かつてDICEのCEOを務め、昨年8月にEAを退社したPatrick Soderlund氏やFrostbiteの開発を率いたJohan “repi” Andersson氏など、DICEの中心人物達が在籍する新スタジオとして、昨年11月に設立が報じられた「Embark Studios」ですが、Nexonの出資を受け、最先端技術に基づく前例のないゲーム開発を手掛けると報じられたスタジオの動向に注目が集まるなか、本日Patrick Soderlund氏がMediumを更新し、スタジオの現状を報告。アートチームの3人が僅か3週間で作り上げたという最初の環境テスト映像を公開し、そのとんでもない完成度の高さが話題となっています。
今回のテスト映像はUnreal Engineを用いたもので、現実世界のスキャンデータとプロシージャル技術、幾つかのツールを併用し、動的な天候とライティングを備えた256平方kmもの広さを持つ環境が作られたとのこと。
なお、“Embark Studios”の第1弾タイトルは、遠い未来が舞台となるF2PのCo-opアクションゲームで、数枚の見事なコンセプトアートが公開されているほか、今後数ヶ月の内にスタジオの取り組みや挑戦に関するさらなる情報が解禁される予定となっています。
なお、スタジオは既に50人以上の開発者を雇用し、現在ストックホルムのガムラスタンに移転したほか、第1弾タイトルの開発に向けたプロトタイピングを開始しているとのこと。
余談ながら、昨年11月にスタジオの計画について言及したPatrick Soderlund氏は、現世代のゲームプレイ経験を超える将来のゲームを担う基盤として、ビッグデータや音声認識、クラウドコンピューティング、高度なAIといった技術を挙げた上で、従来のFPSやスポーツといった単一のレイヤーに基づくゲームではなく、1つの世界で農民や政治家、軍人、プロスポーツ選手になることができ、数10種の抽象レイヤーで世界のシミュレーションを行うような、開発者やプレイヤーの望む全ての行動を実現するビデオゲーム、あるいはプラットフォームそのものの構築を視野に入れた構想が存在すると伝えていました。
また、“Embark Studios”設立時のメンバーとして、EAのシニアディレクターを務めたJenny Huldschiner女史、長年DICEのアートディレクターとして活躍し、CCOやコンテンツ部門のスタジオヘッドまで務めたベテランRobert Runesson氏、DICEの技術ディレクターを務め、2016年以降はSEEDチームで研究部門のリーダーを務めたMagnus Nordin氏、そしてDICEのオーディオディレクターとしてBattlefieldシリーズの圧倒的なサウンドデザインを率い、“Battlefield 1”のクリエイティブディレクターを務めたお馴染みStefan Strandberg氏の参加が報じられていました。
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