夫でもあるスタジオのフロントマンDan Pinchbeck氏と共に、共同経営者兼スタジオヘッド、コンポーザーとして「The Chinese Room」のタイトル開発を率いたJessica Curry女史が、本日公式Blogにて自身が抱える病気やパブリッシャーとの関係、ビデオゲーム産業における女性蔑視について様々な思いを伝える記事を公開。共同経営者を退任することで常勤の通常業務やスタジオと距離をおき、英史上初の女性桂冠詩人キャロル・アン・ダフィーと新たな音楽プロジェクトに取り組むことが明らかになりました。
これは、Jessica Curry女史が今後も“The Chinese Room”の取締役兼コンポーザーとして在籍し、スタジオの楽曲を変わらず手掛けることを明言した上で、経営や開発に絡む通常業務から一定の距離を置くもので、Jessica Curry女史は今回の決定に至った要因として、予てから闘病生活を続けている自身の病気が“Everybody’s Gone to the Rapture”の開発によって著しく悪化する状況に陥った経緯や、あくまで(スタジオの経営に悪影響を与えないよう配慮した)個人的な見解として、パブリッシャーとの大規模プロジェクトに生じる人間関係の多大なストレスを挙げており、特にパブリッシャーとの間に生じた不快な関係が前述した体調に大きな悪影響を与えたと説明。二度とこういった取り組みに自身の身を置かないと断言し、ビデオゲーム産業におけるパブリッシャー特有の何かに強い不信感を示しています。
さらに、Jessica Curry女史は今回の決断に至った大きな要因の1つとして、ビデオゲーム産業やメディアにおける女性の立場について大きな疑問を呈しており、夫でフロントマンでもある快活なDan Pinchbeck氏と自身の立場を例に女性がビデオゲームのクリエイティブにおいて正統な評価を得ることが困難な状況にあることを伝えています。
非常に残念な結果となってしまったJessica Curry女史の決断ですが、コンポーザーとして“Everybody’s Gone to the Rapture”の楽曲に言及したJessica Curry女史は、まるで神のご加護のように素晴らしい曲を作り挙げることができたと述べ、これらの楽曲が自らを素晴らしく幸せな気持ちにさせてくれると語っており、イギリスを代表する詩人の1人であるキャロル・アン・ダフィーとのプロジェクトに強い意欲を見せると共に、またいつか再び“The Chinese Room”作品の楽曲を手掛けることを予告。ファンに対して常に幸せであろうとするよう助言し、今回の報告を締め括りました。
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