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先日、バルセロナでEA内部向けのお披露目が行われたBioWareの期待作「Anthem」ですが、新たに本作の技術デザインディレクターを務めるBrenon Holmes氏がRedditで様々なファンの質問に答える質疑応答を実施し、“Anthem”に関する幾つかの興味深いディテールが明らかになりました。

• ゲーム内で行動可能な高さについて：Brenon Holmes氏は、BioWareが“Anthem”の探索メカニクスにおいてプレイヤーに自由の感覚を得て欲しいと考えていることを強調。飛行には、航行距離や空中での行動に絡む多くのプログレッションやスキル要素が存在すると説明している。ジェットパックで到達可能な高さについては、上限を設けたプロトタイプを用意しテストを行っており、現行の状態では上空からの強い風で押さえつけられているように感じられるとのこと。氏は、今後改めて高さの上限を検討しなければならないと語り、これがパフォーマンスに依存する要素であることを強調している。
• コントローラーの左利き設定について：今のところ詳細は不明で、左利き向けの設定が不可能ではないものの、Brenon Holmes氏は聞いておくと前置きした上で、左利き設定が実装される可能性は（優先事項等の複合的な要因から）極めて低いだろうと説明している。
• 格闘戦能力について：Destinyの熱狂的なファンながら、Destinyには近接格闘要素が足りないと語ったユーザーの質問に答えたBrenon Holmes氏は、Anthemに近接格闘戦とこれにまつわるアビリティが存在することを挙げた上で、近接戦に関する詳細はまだ明かせないと伝えている。なお、以前にお披露目されたE3映像には、コロッサスが踏み付けを行うシーンが確認できる。
• “Anthem”のデータサイズについて：インストールサイズに関する質問に答えたBrenon Holmes氏は、最終ビルドが出来上がるまで、製品版のインストールサイズは分からないと説明。ただし、現在の実行可能な（最適化されていない）開発ビルドのサイズは200GB弱で、コンパイル前のRawコードはさらに巨大とのこと。（※ 製品版のインストールサイズが200GB近くに達するわけではない）
• 水面下の行動について：“Anthem”には、シンプルな酸素システムが存在し、水中で無限に行動することはできない。また水中における戦闘の有無も不明で、具体的な情報は今のところ提示されていない。
• PC版のコントローラー対応について：優れた実装を実現したPC版“Destiny 2”に匹敵するコントローラー対応が導入される予定。
• スーツ外での戦闘行動について：スーツを着用しない状態で戦闘可能かとの質問に答えたBrenon Holmes氏は、早い時期にこのプロトタイプを開発したと説明。ただし、ゲーム世界はかなり危険で、人間を捕食するようなクリーチャーとの戦闘が現実的ではなかっただけでなく、スーツから外部へ出て、谷へと落ちるような状況でしばしばスタックする問題が生じたとのこと。ただし、スーツ無しのプレイに興味深いアイデアが存在することも理解しており、今後何らかの形でこれを実現する可能性も残されているとのこと。