先日、資金調達の300万ドル突破と新情報の予告をご紹介した「Pillars of Eternity 2: Deadfire」ですが、1月27日にスタートしたFigキャンペーンが本日遂に終了し、3万3,614人のファンが実に440万7,598ドル(およそ4億9,400万円)もの資金を提供する記録的な調達を果たしたことが明らかになりました。
これに伴い、“Pillars of Eternity 2: Deadfire”の資金調達は、“Wasteland 3”(17,707人/312万1,716ドル)と“Psychonauts 2”(24,109人/382万9,024ドル)を超え、見事Figプラットフォーム最大の調達記録を更新。Figの終了に伴いPaypalキャンペーンもスタートし、今後のさらなる拡張に期待が掛かる状況となっています。
また、300万ドル突破の紹介から僅か3日間で140万ドル超の調達を果たしたことから、一気に5つのストレッチゴールをクリアしており、未見のプレイ映像を含む大量の新要素とディテールが報じられています。
■ ストレッチゴールのラインアップと達成状況
- 110万ドル(達成):初期ゴール。
- 140万ドル(達成):サブクラス – クラスごとに2つのサブクラスが導入される。
- 160万ドル(達成):最大レベルを16から18に増加。ロシア語のローカライズに対応。
- 180万ドル(達成):7人目のコンパニオン“Xoti”(Priest/Monkの女性)を導入。ポーランド語のローカライズに対応。
- 200万ドル(達成):AIカスタマイズ – コンパニオン向けのプレイヤーAIスクリプト機能。スペイン語対応。
- 220万ドル(達成):NPCポートレート – UIカスタマイズ。イタリア語対応。
- 240万ドル(達成):ボイスオーバーを2倍に増加、韓国語対応。
- 260万ドル(達成):Berath’s Blessings – (初代のゲームプレイ内容に応じて)ニューゲーム開始時にボーナスを付与する。
- 280万ドル(達成):フルオーケストラによるサウンドトラックの収録と、最大レベルを20(現在は18)に上昇、追加のサブクラス。
- 300万ドル(達成):コンパニオン・リレーションシップ – コンパニオンとプレイヤー、その他のコンパニオン間に動的な関係性の変化や行動・選択に対するリアクションが導入される。これは相互間の友情や忠誠、嫌悪感、畏怖、軽視、愛情といった感情を深め、長期的な会話やインタラクションの変化、特別なタレントやアビリティ、ユニークアイテム、レシピといったリワードに結びつく可能性があるほか、ストーリーへの影響をもたらす。
- 325万ドル(達成):サイドキック – コンパニオンと傭兵の中間に位置する新たなキャラクタータイプ。パーティ構成の更なる選択肢として導入され、現行のパーティキャップは増加しない。現段階で7名のコンパニオンが実装予定で、これに4人のサイドキックが追加される。サイドキックは固有の人格と出自、外観、ボイスオーバーを備え、クエストクリア時等に仲間となることを申し出る場合がある。ただし、彼らはコンパニオンと異なり、自身の探求を持たず、300万ドルゴールのコンパニオン・リレーションシップには参加しない。クリア時に以下の4人が参戦予定。
- Radora:Ocean Folk/VailianのHuman Wizard、船長の立場を維持することに苦慮している。
- Bonteru:Mountain DwarfのRogue、Deadfire諸島の有毒植物とクリーチャーの目録を作ることに取り憑かれている。
- Ydwin:アニマンシーに魅了された不思議なPale ElfのCipher。可愛らしく楽しい女性ながら、死体いじりに多くの時間を費やす。
- Rekke:Deadfire諸島の東端に漂流していた荷物から救出された不思議な人物。クラスはStorm FolkのFighter。彼が口にする言語は誰にも理解できないが、彼自身は生きているだけで幸せという上機嫌な人物で、自発的に仲間を助ける。
- 350万ドル(達成):船向けの新たなアップグレード。より多くの船体や帆、旗、カラーオプションに加え、トロフィー展示室や友好的な動物達が暮らすペットの動物園が船に導入される。ポルトガル語対応。
- 375万ドル(達成):探索可能な未知の島を導入。これらの島には特別なイベントやクエスト、宝物、ダンジョンが存在する。簡体字中国語対応。
