かつてLucasfilm Gamesで傑作アドベンチャー“マニアックマンション”を生んだロン・ギルバートとゲイリー・ウィニックが、およそ20年ぶりにタッグを組み開発を進めているSCUMM系のポイント&クリック型アドベンチャー「Thimbleweed Park」ですが、新たにロン・ギルバートが最新作のディテールやマニアックマンション、モンキーアイランドを含むLucasArts/Lucasfilm Games作品について語る興味深い解説映像が公開されました。
今回の映像は、PAX East会場に出展されたプレイアブルなデモビルドのゲームプレイとロン・ギルバート氏のインタビューを収録したもので、プレイアブルな主人公を切り替える様子や主人公の1人であるピエロの男の子パート、ディズニー傘下となったLucasArtsの旧IPと今後(に絡めたJJ作品に対する私的な見解)など、“Thimbleweed Park”の登場を巡る様々な要因や背景を提示する非常に興味深い内容となっています。
80年代の田舎町で起こった殺人事件のミステリーを扱う“Thimbleweed Park”は、1987年に発売されたLucasfilm Games(現LucasArts)の傑作“Maniac Mansion”を彷彿とさせるSCUMM系動詞ベースのポイント&クリック型アドベンチャーで、事件の舞台となった公園をはじめ、かつて栄華を誇ったホテルや州最大の枕工場といったロケーションを軸に1980年代の古びた街を探索し調査するマルチエンディングストーリーや、5人のプレイアブルキャラクターを特色とすることが報じられていました。
余談ながら、SCUMM作品を象徴するクラシックな動詞選択システムの今改めて採用することの是非について言及したロン・ギルバートは、かつて動詞選択システムにおける解決と進行に苛立たしい総当たり作品が存在し(衰退した)経緯や、アドベンチャーゲームにおいてインタラクティブなオブジェクト(あるいはピクセル)を探すゲームと化すような潜在的な問題を挙げ、この解決にはクレバーかつ意味を持つデザインが必要となることを挙げ、(Full ThrottleとGrim Fandango以降、Double Fineの傑作Broken Ageを含め、ややリニアでストーリーテリングに傾倒したLucasfilm中期以降の方向性とは異なり)サンドボックス的とも言えるMonkey Islandやマニアックマンション的なアプローチで“Thimbleweed Park”の開発にあたっていることを強調していました。
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