幼い息子に巣くった“ガン”と対峙する家族の心象風景を描く「That Dragon, Cancer」のSteam対応を含むKickstarterキャンペーンが開始

2014年11月13日 13:44 by katakori
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「That Dragon, Cancer」

ビデオゲーム開発者Ryan Green氏が、2歳まで生きられないと告げられながらも癌と懸命に闘った息子Joel君との生活をモチーフに、幼い息子の“やがて来る死”に直面する主人公と家族の心象風景を描くアドベンチャー作品として大きな話題を呼んだOuya専用タイトル「That Dragon, Cancer」ですが、本日Ryan Green氏が新たにSteam向けのPC/Mac版対応を掲げ、85,000ドルの資金調達を目指すKickstarterキャンペーンを開始しました。

今回のキャンペーンは、2014年内のリリースを目標としていたOuya版の発売を延期し、OuyaとSteamの同時リリースを目指すもので、初期ゴールに設定した85,000ドルとindie FUNDから調達した5万ドル、さらに氏の個人資金25,000ドルを足した計16万ドルでローンチに望む予算の内分けを提示した上で、デモ版の早期アクセスを含む10種のPledgeコースが提示されています。

新たに公開されたKickstarterキャンペーンのプロモーション映像

2歳にも満たないJoel君の末期癌を告知されたお母さんが、当時まだ幼かったJoel君のお兄ちゃんに病気と天国の概念を説明するため、Joel君が大きなドラゴンと戦っていると語ったことに由来する“That Dragon, Cancer”は、愛する家族に訪れる死の恐怖と絶望に直面する中、それでもなお残る小さな希望を描いた作品として開発が進められていましたが、今年3月に5歳でこの世を去ってしまったJoel君の死を受け、作品には大きな変化が生じており、この数ヶ月の間に本作のテーマが「Joel君に“何が”起こったか」という視点から、「Joel君がどんな子供で、今も変わらず家族の1人である」ことにシフトしたとのこと。

“That Dragon, Cancer”が以前よりも喜びと楽しさに満ちた方向に変化していると語ったRyan Green氏は、新しいシーンの導入にあたって、“プレイヤーがJoel君をより愛する”ことを支えることが判断のポイントだと語り、強大なドラゴンと戦う場合、戦っている対象そのものが最も重要だと考えることは非常に簡単ながら、恐ろしい影に脅かされる中でより重要なことは、いかに互いが愛し合うかにあると説明しています。

参考:ドキュメンタリー作品“Thank You For Playing”のティザートレーラー
情報元及びイメージ:Kickstarter, Joystiq

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