F2Pやデジタルゲームの市場動向を専門に扱う調査会社SuperDataが新たに2015年の世界的なデジタルゲーム市場に関する最新の調査結果を発表し、市場全体の売上げが前年比で8%増となる613億ドル(約7兆2,467億円)規模に達したことが明らかになりました。
また、コンソールとPC、モバイルに分類したセグメント別の売上げトップ10も報じられ、16億2,800万ドルを記録したRiotの人気MOBA「League of Legends」が全区分で最大の売上げを達成したほか、コンソールでは“Call of Duty: Advanced Warfare”が首位を獲得。また、コンソールのデジタル販売が前年比で34%増となるなど、興味深い動向が判明しています。
■ 2015年デジタルゲーム市場の“コンソール”区分における売上げTOP10
- Call of Duty: Advanced Warfare(Activision) – 3億5,500万ドル
- FIFA 15(EA) – 3億3,200万ドル
- Grand Theft Auto V(Take-Two Interactive) – 3億2,200万ドル
- Destiny(Activision) – 2億9,100万ドル
- Call of Duty: Black Ops 3(Activision) – 2億2,400万ドル
- FIFA 16(EA) – 2億1,200万ドル
- Fallout 4(Bethesda Softworks) – 1億800万ドル
- Star Wars Battlefront(EA) – 1億600万ドル
- Madden NFL 16(EA) – 7,600万ドル
- Madden NFL 15(EA) – 7,300万ドル
■ 2015年デジタルゲーム市場の“PC”区分における売上げTOP10
- League of Legends(Tencent/Riot Games) – 16億2,800万ドル
- CrossFire(SmileGate) – 11億1,000万ドル
- Dungeon Fighter Online(Neople) – 10億5,200万ドル
- World of Warcraft(Activision) – 8億1,400万ドル
- World of Tanks(Wargaming.net) – 4億4,600万ドル
- Lineage I(NCSOFT Corporation) – 3億3,900万ドル
- Maplestory(Nexon) – 2億5,300万ドル
- DOTA 2(Valve Corporation) – 2億3,800万ドル
- Counter-Strike: Global Offensive(Valve Corporation) – 2億2,100万ドル
- Grand Theft Auto V(Take-Two Interactive) – 2億500万ドル
■ 2015年デジタルゲーム市場の“モバイル”区分における売上げTOP10
- Clash of Clans(Supercell) – 13億4,500万ドル
- Game of War: Fire Age(Machine Zone) – 7億9,900万ドル
- Puzzle & Dragons(Gungho Online Ent. Inc) – 7億2,900万ドル
- Candy Crush Saga(King Digital) – 6億8,200万ドル
- MonsterStrike(Mixi) – 6億7,400万ドル
- Candy Crush Soda Saga(King Digital) – 5億1,800万ドル
- Fantasy Westward Journey(NetEase) – 4億5,100万ドル
- Colopl Rune Story(COLOPL NI Inc) – 3億5,600万ドル
- Disney Tsum Tsum(LINE Corp) – 3億2,600万ドル
- Boom Beach(Supercell) – 2億9,700万ドル
■ 2015年の世界的なデジタルゲーム市場について
- SuperDataの調査は、50ヶ国のデベロッパとパブリッシャー、決済プロバイダの詳細な売上データ、1ヶ月あたり4,800万人に達するユニークオンラインゲーマーの決済情報に基づくもの。
- 2015年における世界的なデジタルゲーム市場全体の売上げは前年比8%増となる613億ドルを記録。
- うち、デジタルコンソールゲームの販売は、依然最も規模の小さな区分ながら、前年比34%となる最も大きな成長を遂げている。
- 最も大きな販売を占める区分はモバイルカテゴリで、モバイル全体で258億ドルの売上げを記録。ただし成長率は前年比10%増となっている。
- コンソールとPC、モバイル区分がそれぞれ成長を果たす一方で、ソーシャルゲームは前年比0.8%減、サブスクリプションベースのゲームは前年比4%減となった。
- Riotの“League of Legends”が16億2,800万ドルを記録し、2015年のデジタルゲーム市場で最大の売上げを達成。このほか、“Clash of Clans”(13億4,500万ドル)と“CrossFire”(11億1,000万ドル)、“Dungeon Fighter Online”(10億520万ドル)を含む計4つの作品が売上げ10億ドルの壁を突破している。
- 一方で、最も大きな売上げを記録したパブリッシャーは“Activision Blizzard”(29億ドル)となっており、Supercell(16億4,000万ドル)とTencent(16億2,000万ドル)がこれに続いている。なお、コンソール区分の売上げTOP10において5作品をランク入りさせたEAの全体的な売上げは7億9800万ドルに留まっており、PCとモバイル区分におけるプレゼンスの低さが指摘されている。
- 前述した通り、モバイル区分が最も大きな売上げを占めているが、PC区分のトップ10タイトルを合計した売上げ(63億ドル)は、モバイル区分のトップ10タイトルを合計した売上げ(61億8,000万ドル)を超えている。
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