C-Engineの改善点やゲームプレイのボリュームなど、Techlandが期待作「Dying Light 2」のディテールに言及

2021年4月5日 20:57 by katakori
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「Dying Light 2」

先日、僅かな未公開フッテージを含む進捗報告映像が解禁され、Techlandが改めて2021年内の発売を明言した期待作「Dying Light 2」ですが、具体的な進捗や現在の開発体制に注目が集まるなか、新たに本作の開発を携わるレンダリングディレクターTomasz Szałkowski氏とシニア技術プログラマŁukasz Burdka氏、ゲームエンジンディレクターAndrzej Płaczek氏がWccftechのインタビューに応じ、続編のオープンワールド環境の規模やゲームプレイのボリューム、内製エンジンの技術的な改善など、幾つかの興味深いディテールを明らかにしました。

  • 内製エンジン“C-Engine”の改善について:前作は内製のChrome Engine 6を使用していたが、最新作は新たな内製エンジン“C-Engine”を採用。ほぼ全てのコアシステムを強化し、PS5/Xbox Series X|S対応に加え、レイトレーシング対応、AIシステムの拡張、新たなワールドエディタ“CityBuilder”、マルチコア活用の強化、大量のオブジェクトを扱えるコンポーネントシステム、アニメーションシステムとフェイシャルエクスプレッションの刷新、ストリーミング技術の向上といった改善を特色としている。
    • 物理エンジンはBullet Physicsを採用。
    • オーディオエンジンをWwiseに刷新し、より没入間のあるサウンドデザインが可能となったほか、インタラクティブミュージックに対応。
    • 新システムのAIにより、敵が従来よりも複雑でバリエーション豊かな行動を取るほか、新たな群衆システムとLoDシステムによって、一度にシミュレート/描画可能な感染者の数も増加している。
  • “Dying Light 2”のオープンワールド環境について:新エンジンのストリーミング技術により、マップサイズの制限が技術ではなく、豊かなゲームプレイや忘れがたいストーリー、興味深い探索で都市を埋め尽くしために必要な時間が主な要因となった。つまり、技術的な制限によるダウンサイジングはなく、続編のオープンワールド環境は初代の4倍近いサイズとなっている。また、都市は縦方向に広がっており、探索の機会が大きく増している。
  • レイトレーシング対応について:PC版“Dying Light 2”はレイトレーシングとDLSSに対応。本作のレイトレーシングは影やアンビエントオクルージョン、プレイヤーのフラッシュライトを含む光源の反射に適用される。また、可変レートシェーディングを含む“DX12 Ultimate”機能の活用についても模索している。ただし、メッシュシェーダーは“Dying Light 2”に続く次期プロジェクトの課題となる可能性が高い。
  • PS4とXbox One対応について:前作は当初予定していたPS3とXbox 360を取りやめ、PS4とXbox One世代に注力した経緯が知られているが、“Dying Light 2”については現在も当初の発表通りPS4とXbox One対応を平行して進めている。TechlandはPS4/Xbox One世代で最高品質のゲームプレイを実現できるようあらゆる努力を重ねている。
  • PS5とXbox Series X|S版について:次世代機向けにレイトレーシングを含む「クオリティモード」と60fps以上の動作を実現する「パフォーマンスモード」、「4Kモード」を搭載予定。
  • 「Dying Light 2」のゲームプレイについて:続編には、都市で発生するランダムなイベントやエンカウントが導入され、メインストーリーを補足するような多数の物語が描かれる。この要素は昨年後半に導入が開始され、ゲーム世界に活気を与えたとのこと。また、ストーリーに基づく選択と結果に加え、続編にはプレイヤーの行動や選択が都市そのものに変化をもたらす新システム“City Alignment”が導入される。(参考:“City Alignment”要素については、2019年8月に公開されたデモにて、プレイヤーの選択で巨大なダムの水が排水され、湖底に探索可能な新区画が姿を現すオープンワールド環境そのものの大規模な変化が描かれていた。映像は以下に再掲。)
    • NPCがプレイヤーに同行する機会はあるが、コンパニオンシステムは導入されない。ただし、Techlandはコンパニオンのアイデアを気に入っているため、全く未定ながら今後のDLCを通じて実装される可能性が僅かに存在している。
  • 本編のボリュームについて:メインストーリーを急いでクリアした場合のボリュームはおよそ20時間程度。全てを見て回るには、その2~3倍の時間が必要となる。Techlandによると、冒頭のエリアを隅々まで探索するだけでも7~8時間は必要とのこと。
参考:“City Alignment”システムの一端が確認できる2019年のプレイ映像

「Dying Light 2」の概要

人類がウイスルの手に落ちてから15年。

暗黒の時代を生きる人類最後の大規模居住地は、ウイルスの蔓延する過酷な世界の中にある。日中には無法者やその集団、飢えた生存者たちがスクラップや、必要とあれば暴力を奮ってでもそれを奪える相手を求めて徘徊する。夜には感染者たちが仄暗い住処から這い出て、生きた獲物を求めさまよい始める。

プレイヤーはウイルスに侵された生存者エイデン・カルドウェルとしてこの世界に飛び込むこととなる。彼の持つ並外れた素早さと強力な戦闘スキルはこの危険に満ちた世界で大きな力となるだろう。誰にもできないことを実現できるかもしれない。誰もが入れない場所に踏み込め。類まれな能力を持つあなたは、この腐りゆく都市を変える存在だ。

この街の命運はその手に握られている。

自らの選択が世界を変える

崩壊寸前の社会の運命を決める時には、困難な決断を迫られ大きな犠牲を求められる。あなたの選択はすべての街に多大な影響をもたらし、次第に新たな土地やエリアが開放されていく。

並外れた敏捷性と残忍な戦闘能力

非力な存在から強大な力を得るまでの旅で、あなたはかつないほどの自由度で街を駆け抜け、シームレスに繋がった一人称視点での残酷な戦いを体感できる。

暗黒の時代

資源やエネルギーの供給もままならない絶望に満ちた街。信じられる組織は腐敗しきっている。人類は再び暗黒の時代に突入したのだ。文明は滅びたものの、その遺産は未だそこにある。ここは暴力はびこる原始的で過酷な世界…そこに住む住人たちも例外ではない。

進化した感染症

感染症は進化し、紫外線により敏感になった。人類は安全な太陽の元で生活し、感染者たちは建物の影に潜んでいる。夜には感染者たちが獲物を求めて徘徊し、日中は入れなかった場所も探索できるようになる。

2~4人用協力プレイ

最大4人の協力プレイが可能なキャンペーンに飛び込もう。自分でゲームを作成、または他のプレイヤーのゲームに参加して、自分とは違う選択がもたらした結果や世界の違いを目の当たりにしよう。

情報元及びイメージ:Wccftech

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