先日、Kraftonからの独立が報じられたバトルロイヤルジャンルの父Brendan “PlayerUnknown” Greene氏率いるアムステルダムの“PLAYERUNKNOWN Productions”ですが、来る新プロジェクトのお披露目に大きな期待が掛かるなか、先ほどBrendan Greene氏が自身のTwitterでメッセージ映像を公開。独立後も引き続き「prologue」の開発を継続するほか、“prologue”の役割や一部ディテール、今後の計画等に関する興味深い取り組みが明らかになりました。
— PLAYERUNKNOWN (@PLAYERUNKNOWN) September 3, 2021
Brendan Greene氏は、以前から掲げていた何千人ものプレイヤーが交流し、探索する数百平方km規模のオープンワールドサンドボックス環境を作り上げたいと語っており、ビデオゲームを作ることよりも、むしろ世界を作ることが自分の夢だったと説明。
一方で、この夢を実現するには問題があるとして、巨大な空間をコンテンツやアセット、ゲームメカニクス、ロケーション等で効率的に埋め尽くす方法がないという課題を提示。時間と労力の問題から人間の手では作り得ない巨大な世界を実現するには、機械の協力が不可欠であり、大規模かつリアルなオープンワールドの作成に人工知能を利用することを明言しています。
Todd Howard氏の言葉“See that mountain? You can climb it.”を引用したBrendan Greene氏は、これを実現するために必要な技術の開発を進めており、この成果が“prologue”と呼ばれる技術デモだと打ち明け、以下のようなディテールを明らかにしました。
■ “prologue”のディテール
- “prologue”は、広大なオープンワールド世界を構築すべく“PLAYERUNKNOWN Productions”が開発した独自技術を早期に紹介するための技術デモとなる。
- “prologue”は、ランタイム生成(用いられている技術の詳細は不明だが、一先ずスタティックなプロシージャル生成世界ではないことを指していると思われる)された荒野を探索し、道具を見つけ、リソースを収集し、厳しい天候を生き抜くサバイバルがプレイできる。また、“prologue”にはフレンドリーなガイドや目的への経路は用意されず、単に世界だけが存在する。
- “prologue”はPay What You Wantモデルを採用。プレイヤーは“prologue”を気に入れば任意の金額を支払うことでチームを支援できる。
なお、Brendan Greene氏によると明日VentureBeatで氏の独占インタビューが公開されるとのこと。
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