「Ultima」や「バイオハザード」を含む5タイトルが“The Strong”博物館の新たな“ビデオゲームの殿堂”に選出

2024年5月10日 10:16 by katakori
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「The Strong」

昨年、“Barbie Fashion Designer”や“The Last of Us”を含む4作品が殿堂入りを果たし、今年3月に本年度分のノミネート作品がアナウンスされたニューヨーク「The Strong」博物館(The Strong National Museum of Play)の“World Video Game Hall of Fame”(ビデオゲームの殿堂)ですが、昨晩予定通り第10回の殿堂入り作品を発表する授賞式が実施され、「Asteroids」と「Myst」、「バイオハザード」、「SimCity」、「Ultima」が見事“ビデオゲームの殿堂”入りを果たしたことが明らかになりました。

また、殿堂入り作品の決定に併せて、The Strongが各タイトルの歴史的な背景や功績を紹介する解説映像を公開しています。

■ 2024年(第10回)の“ビデオゲームの殿堂”作品

  • Asteroids(1978)
  • Myst(1993)
  • バイオハザード(1996)
  • SimCity(1989)
  • Ultima(1981)
TaitoとMidwayがAtariをコイン式ビデオゲームの王座から追い落とした「Asteroids」(1978)
プレイヤーが3文字のアルファベットでハイスコアリストに名前を追加できる機能を実装した最初のタイトル
「バイオハザード」(1996)は現代的な“サバイバルホラー”ジャンルを確立した最初のタイトルの一つ
成熟したテーマと物語を備えた成人向け作品のオーディエンスを開拓し、10億ドル規模の国際的なメディアIPに成長した
ゲーム的な勝敗ではなく、マップ作成の楽しさや都市計画に対する関心を原動力とした「SimCity」(1989)
その後のシリーズやCities: Skylinesを含む数多の都市開発シムだけでなく、ストラテジージャンル全体にも多大な影響を与えた
多くのゲームがアクションを重視していた90年代初頭に、ゆったりとした瞑想的なアプローチや美しいビジュアルで
世界の探索に深い没入感をもたらした「Myst」(1993)、戦闘を排しあらゆる年齢と性別に向けビデオゲームの訴求を果たした
指輪物語とD&Dにインスパイアされ誕生し、コンピュータRPGジャンルを確立した歴史的な作品の一つ「Ultima」(1981)
複数のジャンルと視点を融合させ、地下迷宮から地表、宇宙、歴史を超えて巨大な世界を再現する革新的なゲームを構築した

過去の殿堂入り作品

■ 2023年(第9回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品

  • Barbie Fashion Designer
  • Computer Space
  • The Last of Us
  • Wii Sports

■ 2022年(第8回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品

  • ミズ・パックマン
  • ダンスダンスレボリューション
  • ゼルダの伝説 時のオカリナ
  • WSid Meier’s Civilization

■ 2021年(第7回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品

  • どうぶつの森
  • Microsoft Flight Simulator
  • StarCraft
  • Where in the World is Carmen Sandiego?

■ 2020年(第6回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品

  • Centipede
  • Minecraft
  • Bejeweled
  • King’s Quest

■ 2019年(第5回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品

  • Colossal Cave Adventure
  • Microsoft Solitaire
  • Mortal Kombat
  • スーパーマリオカート

■ 2018年(第4回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品

  • Spacewar!
  • Tomb Raider
  • ファイナルファンタジーVII
  • John Madden Football

■ 2017年(第3回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品

  • ポケットモンスター 赤・緑
  • ストリートファイターII
  • ドンキーコング
  • Halo: Combat Evolved

■ 2016年(第2回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品

  • Grand Theft Auto III
  • ゼルダの伝説
  • The Oregon Trail
  • The Sims
  • ソニック・ザ・ヘッジホッグ
  • スペースインベーダー

■ 2015年(第1回)の“ビデオゲームの殿堂”入り作品

  • Doom
  • Pac-Man
  • Pong
  • スーパーマリオブラザーズ
  • テトリス
  • World of Warcraft

■ ビデオゲームの殿堂“World Video Game Hall of Fame”の審査規準

  • Iconic:広く認められ、忘れがたい“象徴”的な作品であること。
  • Longevity:一時の流行を越えて残る“長寿”作品であること。
  • Geographical Reach:前述した2つの条件を備え、かつ“国境を越えて”広く認知された作品であること。
  • Influence:デザインや開発が他のゲームやエンタテインメント、社会、大衆文化に深い“影響”を及ぼした作品であること。
情報元及びイメージ:Polygon, The Strong

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