkypeやTwitchといったサービスで利用可能なWebカメラ用アプリ「FaceRig」のIndiegogoキャンペーンをスタートし、驚く程リアルで精度の高いフェイストラッキングのデモ映像が話題となっています。

“FaceRig”は、スウェーデンのVisage Technologiesが開発したイメージベースのリアルタイムトラッキング技術をベースに、Holotech Studiosのクロスプラットフォームに対応するリアルタイムアニメーションとビジュアライゼーションフレームワークを組み合わせ、ビデオゲーム産業に従事するパートナーを得て開発が進められているもので、3Dアバターには物理表現やパーティクルエフェクト、リアルタイムなライティングなど、モダンなビデオゲーム的表現がふんだんに用いられています。

また、“FaceRig”は通常版をはじめ、開発スタジオ向けのFaceRig Studio、オーディオマスクに制限したFaceRig AudioLite、iOS向けのモバイル版など、多数のバージョンがリリースされる予定で、Indiegogoでは僅か5ドルの資金提供で通常版のベータアクセスが提供されています。

資金調達キャンペーンの開始から僅か1週間で10万ドルの資金を獲得し、12万ドルの初期ゴール達成が目前に迫る状況となっているFaceRigですが、ガチムチな兵士から悪魔、美少女まで登場するハイクオリティなアバターは世界中の至る所にニーズが転がっていると言え、今後どんな波及を見せるか、動向に注目が集まるところです。