Bethesdaフォーラムで行われたObsidianのJosh Sawyer氏のQ&Aセッションからシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」の新情報が多く明らかになりました。また、新クリーチャーのデザインが登場したり、PC版のDRMにSteam Worksが採用される事なども判明。という事で、今回は新情報をまとめてお届けします。
- Fallout: New Vegasのレベルキャップは30
- エイム動作などコア部分の戦闘アニメーションが改善
- 同様にクリーチャーのアニメーションも変更(例:スーパーミュータントのアイドル状態・歩行・走る動作などが新しい物に)
- 初期のスクリーンショットに登場したスーパーミュータントとNightkinのモデルは仮の物で、テクスチャー作成やモデリング、アニメーション付けが改めて行われ、Fallout 1と2の登場時の物に見える様改修
- コンパニオンはFallout 3と同じ様に扱われ、1人の人間型コンパニオンに加え、非人間型の枠が1つ、Sawyer氏はMojave Wasteland(今作の舞台)にはイヌが沢山いる事を示唆
- Cazadorと呼ばれる新しいクリーチャーが登場、致命的な毒を有す。コンセプトアートは下記に掲載
- Perkが2レベル毎に1つ得られる様変更されているが、今後変更の可能性有り
- 弾丸にはベースになる物に加え、サブタイプとして殺傷力の高いホローポイント弾、徹甲弾といったバリエーションが存在する
- .22には徹甲弾が存在しない
- 20ゲージと12ゲージ(ゲージは口径を指す)の散弾にはスラッグ弾が登場
- いくつかの弾丸はワークベンチにてハンドロード(手詰め)が可能、これにより.308のソフトポイント弾などが作成可能
- Energy WeaponsとExplosivesにもサブタイプの異なるタイプの弾薬が登場
- あるEnergy弾薬にはオーバーチャージが存在し、或いはバリアントとしてバルクものが存在する、これにより高価で破壊力の増加する弾薬や安いがパワーが落ちる弾薬が存在する事になる
- 25mmグレネードには破壊力の高いバリアント、40mmグレネードには発火性の物が登場する
さらにPC版のFallout: New VegasではDRMにSteamworksが利用される事がプロデューサーを務めるJason Bergman氏により明らかにされました。Steamworksの採用によりフレンドリストや実績、クラウドストレージの利用が可能になり、パッケージで購入した場合でもSteamの使用が必須とされます。
Steamへの登録にはCDキーと共にネット接続が必要になりますが、以降のプレイ起動時にはDVDメディアが必要なくなります。
またPC版では多くのプレイヤーが気になる”Mod”の扱いについても明言されており、今作でも開発から配布までこれまでと全く変わらずに行える事が明言されています。
海外情報紙の特集やインタビューなどから様々なゲームの概要や変更された箇所などが明らかになってきたObsidian開発によるシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」ですが、とうとうプレイ映像が納められた動画が公開され、前作から新しく生まれ変わった箇所が目で確かめられる事となりました。
映像では喋るミュータント……にPip-BoyのUI、SPECIALの決定を行う新しいデバイス、どうやら複数のバリエーションが存在しているらしきミュータント、そして新武器から射出される未見のエフェクトが発生する弾薬、これは……核?!さらには軌道衛星からのHelios Oneによるレーザー照射の様子など、今作の新要素がたっぷりと納められています。これはE3の出展がますます楽しみ!です。
開催が目前に迫った今年のE3、Bethesdaは”Blink”や”Rage”といったタイトルに加えてシリーズ最新作である「Fallout: New Vegas」をプレイアブルの状態で出典する事が明らかになっています。そんな本作のディレクターを務めるJosh Sawyer氏がXbox360Achievementsのインタビューに答え、様々な新情報が明らかになりました。
