いよいよ2日後に迫る世界ローンチに先駆けて、昨晩当サイトのレビューをご紹介した期待作「サイバーパンク2077」ですが、今回のレビューに当たってCD PROJEKT REDより(140ページもある)英語版のゲームガイド資料を提供いただいたところ、本作のダイアログと脚本に関する興味深い統計情報が記されていました。
予てから、“サイバーパンク2077”のボリュームについては、前作“ウィッチャー3 ワイルドハント”のメインストーリーが余りに長すぎたことから、メインのボリュームをやや短くする一方で、サイドジョブやアクティビティは従来通りたっぷりと用意すると報じられていました。
今回のレビューにおいて、この対応が事実であることを自分の目ではっきり確認しましたが、メインストーリー以外については、掘っても掘ってもなお底が見えず、一体どの程度のコンテンツが詰め込まれているのか、全く分からなかったというのが正直なところです。
で、今回の資料に記されたドキュメントによると、本作のダイアログと脚本に用意されたワード数は59万越え。なんと“ウィッチャー3 ワイルドハント”本編のダイアログに用意された45万ワードを14万ワードも上回る事態となっています。(単純計算で3割増し……)
“サイバーパンク2077”が全体でどんな規模の作品に達しているのか、気になる方は目眩がするような統計情報をチェックして、発売前の覚悟を今一度決めておいてはいかがでしょうか。(なお、今回ご紹介する数字は、恐らくロアやアペンディックス周りの音声を持たないテキスト情報を含んでいない可能性が高いと思われます)
■ ダイアログと脚本の規模に関する統計情報
- 全てのボイスオーバーを合算すると466時間。(※ つまり、ノンストップで再生すると19日半程度でようやく聞き終わる)
- 英語版ダイアログのテキストは7万3,789行。
- 英語版のダイアログ選択に用いられるテキストは7,959行。
- スペースを除く英語版の文字数は266万1,122文字。
- 英語版のワード数は59万480ワード。
- 参考:アイン・ランドの小説「肩をすくめるアトラス」は56万1,996ワード。(※ ちなみに本作はBioShockの誕生と思想に多大な影響を与えた作品です)
- 参考:トールキンの“指輪物語”と“ホビットの冒険”が合算で57万6,459ワード。
ちょうど、ダイアログが“指輪物語”と“ホビットの冒険”の合算よりもでかいという貴重な情報があったので、手持ちの原作を確認したところ、追補編を含まない“指輪物語”全巻と“ホビットの冒険”上下巻の合算が(後書きや解説等を除いて)3,000ページを僅かに超えていました。
1ページ辺りのテキスト量が特定できないことから、厳密な比較にはなりませんが、以前にご紹介した「Red Dead Redemption 2」のメインストーリー用脚本が2,000ページ規模だったと報じられていたことをお伝えしておきます。
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