原子力潜水艦“クルスク”の沈没事故を描くドキュメンタリーアドベンチャー「KURSK」の本格的なプレイ映像が公開

2018年8月20日 9:31 by katakori
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「KURSK」

2000年8月に起きたロシア海軍の原子力潜水艦“K-141クルスク”の沈没事故を描くドキュメンタリーアドベンチャーとしてアナウンスされた新作「KURSK」ですが、2018年10月11日の発売が迫るなか、本作の開発を手掛けるポーランドのインディーデベロッパJujubeeが多数の未公開シーンを収録した本格的なゲームプレイ映像を公開しました。

主人公である諜報員がクルスクに搭乗する様子や解錠を含む幾つかのミニゲーム、クルスク内部の美しいビジュアル、爆発炎上した船内の探索、浸水したエリアの移動、ダイアログ選択など、緊張感溢れるゲームプレイが確認できる最新映像は以下からご確認ください。

未だ全容が明らかでない事故の悲劇を描く“KURSK”は、いわゆるエンターテインメント的なビデオゲームではなく、近年著しい進化を見せるビデオゲーム技術やサンドボックス手法をドキュメンタリーの新たな表現方法として採用し、事実の掘り下げを目的とする作品で、プレイヤーは西側が事故の直接的な原因ではないかと疑ったスーパーキャビテーション魚雷“シクヴァル”の情報を探るスパイとなり、クルスクの船内や潜水艦の母港だったヴィジャーエヴォ、さらにはモスクワといったロケーションを訪れるとのこと。

また、本作のローンチ後に発売される2つのDLCもアナウンスされており、アレクサンドル・ソルジェニーツィンがノーベル文学賞を獲得する契機となった“収容所群島”でも知られる1954年のケンギル強制収容所(いわゆるグラグ)における囚人暴動事件と、ある囚人の脱獄を描くスタンドアロンDLC“Kengir”に加え、第2弾の拡張として次世代デバイス向けのVR対応を予定しています。

クルスクは、史実をもとに製作された史上初のドキュメンタリー・アドベンチャーゲーム。あなたはスパイとなり、ロシアの原子力潜水艦K-141クルスクに潜入を試みる。課せられた任務は、超キャビテーションを搭載した革新的な魚雷シクヴァルの機密情報を収集すること。任務の遂行を目指すあなたは、世界を揺るがした劇的な事件を目の当たりにする。

  • 歴史の証人となれ:バレンツ海に沈む定めとなった、K-141クルスクの悪夢の航海を体験せよ。
  • 2000年の世界:モスクワからヴィジャエヴォ、オスカーII型潜水艦の緻密な細部にいたるまで、2000年の魅力的な世界を1人称視点で探検しよう。
  • 諜報員としてプレイ:重要人物と知り合うか、スパイとして捕まるかの瀬戸際を歩みながら機密情報を集めよう。
  • 決断を下せ:クルスク潜水艦のクルーと知り合い、重要な関係性を保ちながら、長期的な影響力を秘めた決断を下そう。
  • GAMES BEYOND:Jujubeeの作品に、紡がれる物語、独自のゲームプレイ、円熟のテーマ選定を大切にした新たなサブカテゴリが誕生しました。

JujubeeのCEOミハエル・ステピエンは「真実の物語を紡ぐべき時が来たと思います。映画やTVシリーズを含むエンターテインメント業界全体と競合しながら、消費者の余暇を頂戴しなければならず、読者がノンフィクションから離れつつある現代において、ゲーム制作者には大きな使命が課せられています。確かにゲームは複雑性を増し、圧倒的なAV体験を提供することで、ユーザーは仮想世界を堪能できていますが、そうしたコンテンツが人の成長に資することはあまりありません。だからこそ私たちは、ユーザーをテーマの殻に閉じ込めるゲーム世界から足を踏み出し、歴史や現実世界についての知識を広げてくれる作品を作りたいと思いました。 円熟味のある野心的なゲームを探す方であれば、どなたでもクルスクを心からお楽しみいただけるものと確信しています」と語っています。

情報元及びイメージ:Steam

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