ゲームエンジンの拡張や、新要素の武器カスタマイズに登場するMod群、ストーリーに大きく関連するとされるキャンセル済みの”Van Buren“との関係など気になる情報が満載の内容となっています。
- Fallout 3のワシントンD.C.は暗く淀んだ廃墟だらけ世界だったが、New Vegasでは前作に比べ”青い空”や砂漠、ユッカやTumbleweed(砂漠を転がる草)といった植物等、多くの象徴的な”良い”要素が描かれている
その理由としてSawyer氏は現実世界のラスベガスとワシントンD.C.が相反する意味合いを持つ都市である事を挙げ、多くの場合ワシントンD.C.が従来のアメリカの美徳と未だ若いその歴史について想起させる一方で、ラスベガスはアメリカの悪行を訴える都市であり、ランドマークを破壊し、数年おきに新しい建築物を立て直し、絶えず自分自身を再開発していると語っている- 前作とのクロスオーバーはあちこちで小さなポイントが用意されているが、New Vegasはそれ自身の物語を持っている
- エンジン部分に大きな変化は無いが、新しくエミッション(発光)が含まれるマテリアルシェーダーが追加されている
- 遠景の建築物やエフェクトを効率良く描写する為に”imposter”と呼ばれるシステムが実装された(代替えの書き割りが用意されるような技術か?)これにより遠景からのカジノの光なども表現される
- 新しい評判システムには特典を得られる要素もあるが、複数の団体の評判がミックスされる為にペナルティーも発生する
- 多くの武器Modが登場する。ピストルの拡張マガジン、サブマシンガンのドラムマガジン、レバーアクションライフルの装填アクションのスピードアップ、サイレンサー、サプレッサー等
- 武器Modはエネルギー武器と爆発武器にも用意、レーザーライフル用の光学照準器(ダメージアップの効果あり)、Fat Manの重量を減らす”Little Boy”等
- SPECIALシステムが変更され、よりステータス値が意味を持つ様になった
- 武器の使用にStrength値が要求される
- Strength値により火器はAimのぶれ変化があり、近接武器と素手は攻撃スピードに影響を受ける
- Strength値によりグレネードの投擲距離が変化する
- Charisma値は”Nerve”と呼ばれるサブセットの数値をもっており、コンパニオンの戦闘ボーナスに影響する
- 広範囲なクラフトシステムを実装、キャンプファイヤーで生肉をステーキに料理したり、カスタムされた弾薬の作成などが可能
- Van BurenのアイデアをいくつかNew Vegasに採用、ニューカリフォルニア共和国やCaesar’s Legion、Caesar’s Legion、Crimson Caravan、Followers of the Apocalypse等が登場している
Obsidianが現在開発を進めている「Fallout: New Vegas」、最近の海外情報紙での特集記事などからは様々な新要素や変更点が明らかになりつつあります。そんな中明らかになったBig GunスキルがSmall Gunに統合されるとの情報について、Obsidianのプロジェクトリードを務めるJ.E. Sawyer氏が公式フォーラムにその詳細をポストしました。
初代から武器スキルとしてSmall GunsとBig Guns、Energy Weaponsを有していたFalloutシリーズですが、それぞれのカテゴリに含まれる武器の種類も次第に増え、Fallout 3ではBig Gunsカテゴリにfat manとrock-it launcher、そしてgatling laserが追加されています。
Sawyer氏はオンライン上のコミュニティなどのフィードバックからプレイヤーが武器のカテゴリ分けが不明瞭である事を知ったそうで、Big Gunスキルの整理に踏み切る事となった様です。ただ、これまでのBig Gun武器をそのまま何かに統合する事はより混乱を招く事になると判断したSawyer氏は武器のカテゴリー分類について以下のようなシンプルなパターンを用意しました。
・爆発する物は”Explosive”
・エネルギーセルやエネルギー弾を使用する物は”Energy Weapon”
