本日Valveが、ローグライクやローグライト、ソウルライク、メトロイドヴァニアなタイトルを対象とするSteamセール「ローグ:不屈の祭典」の開幕をアナウンスし、本日から2022年5月9日まで多彩な傑作タイトルが安価に購入可能となっています。
“ローグ:不屈の祭典”セールは、先日製品版1.0のローンチを果たしたCellar Door Gamesの新作ローグライトアクション「Rogue Legacy 2」やアーサー王伝説のその後を描くダークファンタジーストラテジー「King Arthur: Knight’s Tale」、Team Cherryの傑作メトロイドヴァニア「Hollow Knight」、Motion Twinのローグヴァニア「Dead Cells」、Mega Crit Gamesのローグライクなデッキ構築RPG「Slay the Spire」、Titan Soulsを生んだAcid Nerveのダークファンタジーアクション「Death’s Door」、魔王の救出に向かうちびっこ骸骨の冒険を描く「Skul: The Hero Slayer」といった膨大な数の傑作や新作を対象としています。
また、Steamページにて、ローグライクやローグライト、ソウルライク、メトロイドヴァニアといった非常に紛らわしいジャンルの概要をわかりやすくまとめた、“ローグ:紛らわしい(サブ)ジャンル早わかりガイド”が公開されています。
ローグ:紛らわしい(サブ)ジャンル早わかりガイド
ローグライク、ローグライト、およびその周辺ジャンルの歴史の概略
Steamで5月2日から9日(PT)まで開催される「ローグ:不屈の祭典」 では、Steamで現在リリース済み、および近日登場予定のローグライクゲームの割引を実施します。 ローグイベントの公式ページをチェックしてください。
ローグライク? それとも、ローグライト? メトロイドヴァニアやソウルライクといった他のサブジャンルとの関係は? これらの分類は紛らわしいですよね。よくわかります。 (この記事を書くために準備した内部メモを皆さんにお見せしたいくらいです。)
ほとんどすべてに共通しているのは、ある程度のRPG要素と、パーマデス(またはほぼ永久的な死亡)を特徴としている点です。 また、これらは真のサブジャンルなのか、それとも各テーマに共通した一連のメカニクスがあるだけなのか、という共通の議論もあります。 正直なところ、その判断は皆さんにお任せしたいと思います。 これらはすべて、1つのイベントにまとめられるだけの十分なDNAを共有する、非常に楽しいゲームであると私たちは考えています。 そこで、念のため簡単なガイドを用意しました。
まずは、このジャンルの由来から始めましょう。
ローグ(実在するゲームのタイトル『Rogue』と同名)
1980年、ビデオゲーム『Rogue』が発売されました。 『Rogue』は、ファンタジーとロールプレイングゲーム(RPG)の要素に、ランダムに生成されるマップとパーマデス(なんとこのゲームでは、中断した場所からの復活不能! )を組み合わせたゲームで、プレイヤーは、次第に難しくなるランダム生成レベルやオブジェクトが立ちはだかるダンジョンを這いまわる(クロウルする)ことになります。
ローグライク
『Rogue』のプロシージャルコンテンツやその他の要素の影響を受けた数多くの後続ゲームは、ローグライクに分類されます。 ローグライクゲームの特徴は、『Rogue』と同じく複雑でランダムなマップとパーマデスにあります。また、それ以外にもあるローグライクの一般的な定義については、以下で概説します。
ローグライクのプロシージャルおよびデザインの側面は、元の『Rogue』を模倣していますが、いくつかのテーマに分類することができます。 閲覧時に「アクションローグライク」のような用語が出てくるのはそのためです。
ローグライト
しかし、時が経つにつれ、ローグライクゲームの中には、こうした感覚を踏襲しないものが出てきました。 ローグライクの要素を緩く取り込み、死亡もそれほど永続的(パーマデス)ではないのがローグライトです。例えば、獲得したポイント、アップグレード、アイテムなどは、死んでもそのままキープできます。
現在のローグライク VS ローグライト
最近のゲームは、厳密にはローグライトであるものが多くなってきていますが、包括的な用語としてはローグライクが多く使われているのが現状です。 このため、ローグライクの厳密な定義が取り決められました(その後も熱い議論が続いていますが)。
2008年の国際ローグライク開発会議(International Roguelike Development Conference)に参加した開発者によって提示された「ベルリン解釈」と呼ばれる厳格な設計パラメーターがこちらです:
- ランダムマップ生成
- パーマデス
- ターン制コンバット
- グリッド移動
- 複数の攻略法が可能な複雑さ
- 非モーダル(すべてのアクションがいつでも実行可能)
- 資源管理
- ハックアンドスラッシュコンバット
しかし、このようなオープンなジャンルのゲームには、こうした狭い定義は不要だとする批評家も存在します。 (ネット上にはいろんな意見の人がいます!) 繰り返しになりますが、私たちは一番のお気に入りを選ぼうとしているのではありません。 私たちはすべてを平等に愛しています。
ソウルライクは?
ローグライクの由来が『Rogue』というゲームであるのと同様に、ソウルライクにも『Demon’s Souls』という起源となるゲーム(シリーズ)があります。 2009年の『Demon’s Souls』リリース後には、『Dark Souls』シリーズがリリースされます。 このアクションロールプレイングゲーム(アクションRPG)シリーズは、ローグゲームと同様、難易度が高いことで知られています。 このような感性を受け継ぐゲームは、ダークな中世ファンタジーの世界を舞台にしていることが多いのも特徴です。 何度も死に、やり直ししなければならないのは事実ですが、プレイヤーは永続的に能力を向上させることができ、その能力は次のライフに引き継がれます。 繰り返しプレイするたびに、プレイヤーのスキルレベルが上がります。
…メトロイドヴァニアは?
これらのゲームは、1つではなく2つのゲームシリーズに端を発しています。 『メトロイド』(第一作は1986年発売)と『悪魔城ドラキュラ』(同じく1986年発売)です。 アクションプラットフォームにルーツを持つメトロイドヴァニアに分類されるゲームには、ノンリニアゲームプレイ、SF、段階的なゲーム進行など、両方のシリーズの要素が含まれています。 上述の他ジャンルとは異なり、メトロイドヴァニアでは継続的なゲームプレイに重点が置かれ、死ぬと振り出しに戻るパーマデスではありません。
注:「ローグヴァニア」という言葉も見かけますが、これは(『メトロイド』は含まず)『悪魔城ドラキュラ』のみの流れを汲むローグライクゲームを指します。 気が抜けませんね!
これらすべての共通点は?
どのゲームもRPGのファンタジーやアクションの要素が根底にあり、不屈の精神が成功へとつながります。 5月2日~9日にSteamで開催される「ローグ:不屈の祭典」では これらのゲームが主役です!
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