3月始めに、“シビル・ウォー”ベースの新ヒーローや4人対戦アリーナを導入する“Marvel Battlegrounds”プレイセットを発売し、今後登場する新コンテンツとして“ズートピア”や実写版“ジャングル・ブック”のキャラクターを発表したばかりの「Disney Infinity 3.0」ですが、本日Disney Interactiveが公式サイトを更新し、“Disney Infinity”シリーズの開発中止を正式に発表。開発を手掛けるDestiny傘下の“Avalanche Software”(注:Just CauseのAvalanche Studiosとは別のスタジオです)を閉鎖し、コンソール向けビデオゲームのセルフパブリッシング事業から完全に撤退することが明らかになりました。
これは、公式サイトの発表と海外メディア向けにアナウンスされた声明から明らかになったもので、Disney Interactiveはキャンセルの理由として、開発/生産コストの高騰とトイ連携ゲーム(Toys-to-Life)市場の停滞、ライセンスビジネスの好調を挙げており、内部の十分な評価に伴いゲーミングビジネスに対するアプローチを変更し、今後はライセンスモデルにフォーカスすることを明言しています。
なお、現行の“Disney Infinity 3.0”については、5月末発売予定の“Alice Through the Looking Glass”(アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅)キャラクター3体と、6月の“Finding Dory”(ファインディング・ドリー)プレイセット発売を以て、新コンテンツのリテール展開を中止するとのこと。(※ これにより開発が進められていたローグ・ワンやドクター・ストレンジのプレイセットも中止)
かつて、内部で“Star Wars 1313”の開発を進めていた名門“LucasArts”と同じく、ライセンスビジネスへと完全にシフトすることとなった“Disney Interactive”ですが、ビデオゲームビジネスの縮小と再編は2011年頃から着々と進められており、2011年初頭にPropaganda GamesやBlack Rock Studiosの閉鎖を含む250人規模のレイオフを実施し、傘下スタジオとビジネスの再建すべくBungieとHalo、Marathonの父Alex Seropian氏を迎えたものの、その後も氏の退社やJunction Pointの閉鎖が続き、2014年3月にはPlaydomの業績悪化に伴う700人規模のレイオフを敢行。当時、ビル・ローパーの下で好調な販売を記録していた“Disney Infinity”の運用に特化する状況となっていました。
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