・従来の弾丸を使用する物は”Gun”
Big Gun武器はこれを元に正しく分割される事になり、Small Gunに統合される訳ではないと記しています。さらにそれぞれの武器には使用するためのSTR要求値が設定され、以前よりもスキル値とステータス値が重要になると述べられています。氏によると高いGunスキルと高STRを持つキャラクターは比較的長い射程距離でも有効に働き、低スキルで低STRではより集弾率が悪くなる事が明らかにされています。これにより、ほぼ趣味スキルと化していたBig Gun武器達がより有効に活用される事になる様です。
さらに氏は別のスレッドに具体的な武器の再分類の例として火炎放射器のflamerが”Energy Weapon”に分類される事を投稿しています。どうやら弾薬として燃料を使用する武器はエネルギー武器と見なされる事になった様です。
Sawyer氏はさらに今作で登場する強烈なスーパーミュータントTabithaちゃんについても言及、ミュータント化する以前のTabithaが人間の女性であった事を明かし、今も自分を女性と認識していると発言しています。Sawyer氏は彼女の説明に”女装”と記される事が正確では無いと述べ、Tabithaが個人的な問題を抱えているものの、それは性同一性に絡む物では無いことを明記しています。
Obsidianが開発を進めている「Fallout: New Vegas」、本作ではFallout 3以上のセールスを実現したいとの目標も明かされているBethesdaの本気タイトルの1つですが、先日ロシアの情報紙で特集が組まれいくつかの新しい情報が明らかになりました。さらに新しく登場する外装のデザインも登場しています。
今作ではStimpakの回復が瞬間で行われなくなり、回復に関する手段が前作よりも重要になりますが、前作通り飲食での回復も行われる事になります。特集記事からは、飲食による回復量を決めるスキル”Survival”が登場する事が明らかなり、同スキルを得る事によりキャンプファイヤーで料理を作る事が可能になる事が明らかにされています。
また、今作で復活する事となった敵モンスターのGeckoはいくつかバリエーションがあるのか、通常のGeckoがペンギンのように走り、非常に弱い生き物である事が記されています。
さらに、これまでスクリーンショット等で登場していた恐竜の像の側に、Falloutの1と2に登場し、かつてBlack Isle Studiosが開発進めていたものの2003年にキャンセルされたvan Burenでも大きく取り上げられる予定だったFallout世界で最も巨大なエネルギー企業のポセイドン・エネルギー社の看板が立っている事が発見されました。
ポセイドン・エネルギー社はエンクレイブの上部組織とも言える物で、米国政府と裏で癒着したポセイドン・エネルギー社の子会社でロビー活動を展開していた組織が後のエンクレイブとなっていきます。また、ポセイドンで研究されていた技術がエンクレイブ達に引き継がれている事が知られています。
2242年にカリフォルニアに本部を移したポセイドン・エネルギー社はFallout: New Vegasに登場するソーラープラント”Helios One”を建造しており、Vegasエリアへのエネルギー供給やソーラーウエポンの”Archimedes II”もどうやら彼らが運用している様です。
先ほどBethesdaの公式Blogがシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」のボックスアートを公開しました。パッケージは非常にシンプル且つストイックで、New California Rangersの兵士がピストルを構えるデザインになっています。
先日は超豪華な限定版もアナウンスされたFallout: New Vegas、Bethesdaは前作Fallout 3以上のセールスを達成するとも明かしており、Falloutシリーズのさらなる拡大にファンの期待は高まる一方です。
BethesdaによりリブートされたFalloutシリーズが、再び本家の開発者達によってスピンアウトタイトルが作られるという正史ファンには落涙の原点回帰となったFallout: New Vegas、リリースが今から楽しみです!
