2012年にARG風のプロモーションがひっそりと始動し、水面下で開発が進められていると見られていたRemedyの次期“Alan Wake”ですが、新たにPolygonが2010年に開発が進められていた「Alan Wake 2」にまつわるSam Lake氏のインタビューと14分弱に及ぶ注釈入りのゲームプレイ映像を公開し、水面下で進行していた続編の計画が保留となっていたことが明らかになりました。
現在は期待作“Quantum Break”の開発にフォーカスしているRemedyですが、Sam Lake氏は“Alan Wake”続編の可能性について多数のパートナーと対話を進めているものの、今のところ具体的な決定は何もないと語っており、“Alan Wake”の計画が完全に頓挫したわけではないことを示唆しています。
新たな敵や衝撃的な展開、“Quantum Break”に用いられたとみられるメカニクスなど、非常に興味深いプレイ映像とインタビューから明らかになった幾つかのディテールは以下からご確認ください。
■ “Alan Wake 2”にまつわる開発とRemedyの動向について
- 2010年にラフなプロトタイプの開発が進められていた“Alan Wake 2”は、TV番組サイズの短いエピソードによって構成され、各エピソード毎に事件の要約が提示され、その後エピソードにあった楽曲とクリフハンガーで幕を閉じる。この構成が今回の14分映像に確認できる。
- 続編は前作の直接的な続編に近い形で計画が進められており、初代“Alan Wake”よりも大規模な作品として計画が進められていた。
- 今回公開された映像は数あるプロトタイプの一部で、Remedyはこれ以外にも多数のラフなプロトタイプ開発に加え、幾つかのアセットや要素のテストを進めていた。
- 今回のデモは、次期“Alan Wake”の計画が完全に潰えたために公開されたものではなく、Sam Lake氏は今回の映像が作品のムードを伝えるもので、ネタバレがないことを挙げ、今後“Alan Wake 2”に取り組む機会が得られることを望んでいると説明。今後より多くの“Wake”作品を手がけたいと明言している。
- “Alan Wake”の権利を持つRemedyは、“Alan Wake 2”を売り込むためプロトタイプを様々なパブリッシャーに持ち込んだものの、結局のところ再びMicrosoftにたどり着くこととなり、Phil Spencer氏が再び“Alan Wake”を熱烈に支持したとのこと。
- この対話は、その後早い段階で別の作品へとシフトし、これが“Quantum Break”誕生のきっかけとなった。
- “Quantum Break”の開発を通じて雇用を拡大したRemedyは、“Alan Wake”開発時の85名に対して、現在135名のスタッフを擁する規模となっている。
■ “Alan Wake 2”プロトタイプのディテールについて
- 新たに現実をリライトするメカニクスが大きな要素として導入されている。
- ドキュメンタリー作品の製作者が、姿を消してしまった“Alan Wake”の都市伝説にまつわる調査を進める形でエピソード形式のストーリーが展開する構造が確認できる。
- プロトタイプの開発は既存の“Alan Wake”エンジンに改善を加え進められた。このエンジンが現在の“Quantum Break”に採用されている。
- 新たな敵Birdmanや敵が環境要素を利用するシステムが導入されている。
- プロトタイプに登場した舞台はシアトルとレドモンドを繋ぐ522号線。
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