「Driver: San Francisco」のマルチプレイヤートレーラーほか、ゲームシステムの紹介やプレイ映像まとめ

2011年7月29日 16:08 by katakori
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「Driver: San Francisco」 ドライバー サンフランシスコ

9月6日の北米リリース(Steamでは2日)が近づくUbisoftのシリーズ新作「Driver: San Francisco」、本作は2004年にリリースされた“Driv3r”の衝撃的なエンディングから数ヶ月後のサンフランシスコを舞台に、前作から銃撃戦の要素を廃してカーアクションに大きくフォーカスした直接的な続編として開発が進められています。

前作同様にFBIの潜入捜査官であるターナーが主人公を務める本作ですが、前作のエンディングから奇跡的に一命を取り留めた今作のターナーは何故か幽体離脱的な能力“Shift”を身につけており、これを用いた車両の移動とコントロールが今作のゲームシステムにおける鍵を握ることになります。

本日そんなDriver: San Franciscoのマルチプレイヤートレーラーが新たに公開。今回はこの新トレーラーに加え、先日から続けて公開されている数本のプレイ映像と共に、カーチェイスやバディムービー好きにはたまらないタイトルとなりそうな本作のゲームシステムの概要などをご紹介します。

「Driver: San Francisco」の鍵を握る“Shift”システムとは

上に掲載した映像の冒頭には主人公のターナーが相棒のジョーンズに“Shift”が幽体離脱の様な能力であることを説明しているシーンが収められており、ターナー自身が自分の身に起こった異変がまるで信じられないといった様子であることに加えて、あまりの素っ頓狂な話に信じられないジョーンズの様子が描かれています。

このShiftと名付けれた能力は、主人公の意識が運転手に憑依し別の車両を運転可能になるというもので、映像からはShift中でもターナーとジョーンズの会話が進んでいることから、ターナーの意識はそのままに別の車をコントロール可能であることが判ります。映像の中盤以降にはジョーンズにShiftの能力が嘘ではないと信じさせるためのミッションが収められています。

また、以下の映像にはこのShiftシステムを利用し、ターナー達を追ってくる警察車両を妨害しながらミッションを進める様子が収められおり、スピードの早いゲーム展開の中で戦略的に憑依しライバルカーの妨害を行う必要があることが判ります。

なお、このShiftの使用には制限があり、パワースライドや大きなジャンプを成功させることでShiftメーターを溜める必要があります。

「Driver: San Francisco」はぶっとんだマルチプレイヤーモードも搭載

本日公開された新しいマルチプレイヤートレーラー

Driver: San Franciscoはキャンペーン以外に、マルチプレイヤーモードも用意されており、タッグチームによる対戦やCTF、ベースディフェンスといった全くレーシングゲームらしくない対戦モードが、分割スクリーンとオンラインでプレイ可能となっています。

まだマルチプレイヤーに関する詳細の多くは明らかにされていませんが、事前情報からは9種類のマルチプレイヤーモードが搭載されることや、先ほど紹介した“Shift”能力に加えて、プレイヤーが現在乗っている車を車庫に所持する車両と瞬時に入れ替えることが可能な“Swap”能力も追加されています。

なお、前述した以外のマルチプレイヤーにはAI操作の車両を複数のプレイヤーで追いポイントを競う“Trail Blazer”モード、いわゆる鬼ごっこ的な“Tag game”モードといった内容が用意されていることが判明しています。

また、“Call of Duty Elite”やBattlefield 3に用意された“Battlelog”の様なスコアボードやプレイヤーの統計などが確認できるソーシャルサービスも用意されており、今回のトレーラーからは前作Driv3rの特徴的な機能でもあった映像編集機能が改めて搭載されている様子が窺えます。

こちらはマルチプレイヤーモードの1つ“Team collars”モードのプレイ映像

「Driver: San Francisco」は映画ファン必見のゲームタイトル

キャラクターが幽体離脱する“Shift”システムに加え、瞬時に車を交換する“Swap”システムなど、ふざけてるのか真面目なのか……全くもって意味不明なDriver: San Franciscoですが、これまでのタイトルにこういった要素が欠片も含まれていない事に加え、ターナーの宿敵であるジェリコの容貌が完全に別人であることなど、様々な要素が本作のカオスさをさらに加速させています。

しかし、一旦これらのトンデモ要素から距離を置き全体のテイストを見渡してみると、“黒人の陽気な相棒と白人の刑事のコンビ”、“サンフランシスコ”、“息を呑む様なカーチェイス”、そして今作の象徴とも言える“ダッジ・チャレンジャー”などが特徴として挙げられます。

これらのキーワードにこれまでに公開されたトレーラーのテイスト、そしてゲーム内に登場する車のチョイスなどを総合すると、今作はトンデモ設定の皮を被りながらも、1968年ピーター・イェーツ監督とスティーブ・マックイーンによるハリウッド映画“ブリット”や、71年のカーアクション映画でダッジ・チャレンジャーが爆走する“バニシング・ポイント”、そしてエディ・マーフィーのデビュー作で出世作ともなったサンフランシスコが舞台のバディムービー“48時間”といった往年のハリウッドアクション映画に強いオマージュを捧げたタイトルであるのは明白だと言え、いわゆるノンストップアクションへと繋がるハリウッド作品や一部のニューシネマなどがお好きな方にとってはDriver: San Franciscoはたまらないタイトルになる可能性を秘めているのではないでしょうか。

激しいカーチェイスとスティーブ・マックイーンが格好いい映画「ブリット」

ノンストップアクションの先駆けで優れたバディムービーでもある「48時間」

ダッジ・チャレンジャーが爆走する映画「バニシング・ポイント」

Ubisoft Reflectionsが開発を進めるDriver: San Franciscoは北米で9月6日、その他の地域では9月2日、対応プラットフォームはPS3、Xbox 360、Wii、3DS、PCとなっています。

情報元:VG247, G4tv

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