今年8月、“Blizzard Entertainment”に対するカリフォルニア州公正雇用住宅局による提訴を経て、“Bill Cosby Suite”のメンバーだったJesse McCree氏(※ オーバーウォッチに登場するマクリーの名前の由来となった人物、当時は“ディアブロ IV”のリードレベルデザイナー)とJohnathan LeCraft氏と共に当時のゲームディレクターLuis Barriga氏が文字通り追われるようにスタジオを去る事態となっていた「ディアブロ IV」ですが、プロジェクトの中核を担ったリード陣の退社に伴う開発体制の動向に注目が集まるなか、昨日Blizzardが2021年10月分の四半期アップデートを公開し、最新作の開発当初からデザインリードを務めてきたベテランJoe Shely氏が後任のゲームディレクターに就任したことが明らかになりました。(※ Joe Shely氏は“Diablo III”のシニアゲームディレクターを務めた人物としても知られる)
なお、前任のゲームディレクターLuis Barriga氏がBlizzardを突然退社した件について、当初からパワハラ訴訟との直接的な関連は不明でしたが、当時のBlizzardは問題の当事者であったことが判明しているJesse McCree氏とJohnathan LeCraft氏と同じく、Luis Barriga氏を含む3人について“もはやスタジオに在籍していない”と簡単なコメントを行っただけで、氏の開発者プロフィールやイメージも早々にWebサイトから削除する事態となっていたことから、パワハラ/性的暴行訴訟に絡む問題で解雇されたものと見られていました。
後任となったJoe Shely氏は、就任の挨拶において、訴訟に対する直接的な言及を避けた上で、氏を含む開発チームが一連の問題を振り返っていること、6月の四半期アップデートから多くの変化があったことを挙げ、Blizzardが本来目指す価値を実現するための取り組みと共に“ディアブロ IV”の開発を継続していくと説明。この数年間、“ディアブロ IV”に対する素晴らしい情熱を持つ堅強なチームを作り上げてきたと語った氏は、多くのことが変わってしまったとはいえ、ゲームに対するチームの忠実さは今もなお揺るぎないと強調しています。
なお、最新の四半期アップデートは、“ディアブロ IV”のサウンドデザインにスポットを当て、驚くほどリアルなサウンドスケープやサウンドエフェクトのメイキングに関する情報が大量の映像と共にまとめられていますので、気になる方はヘッドホンを用意して最新のサウンドをチェックしておいてはいかがでしょうか。
Joe Shely氏によると、次回の四半期アップデートは、いよいよエンドゲームのシステムやビジュアルエフェクトに関する情報が解禁されるとのこと。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。