昨晩Bethesda Softworksがシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」のコレクターズエディションの発売を明らかにしました。また販売サイトGameStopに価格が掲載されており、PC版が69.99ドル、PS3版とXbox 360版は共に79.99ドルとなっています。なおリリース日に関する詳細発表はなされていません。限定版の内容については以下のようになっています。
さらに特典に用意されたトランプセットの説明から、本作に登場するカジノでプレイ可能なカードゲームにObsidianが独自に考案した”キャラバン”と呼ばれるゲームが存在する事が明らかになっています。
- Lucky 7ポーカーチップ
ゲーム内に登場する主なカジノで使用されているポーカーチップ7枚- フルカスタマイズされたFallout: New Vegasのトランプセット
Fallout: New Vegasに登場するキャラクターと党派を描き込んだトランプ
※アナウンスにはこれを使ってポーカーやブラックジャック、キャラバン(ObsidianがNew Vegasの為に新しく考案したトランプゲーム)を楽しんでね!との記載有り- Lucky 38カジノのプラチナチップ
- グラフィックノベル”All Roads”のハードカバー
“All Roads”はFallout: New Vegasへと繋がる幾つかのイベントやキャラクターについて書かれた物で、本作のクリエイティブディレクターを務めたChris Avellone氏がライティング、グラフィックは300やシン・シティ、ヘルボーイ、そしてAKIRAや無限の住人、EDENなど日本のコミックも多く出版するダークホースコミックスが制作- メイキングDVD
Fallout: New Vegasの開発ドキュメンタリーで、映像にはObsidianへのインタビューや本作のコンセプト、ストーリーや世界設定、そしてFalloutフランチャイズに関するディスカッションを収録
LittleBigPlanet 2やMarvel vs. Capcom 3の最新情報が登場する事となったGameInformer誌の最新号ですが、Obsidianが開発を進めている「Fallout: New Vegas」も特集が組まれており、その内容がBethesdaの公式forumに登場しています。
雑誌からのまとめ投稿なので信憑性に難がありますが、その内容はあまりにも魅力的な物で噂扱いとしてご紹介する事にしました。真偽の程については後ほど現れるであろう公式なアナウンスをお待ち下さい。なお、少々ネタバレの要素を含みますので、閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
今から13年前、1997年にリリースされた初代Fallout、そして1998年にリリースされた続編Fallout 2、正史とも言えるこの2タイトルのコンポーザーを務めたMark Morgan氏が両タイトルの楽曲にリミックスとリマスター作業を行いました。
今回、新しく生まれ変わった両タイトルの楽曲達が”Vault Archives”と名付けられ、AuralNetworkにて無料で公開された事が明らかになりました。かつてこの2作をプレイした方には本当に懐かしく、そして新シリーズから楽しんでいる方には少し意外な雰囲気の曲が24曲納められています。
※追記:5月19日現在、アップデート中につき曲の公開が一時出来ない状態になっています。サイトによると後ほど改めて公開されると記載されています。
もはやファンメイドと言えるのかどうか怪しい程のクオリティを実現する映像作品が様々登場する昨今ですが、新たに「Fallout」の雰囲気を素晴らしく再現したファンメイドムービーが登場しました。しっかりFalloutの雰囲気を残しつつ、マッドマックス風な独自のテイストも嫌み無くブレンドされて非常に見応えのある作品に仕上がっています。
レイダーらしき夫婦に捕まった奴隷のお姉ちゃん達が可愛いのもポイント高いです。そしてエンディングには”to be continued…”の文字が。これは続きが楽しみ!
4月末にフランスで行われたBethesdaのプレスイベントから、Obsidianが開発中のシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」のハードコアモードに関する新たな情報が出てきました。
本作のハードコアモードの内容については事前情報から、プレイヤーは水を飲む必要があり、弾薬が重量計算され、さらにstimpackの効果が瞬間では無くなり徐々に回復する事になった事が明らかになっていますが、本作のリードデザイナーを務めるChris Avellone氏がvg247に語ったところによると、プレイヤーがハードコアモードのプレイが厳しいと感じれば、いつでもノーマルゲームに戻す事が出来るとの事。
しかしその逆は不可で、ノーマルゲームからハードコアをオンにする事は出来ません。そしてハードコアモードを選択したプレイヤーの為に各プラットフォーム用に実績とトロフィーが用意されているとの事です。
