Ubisoftが「Rainbow Six Siege」のF2P化に前向きな見解、ただし実現にはスマーフィング対策が必要

2020年2月25日 23:35 by katakori
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「Rainbow Six Siege」

先日、PC Steam版が同接ピークを更新し、5年目と6年目の運用も決定した「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」ですが、新たに本作の開発を率いるディレクターLeroy Athanassoff氏がPC Gamerのインタビューに応じ、自身と開発チームの多くが“Rainbow Six Siege”のF2P化を望んでいると明言。ただし、F2P化はそれほど単純な問題ではなく、先にスマーフィングの問題に対策を講じる必要があると発言し話題となっています。

Leroy Athanassoff氏は、F2P化があくまで企業側の決定に委ねられることを前置きした上で、開発チームはいずれ本作をF2P化し、誰もがゲームにアクセスできるようにしたいと説明。ただし、F2P化は単なる価格変更よりも複雑だと述べ、F2Pタイトルとして優れた成功を収めるためには幾つかの機能が必要だと挙げ、その1つがスマーフィングの適切な解決だと説明しています。(※ スマーフィングは、低レートの新規アカウントを用いてスキルレーティングを意図的に操作する手法。かつては初心者狩りに利用するハラスメントが多かったが、現在は低レートのアカウントを併用してメインアカウントのスキルレーティングを意図的に操作する手法として利用される。つまりR6Sを現行のままF2P化するとこれがより容易となる)

また、Leroy Athanassoff氏はUbisoftのプレイヤー行動に特化したチームがスマーフィングの影響を軽減するための新たな解決作に取り組んでいると明かし、現在の課題がプレイヤースキルの迅速な把握であることを挙げています。

なお、Leroy Athanassoff氏によると、新たなスマーフィング対策は現行のMMR方式によるスキルグループの決定により多くの統計情報を用いることで、不均衡なレーティングに素早い対応を可能にするもので、例えばK/D率が4で勝率が0.2のような新規アカウントを故意に負けるスマーフィング用アカウントとして自動的に検知するようなシステムを検討しているとのこと。

こういった課題を見事クリアし、晴れて“Rainbow Six Siege”のF2P化が実現するか、今後の取り組みに大きな期待が掛かるところです。

情報元及びイメージ:PC Gamer

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