先日、待望のローンチを果たし、初週販売が前作“Braid”の初年度販売を超える規模に達したことが報じられたJonathan Blow氏の新たな傑作「The Witness」ですが、新たにJonathan Blow氏が本作の販売に関する報告を公式サイトに投稿。“The Witness”の初週販売が累計10万本を超え、総売上が500万ドルを突破する状況にあることが明らかになりました。
また、氏はNDAによって言及出来ない一部の具体的な数字を除く販売動向を報告しており、前作との比較やプラットフォーム別の状況、SteamSpy統計との差、モバイルやXbox One対応の検討など、非常に興味深いディテールが判明しています。
- Jonathan Blow氏の報告によると、販売に関するNDAは特定の小売りとデベロッパ間で結ばれるもので、個々の具体的な販売本数が提示できない状況にあるとのこと。
- こういった前提を踏まえ、“The Witness”の販売動向を報告した氏は、本作の初週累計販売が事実上10万本を超えたと説明。また500万ドル以上の総収益を記録したと報告している。
- さらに、Jonathan Blow氏は“The Witness”が利益を上げるために作られた作品ではないことを強調し、“The Witness”が美しく、興味深い、複雑な作品の構築を目指したものだと語り、金銭はスタジオが新しいことに取り組むことを支えるものだと説明している。
- これを踏まえ前作“Braid”と“The Witness”の販売を比較した氏は、“Braid”がXbox 360版のローンチを果たした2008年8月から、2009年8月(※ Steamは2009年4月発売)までの売上げを、“The Witness”の初週売上げが超えたと報告。異なる作品の比較に必要な要素として、Braidの販売価格が当初14.99ドルで、その後16.50ドルに値上げしたことと、“The Witness”の価格が39.99ドルであることを挙げた上で、販売本数においても“The Witness”の初週が“Braid”の初週販売をたやすく突破する状況にあったことを明らかにしている。(PCとPS4共に、それぞれ単独の販売で“Braid”の記録を超えているとのこと)
- “The Witness”はPS4とPC向けに発売されたが、今のところ、どちらかが販売の占有率において支配的な状況にはなく、両プラットフォーム共に良好な販売を記録しているとのこと。
- SteamSpy等に代表される固有のプラットフォームに対する販売動向を推定するサイトが存在するが、Jonathan Blow氏の報告によるとSteamSpyにおける“The Witness”の販売規模は実際よりもいささか低すぎる数値が記されているとのこと。
- なお、グロスの売上げは500万ドルを超えたものの、利益についてはヨーロッパの付加価値税などを差し引く必要があり、6年以上の期間を要した開発費の回収にはまだ至っていない。ただし、世界にある種の経済破綻が訪れない限り、近く損益分岐点を超えて新作の開発を可能にする利益を生む過程にあるとのこと。
- 現在はPC版“The Witness”のドライバ問題に向けた対応を進めているほか、今後何れかの時点でiOSとAndroid、Xbox One、OS X対応の検討が開始される予定となっている。
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