2012年8月にGears of WarシリーズをCliffy Bと共に率いたRod Fergusson氏がEpicを退社した僅か3日後にPeople Can Fly(現Epic Games Poland)を去ったスタジオの中心人物Adrian Chmielarz氏とAndrzej Poznanski氏、Michal Kosieradzki氏の3人が新スタジオ“The Astronauts”を設立し、開発を進めている期待作“The Vanishing of Ethan Carter”に関する情報を以前から継続的にご紹介していますが、先日ポーランドのクラクフで開催されたDigital Dragonsカンファレンス会場でAdrian Chmielarz氏がEurogamerのインタビューに応じ、これまでほとんど語られることがなかったPeople Can Fly時代のキャンセルタイトル「Come Midnight」のディテールやキャンセルの経緯について言及。素敵な未発表アートワークも大量に公開されました。
既に“The Vanishing of Ethan Carter”の前身であることが知られる「Come Midnight」は、1940年代を舞台とする超自然現象をテーマに扱う探偵スリラーもので、THQがパブリッシャーを務めるPS3とXbox 360向けの新作としてBespoke社のゲームエンジン採用し、2007年にリリース予定だったものの、突然THQがヨーロッパから撤退し再編成を決めたことから、キャンセルの連絡もなく、確認の電話にも応じず、メールにすら返事をよこさない状況で一切の連絡が絶たれたままプロジェクトは潰えたとのこと。
また、Adrian Chmielarz氏は“Come Midnight”がノワール的な要素とサバイバルホラー、アドベンチャー、スリラー、ラブストーリーをミックスした非常に紹介が難しいタイトルだったと語り、ある意味で“L.A. Noire”と“Uncharted”が出会ったような作品だったと説明。主人公の私立探偵が死者が生きていた最後の30秒を見ることが出来る特殊な能力を持っていたことを含め、来る“The Vanishing of Ethan Carter”に繋がるアイデアが当時から存在していたことを明らかにしました。
THQの一方的なプロジェクトの破棄によって、経済的な危機に瀕したPeople Can Flyは新たなチャンスを求めてEpicにアプローチし、結果的にBulletstormを手掛けることで現在のEpic Games Polandに至る機会が生じるわけですが、“Come Midnight”自体はEpicに高く評価されたものの、Epicのタイトルとして異質すぎることから最終的に日の目を見ることはなかったとのこと。
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