2023年12月の正式アナウンスと圧倒的な第1弾トレーラーのお披露目を経て、昨年5月に発売時期が2025年秋に決定した一方で、続報が長らく途絶えている人気シリーズ最新作「Grand Theft Auto VI」ですが、今秋の発売に向けた進捗や(多くのパブリッシャーやデベロッパが競合を避けるべく戦々恐々と身構える)発売日を含む続報が待たれるなか、新たにパブリッシャーTake-Two InteractiveのCEO Strauss Zelnick氏がBloombergのインタビューに応じ、「Grand Theft Auto VI」の発売日が依然としてアナウンスされない背景や、GTAシリーズならではのマーケティング手法について言及し話題となっています。
これは、コンソールとモバイルビジネスにおけるマーケティング手法の違いやAAAブロックバスターのビデオゲーム開発、ビデオゲームのクリエイティブなど、多岐にわたるトピックの中で、Strauss Zelnick氏が「Grand Theft Auto VI」の発売日に関する質問に応じたもので、かつて20世紀フォックスの社長だった経歴を持つStrauss Zelnick氏は、「Grand Theft Auto VI」に対する期待感が映画やドラマを含む全てのエンターテインメント作品の中でも類がない、最大のものだと分析した上で、この期待感と興奮を維持することが目的だと明らかにしました。
あらゆるエンターテインメントビジネスに携わってきたと語る氏は、この維持を成功させるためには、(何年も先の発売スケジュールを公表するのではなく)発売日に比較的近い時期にマーケティング用の続報を提供し、これによってさらなる興奮を生み出すと同時に、満たされない期待感と興奮のバランスを取ることが優れた方法であることを見いだしたと説明。常に完璧にできるわけではないものの、これこそがTake-Twoのやろうとしていることだと説明しています。
余談ながら、「Grand Theft Auto VI」のような超大作のマーケティング手法について語ったStrauss Zelnick氏は、大作ビデオゲームのマーケティングは映画のそれと大きく代わらないだろうと述べ、テレビや屋外の活用することで、消費者に対するより直接的な訴求を重視していると強調。Take-Two Interactiveはスーパーボウルに広告費を使わないが、皆は屋外(街中)の広告でTake-Twoの大作を見かけることになるだろうと述べ、屋外広告の効果を最大化すべく、ブランドマーケティングとパフォーマンスマーケティングを組み合わせていると説明。加えて、Take-Two Interactiveには億単位の消費者データーベースが存在しており、世界中の個人情報保護規制を厳格に遵守しながら、消費者に直接連絡を取り、確度の高いレコメンドを行うなど、こちらも消費者に直接訴求する手法を重視している旨を明らかにしています。
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