- 400万ドル(達成):ガリオン船や軍艦を含む新しい船タイプとカスタマイズ。入手した船は特別な港の格納され、それぞれカスタマイズ可能。
- 425万ドル(達成):知性を備えた喋るSoulbound武器。かつてObsidianの面々が楽しんだテーブルトークRPGやBaldur’s Gate IIの“Lilarcor”にインスパイアされたもの。
- 450万ドル:船員の雇用とマネジメント。雇用した船員にはそれぞれ固有の役割が与えられ、海上で生じるイベントや戦闘に役立つ。また、船員も経験値を獲得し固有の能力が改善されるほか、船員向けの士気システムも導入される。
- 475万ドル:海の怪物ハントと釣り。海上で釣れる魚は、従来とは異なる休息ボーナスを付与し、魚料理のレシピが多数導入される。また、釣れる魚はワールドマップのエリアによって異なる。魚以外にもレアな装備が釣れる場合があるほか、以下のような伝説の化け物に出会う場合もある。
- Kraken:Deadfire諸島最大のクリーチャーとされる伝説の巨大タコ。
- Polpovir:人間大のヤリイカに似た怪物。学者達は本能で行動する単なる動物だと信じるが、実際に遭遇した水夫達は、Polpovirが悪意に満ちた集合知性によって駆り立てられると断言している。Huana族はPolpovirが女神Ngatiの従者だと信じており、観測情報を互いに共有し、恐れと畏敬の念から彼らを回避している。
- Helwater Crabs:オスとメスで特性やサイズが異なる巨大カニ。
- Maiden of the Depths:翼を持つ女性のように見える怪物で、筆舌に尽くしがたい美しい容姿と歌声で水夫に迫るが、近づけば強靱な体と奇怪な頭部、指に代わる爪、足の代わりにひれが生える本当の姿が露わになる。Maiden of the Depthsに襲われた船員達は全て彼女の歌声で水中の墓へと優しく誘われるが、彼女がなぜ船を略奪するのか、その理由は不明で、多くの伝説と噂が存在している。
- 500万ドル:8人目のコンパニオン“Ydwin”(Pale ElfのRogue/Cipher)を導入。これはサイドキックの“Ydwin”をコンパニオンに格上げするもの。
■ プレイヤーの新たな拠点となる船の導入について
- Deadfire諸島が舞台となる続編の新要素として、プレイヤーが自ら船長となりワールドマップを調査する帆船が導入される。
- プレイヤーの船は、Caed Nuaの執事がプレイヤーを援助すべく購入したもので“Defiant”号と呼ばれる。
- “Defiant”号は、プレイヤーが望む場所へ主人公とコンパニオンを連れ行くだけではなく、移動可能なプレイヤーの拠点として機能する。
- 船に搭載した大砲や船体そのもの、帆といった要素のパフォーマンスを改善するアップグレードに加え、外観のカスタマイズ機能が導入される。
- 350万ドルのストレッチゴール達成に伴い、新タイプの船やアンロック要素が多数追加済み。
- さらに、400万ドルのストレッチゴールも達成し、海上で発見、購入、強奪可能な船が新たに導入される。
- 船の導入に伴い、(映像にも見られる通り)ワールドマップの外観と機能が完全に刷新された。
- アンロック式だった従来のワールドマップ間移動が廃止され、船でワールドマップ上を自由に探索可能となった。(アンロックされていないロケーションを直接訪れることが可能となる)
- 船旅中は、いつでも船内にアクセス可能で、船の管理や仲間との会話が可能。
- ワールドマップ上で発見済のロケーションは直接ファストトラベル可能。Neketakaのシティマップにも同様の機能が導入される。
- Deadfire諸島を船で旅する際、戦闘/非戦闘系のエンカウントが生じる場合がある。これには敵対する海賊との遭遇と戦闘、遺棄された船、座礁した船の救出、旅商人との出会い、奇妙な海洋生物との戦闘などが含まれる。
■ “Fulvano’s Voyage”拡張について
- キャンペーンの終了に伴い、“Fulvano’s Voyage”の拡張が終了。最終的に10種の新エリアが追加された。
- 最新の“Splintered Reef”は、大規模な海上戦によって破壊された大量の遺棄船に満ちた船の墓場。
- このほか、3階層のダンジョンを備えた海賊の隠れ家や奴隷商人の島などが追加された。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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