3月下旬に待望のお披露目を果たし、リアルタイムレイトレーシング対応やMODサポート、コンポーザー等に関する幾つかの話題が報じられた期待の続編「Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2」ですが、先日Paradoxが本作の公式サイトを更新し、続編の新たなプレイアブル氏族として登場する“Thinblood”(血が薄い/薄き血)固有の能力“訓え”に関する情報を公開。さらに血族(ヴァンパイア)となったばかりの“薄き血”が自らの変化や欲望に戸惑う様子を描いたアニメーション映像が登場しています。
今回は、“薄き血”のディテールと映像に加え、初代のリードライターとデザイナーを務めたHardsuit LabsのBrian Mitsoda氏とParadoxのプロデューサーChristian Schlütter氏が今なおカルト的な人気を誇る“Vampire: The Masquerade – Bloodlines”の復活に至った経緯やHardsuit Labsの取り組み、初代がカルト化した背景(※ 初代がローンチを果たした2004年11月には、Halo 2やKillzone、Counter-Strike: Source、World of Warcraft、メタルギアソリッド3 スネークイーターが発売されたほか、なんとHalf-Life 2と同日発売だった)、最新作の開発とデザイン的なアプローチについて語るNoclipの興味深い短編ドキュメンタリー映像をまとめてご紹介します。
■ “Thinblood”について
舞台となるシアトルは、他の都市よりも多く若者達が集まり、その一部は不運にも都市のストリートで命を終える。血族にとって“Thinblood”は、ヴァンパイア化したストリートキッズのようなもので、近年その数は驚くべき速さで増加している。
都市で黙認されているにも関わらず、多くの“Thinblood”は長く生き延びることができない。彼らは自分が何者であるか、そして血族の社会的な掟をほとんど理解していないことから、既存の勢力によって確立された都市でただ生き延びるための闘いに直面しており、仮面舞踏会(※ 本シリーズの“Masquerade”とは、ヴァンパイアの存在を人間社会から隠蔽するための試みを指す)を脅かした者の多くが殺されている。
“Thinblood”が十分な尊敬を得て、勢力の重要な役割を得ることに前例がないわけではないが、主要な氏族が享受するような尊敬や社会的地位を得ることは極めてまれである。シアトルで暮らす“Thinblood”の人生は苦しく短命だが、血族の上流階級に這い上がることができる僅かな者にとって、シアトルはチャンスの街でもある。
■ “Thinblood”の訓え
- 新たに生まれた“Thinblood”達は、血の源泉から遠く離れていることから、その力は古き訓えに反する奇妙で乱雑なものとなっている。
- なお、“Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2”は現行の第5版のルールをベースとしているが、“Thinblood”については初期のエディションに相当する能力を持ちあわせている。
- CHIROPTERAN:この“Thinblood”の訓えは、ヴァンパイアと密接な関係にあるコウモリを呼び出し、移動や群れの召喚を可能にする。
- Glide(血液コスト1):最初に得られるCHIROPTERANのアクティブパワーで、ヴァンパイアの重量を大幅に軽減することで、上昇気流に乗って浮遊し、通常であれば到達できない領域に達することができる。また、空中からNPCを強襲するなど、高さを活かした上空からのアドバンテージが得られる。
- Bat Swarm(血液コスト2):2つ目のアクティブパワー、コウモリの小さな群れを対象に放ち一時的に自由を奪い、小規模なダメージを与える。
- MENTALISM:念動力によって物体を動かすことに関係する訓え。
- Pull(血液コスト0/1、対象によって異なる):最初に得られるMENTALISMのアクティブパワーで、邪魔な障害物やNPCの手に握られたナイフといった無生物を遠くから操ることができる。スロットのアップグレードによって、より遠くの物体が操作可能となる。
- Levitate(血液コスト2):2つのアクティブパワーで、NPCや物体を空中に浮遊させることができる。ラグドールのようにこれを投げつけることも可能。
- NEBULATION:霧に似た何かを召喚し、従わせることができる。
- Mist Shroud(血液コスト2):最初に得られるNEBULATIONのアクティブパワーで、霧でヴァンパイアを包み隠し、足音を消すことで、僅かに探知が困難となる。また、ヴァンパイア自身が霧に変化することで、敵に対する窒息攻撃や狭い通路を通過することも可能。
- Envelop(血液コスト3):静止した渦巻く霧を召喚し、これに触れた敵の肺を包み盲目にする。
“Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2”は、前作から数年後のシアトルを舞台に、ヴァンパイアの氏族間に生じた争いと巨大な陰謀を巡るストーリーを描く一人称視点のRPGで、テロ事件によって新たに血族となった駆け出しの吸血鬼が主人公となる都市の支配を巡る氏族間の戦いや人間性システム、複数のクラスと所属可能な氏族を含むキャラクターカスタマイズ、初代から大きく改善された戦闘システム、超自然的な能力をもたらす“訓え”(Diciplines)、多数の分岐を用意したノンリニアなストーリーといった要素を特色としており、初代のリードライターとデザイナーを務めたBrian Mitsoda氏が所属するHardsuit Labsが開発を担当することが判明しています。
ヴァンパイによるテロ事件で血族となったプレイヤー… その存在が、シアトルの血液取引をめぐる戦争に火をつける。何者かの策略により血で血を洗う派閥争いが勃発したシアトル。街を支配する信用ならない怪物たちと同盟を結び、その巨大な陰謀を暴きだせ。
■ 究極のヴァンパイアとなれ
「暗黒の世界」の住民となろう。魅力的なキャラクターに満ちた街で自分だけのヴァンパイアファンタジーを体験せよ。キャラクターのリアクションは、プレイヤーの選択によって変化する。ハイスピードな近接バトルを重視した戦闘システムでは、プレイヤー自身、そしてプレイヤーのユニークな「訓え」が強力な武器となる。プレイヤーの能力は、ゲームが進むにつれて成長する。しかし、「仮面舞踏会の掟」を破ってはならず、人間性も失ってはならない… さもなくば、相応の結末が待ち受けることだろう。
■ シアトルの闇の中心に舞い降り、ヴァンパイアのエリートとして生き延びよ
舞台はヴァンパイアにより支配されてきた街シアトル。『ワールド・オブ・ダークネス』シリーズの世界観で忠実に再現されたシアトルの街を縦横無尽に駆け巡り、獲物を狩れ。この街の設立当初から存在する旧世代の血族と、ハイテクマネーを握り新たなシアトルを築き上げる新世代の血族と出会おう。誰もが企みを抱いているこの街では、誰の側に付くのか慎重に選ぶ必要がある。
■ 信用できない相手と同盟を結べ
シアトルの血液取引をめぐって争う派閥の中から、どの勢力に付くか選択しよう。選んだ派閥によって、特性とストーリーが変化する。派閥に加われば、当然その仲間とみなされる。忘れてはならない、自らの手を汚さずにいられる者などいないのだ…
■ ストーリーを体験せよ
第1作『Bloodlines』を生み出したライター陣による『Vampire: The Masquerade® – Bloodlines™ 2』では、第1作に並ぶ意欲的なストーリーが描かれ、人気の高いキャラクターも再登場。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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