なお、Avellone氏はハードコアモードを導入した理由について触れ、フォーラム等で前作Fallout 3のゲームプレイが簡単すぎたとのフィードバックが多く見られた事を挙げています。これに応え、十分に手応えのあるゲームプレイを実現するハードコアモードの登場という運びとなったようです。前作を遊び尽くしたプレイヤーには初回プレイをどうするか、悩ましい(嬉しい)選択がまた1つ増えたと言えそうですね。
今年の秋に登場予定のシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」、今作はスピンアウトタイトルとしてFallout 3をプレイしていなくとも楽しめる様にデザインされている事が開発を担当するObsidianから報じられています。しかしFalloutシリーズにはその世界観の背景として全ての作品を貫く大きな歴史の流れが存在しており、ストーリー上の繋がりは無いものの、流れを理解しておけばより楽しめるに違いありません。
とは言うものの、Black Isle Studiosが手掛けた旧シリーズはプレイする事自体が比較的簡単ではなく、ハードルも高い事から、今ではその世界観を俯瞰する事はなかなか難しい事と言えます。そんな本シリーズのこれまでの変遷がPC Game紙に紹介され、New Vegasと旧シリーズの関係性が解りやすくまとめられています。
Falloutシリーズに共通するアポカリプスな世界は、Fallout史で言う”資源戦争”(Resource Wars)による核の爪痕として誕生したことが知られています。この資源戦争は、世界的な石油不足により2052年4月に勃発した欧州連邦と中東国家間の大規模戦争で、ここから拡大した戦火や国家間の対立が、世界に終焉をもたらす主な要因となり、米中間の緊張が限界に達した2077年10月23日に大戦争(Great War)が勃発。どちらが最初に発射したかもわからないまま、2時間に渡って互いに核ミサイルを撃ち合い、雨のように降り注いだ核が両国の主要都市を焼き尽くしたことで文明世界が終焉を迎えました。(※ Fallout 1はこの85年後、2161年からスタートします)ざっくりしたタイトルとの時系列は次のようになっています。
■ “Fallout”世界の崩壊とシリーズタイトルの簡単な流れ
- 2052年4月:石油資源の枯渇に伴う資源戦争が欧州連合(European Commonwealth)と中東間で勃発。欧州と中東間の資源戦争は2060年に終結するが、その後アラスカの資源を巡るアメリカと中国の軋轢が新たな戦争を生む。
- 2054年:資源戦争や前年に数万人の犠牲者を出した新型ペストの脅威を背景に、アメリカ政府が“Project: Safehouse”を始動。これによりVault-Tec社がアメリカに122基の“Vault”建設を開始。Vault 13とVault 112を除くほとんどのVaultが2063年までに完成している。
- 2077年10月23日:大戦争(Great War)勃発、核ミサイルにより世界の米中の主要都市が僅か2時間で壊滅。
- 2161年:Fallout1がスタート、翌2162年に終了。
- 2241年7月:Fallout 2が開始、翌2242年にエンクレイブ本体が壊滅し終了。
- 2250年:Van Buren(旧シリーズの3にあたる作品)が開始。
- 2258年:Fallout 3の主人公が生まれる。
- 2277年:Fallout 3終了。
- 2280年:Fallout: New Vegasがスタート。
後期の資源戦争においては、2066年の冬に中国が石油資源獲得を目的にアラスカへと侵攻。これによりアメリカと中国の戦闘が激化するなか、この戦いを通じてアメリカがカナダを無理矢理属国化。2076年2月には遂にカナダを併合し、数ヶ月後にアラスカを平定。こういった衝突が2077年10月23日の大戦争勃発に至る直接的な要因となっています。
しかし、アメリカは核攻撃に備え、”Vault”と呼ばれるシェルター施設を国内に複数建設しており、そこで生き延びた人間達が描き出す、“資源戦争”による世界崩壊後のアメリカを描いた複数の作品群がFalloutシリーズという事になります。
シリーズ1作目のFalloutは、核による世界崩壊から85年後の2161年、南カリフォルニア近辺が舞台として描かれています。Vault 13からスタートするこの1作目は、給水システムの復旧から始まり、途中で明らかになるスーパーミュータントの侵攻を防ぐというもの。本作では、シリーズを通したテイストである50~60年代のアメリカ大衆文化の様子が端々に見られ、落下したUFOなどのモチーフも登場、お馴染み犬肉ことDogmeatくんも1作目から登場しています。
2作目になるFallout 2は前作から80年が経過した2241年7月、同じVault 13からスタートし、干ばつに見舞われたカリフォルニアを舞台に楽園(エデンの園)を作るためのツール(G.E.C.K.)を探す為にクラマス川に沿って北上、オレゴン州との境付近までが含まれ、合衆国の復活を目標とする武装組織エンクレイブとの戦いが描かれています。
