今年4月にかつて自身が1972年に創業したAtariに復帰を果たしたビデオゲームの父ノーラン・ブッシュネル氏が昨日行われたアトランタでのSEIGE 2010に登壇、ビデオゲームの将来について氏が描いている未来を語りました。
ブッシュネル氏はiPhoneやiPad、Androidがビデオゲームの将来だと考えられると述べ、8歳以上の人はもうDSでは遊ばないだろうとスマートフォンデバイスの可能性を示唆、さらにAR(拡張現実)は将来のゲームに巨大な役割を果たすと発言しました。さらに、ゲームの遠い将来として、人体へのインプラントや脳や眼球トラッキングといった未来についても言及しています。
また、氏は最近ではMafia Warsを楽しんでいると述べ、お気に入りのゲームとしてDoom、Sims、Planets Vs. Zombies、そして初期のWorld of Warcraftを挙げています。
さらに近年はアメリカ国内の教育システムの改革に大きく力を入れており、国内の公的なシステムをオーバーホールする必要があると発言、学校教育にビデオゲームの取り入れを大きく進めている事を明らかにしました。あと3年で70歳を迎えるブッシュネル氏が今も強い影響力を持ちゲームにまつわる牽引力を発揮している事には恐れ入る次第で、近年広義のゲーム理論が様々な私たちの生活に影響を与える今、ビデオゲームの父がインプラントまで見据えて示唆する未来がどのような物になるのか、興味が尽きません。
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