なお、エンクレイブ本体は今作で壊滅しており、Fallout 3に登場するエンクレイブは東海岸に逃れていた残存勢力という事になっています。そして今作からFallout: New Vegasでスポットが当てられる事になった”ニューカリフォルニア共和国”とその勢力NCR(New California Rangers)が登場、 Shady・Los Angeles・Maxson・the Hub・Dayglowの5つの州から構成されており、70万人を越える人達が暮らしています。ニューカリフォルニア共和国はFallouの世界では最大の勢力で、同時にNCRも最大の軍事勢力とされています。
Micro Forteが開発したFallout Tacticsはシリーズ初のシミュレーションタイトルです。今作は正史との関連が低いとされていますが、年代は2277年以前である事が判っており、西海岸から追いやられたスーパーミュータントがロッキー山脈を横断し東海岸へ逃げる途中のカンザス、シカゴ、セントルイス周辺の中央アメリカが舞台となっています。
オリジナルを開発したBlack Isle Studiosによって進められていた”Fallout 3″にあたるタイトルがVan Burenです。本作がリリースされる事は結局叶いませんでしたが、開発はほぼ完了に近い所まで進められており、テストクライアントや膨大な資料が残されています。
それによると本作は2250年のユタ州とコロラド州が主な舞台として描かれており、物語はニューカリフォルニア共和国に深く関わる物だったようです。さらに舞台はデンバーやメサ・ヴェルデ国立公園、グランドキャニオン、そしてNew Vegasでも登場が予定されているフーバーダムも含まれており、Fallout: New Vegasにかなり近い作品に感じられます。
物語はニューカリフォルニア共和国の科学者Victor Presperが軌道衛星上に残存していた核兵器を掌握、博士がもくろむ2度目の核による世界の浄化(大虐殺)を食い止めるという物で、一見ありがちな物語に思えるこのお話ですが、実際にはミサイル発射の全てを食い止める事が出来ず、プレイヤーが止められなかった核ミサイルが落とされる場所を決定するという、ある意味究極の選択を問われる内容になる予定だったそうです。
ここまでのタイトルが旧シリーズとされており、ここからはFalloutフランチャイズを買い取ったBethesdaによるシリーズが展開されます。Bethesdaの旧シリーズへの深い理解とオマージュ、そしてリスペクトにより生まれ変わった新シリーズは、ワシントンDCを舞台に2258年7月のVault 101から始められます。
本作ではシリーズの歴史を見事に踏襲し、水の浄化システムやこれまでに登場した勢力達の争いを軸に東海岸のアメリカが描かれています。
そして秋登場の予定の最新作Fallout: New Vegas、今作は旧シリーズの大きな鍵を握っていたニューカリフォルニア共和国が軸となり、西海岸が舞台として描かれる予定です。時代設定は2280年、Fallout 3の終了から3年後、そして西海岸にスポットを当てるならFallout 2のエンクレイブ本体壊滅から38年が経った世界という事になります。
こうして並べて見ると、シリーズを通してプレイしているファンにとってNew Vegasはなかなか感慨深いタイトルになりそうな香りが漂っていると言えそうです。また、シリーズ未経験の方とっては骨太なFallout 3を始めとする正史に繋がるきっかけとして、良い入門タイトルになり得るかもしれません。
ちなみに今回の情報には掲載されていませんが、上記のタイトルの他にアクションRPGのスピンアウトタイトル「Fallout: Brotherhood of Steel」が存在します。これはFallout 1と2の間に起こったBrotherhood of Steelの物語を描いた物……ですが、こちらはバルダーズゲート・ダークアライアンスシリーズのシステムをまんま利用した物で、正史との関連性はあまり見られない様です。
今月初めに満を持してその姿を現したスピンアウトタイトルの「Fallout: New Vegas」、今作はObsidian Entertainmentが開発を担当し、西海岸ラスベガス周辺を舞台に新しい冒険が描かれます。本作の情報は既に海外情報紙などで断片的に明らかになってきていますが、昨晩新たにNew Vegasの様子や武器のカスタマイズの様子が描かれた情報紙の特集内容が明らかになりました。
今回の内容からはガバメントにスコープを取り付けたり、マガジンの無理矢理な拡張など、しっかりとオブジェクトにその内容が反映されている様子が確認でき、記念モデル的な凄い装飾が施されたガバメントなど興味深いアイテムも見られます。さらにプレイ時のUIも小さいながら確認でき、前作を踏襲した馴染み深い物になっている事が判ります。さらにワシントン周辺よりも破壊の被害が少ないとされる西海岸のいくらか生活感が残された町の様子も確認できます。
先日BethesdaのPete Hines氏がUSA Todayのインタビューに登場、大きな注目が集まるFalloutシリーズのスピンアウトタイトル「Fallout: New Vegas」の内容について触れ、本作のあらゆる土地を調査する事に何百時間も要するだろうと相変わらずの圧倒的なボリュームの巨大さをアピールしました。
Hines氏によると本作の物語がFallout 3から数年後の出来事だそうで、メッセンジャーの主人公に起こる序盤の展開について解説をしています。導入に関してはネタバレになりますので、気になる方は前回の紹介記事をご覧ください。さらにラスベガスがまだ町として機能している事に話はおよび、カジノやストリップが存在するこの町はこれまでのシリーズに登場した町とはかなり雰囲気の違った物になると発言しています。
さらに氏はNew VegasにはFallout 3のキャラクターが登場しない事を明かし、本作の物語を楽しむ為に改めてこれまでのFalloutゲームを遊ぶ必要はなく、あくまでNew Vegasがそれ自身で完結した物語である事をアピールしています。Obsidian Entertainmentが開発を進めているシリーズ最新作Fallout: New Vegas、リリースは2010年秋頃を予定しており、対応プラットフォームはPCとPS3、Xbox 360となっています。パブリッシャーは北米とイギリスではBethesda Softworks、そしてヨーロッパ地域とオーストラリア・ニュージーランドの販売はバンダイナムコが担当しています。
先日とうとうティザートレーラーが公開されたシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」、特集記事の一番乗りとなったPC Gamer誌に掲載された内容がさっそく明らかになりはじめました。Obsidian Entertainmentが開発を手掛ける今作はワシントンDC周辺が舞台だった前作とはうってかわって西海岸を舞台に、New California RepublicとCaesar’s Legion、そしてNew Vegasの住人達の三つ巴、さらにはお馴染みのスーパーミュータント勢も加わり物語が進められるようです。さらにロケーションや新武器や新モンスター、ストーリーに関する情報など、様々な情報が明らかになっています。
※ 未確定情報、ネタバレ等を多く含みますので閲覧にはご注意下さい。新情報はスクリーンショットの後にまとめてあります。
先日お知らせした「Fallout: New Vegas」の新情報の予告ですが、昨晩満を持してティザートレーラーが公開されました。さらに公式サイトでも情報が公開され、今年の秋にPCとXbox 360、PS3で発売される事が明らかになりました。
映像にはこれまで見たことのないタイプのロボットが登場、画面にはレギュレーターらしきカウボーイハットのイラスト、さらにレギュレーターのロングコートに見えなくもない後ろ姿で登場した人物は”CALIFORNIA REPUBLIC“と記された大きな旗を手にしており、旗がカリフォルニアの州旗である事が判ります。さらに遠くに映る町並もFallout 3の舞台だったワシントンDCの周辺の建物とは違ってしっかり機能している様子がうかがえます。タイトルであるNew Vegasの名前も加味すると今回はどうやら西海岸の話になるのではないでしょうか。
続報が非常に楽しみなFallout: New Vegasですが、公式サイトではさらに参加型のプロモーションが開始されます。TwitterとFacebookを用いて進められるイベントで締め切りは2月28日、当選者にはObsidianチームのサイン入りNew Vegasのポスターが用意されているとの事!詳しくは公式サイトの開設ページをご覧ください。
昨年発表されたFallout 3のスピンアウトタイトルとなる「Fallout: New Vegas」、アナウンス以来具体的な内容がなかなか表に出てこない状況が続いていましたが、先ほどBethesda SoftworksがTwitterで明日Fallout: New Vegasの新情報を発表するとTwitしました。さらにBethesdaのコミュニティマネジャーを務めるNick Breckon氏は自身のTwittterでNew Vegasにとって「大事な日」と強調しています。
Obsidian Entertainmentがお馴染みのGamebryoエンジンで開発を手掛け、ヨーロッパでのパブリッシャーにバンダイ・ナムコも加わるFallout: New Vegas、プラットフォームはPC、PS3、Xbox 360となっています。情報入り次第お知らせいたしますので、お楽しみに!
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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