先日、待望の日本語対応と未リリースのAct 5を含むPS4とXbox One、Nintendo Switch版がアナウンスされた傑作アドベンチャー「Kentucky Route Zero」ですが、本作の開発を手掛けるCardboard Computerが新たに公式Blogを更新し、PC版のAct 5とコンソール対応に関する進捗を報告。コンソール版のパブリッシャーを務めるAnnapurna Interactiveの協力を得て、移植とPC版の開発を切り分けることで、Cardboardが最終章であるPC版のAct 5開発に注力していることが明らかになりました。
- PS4とXbox One、Nintendo Switch版“Kentucky Route Zero: TV Edition”の発売と、PC版のAct 5アップデートは何れも2018年初頭にリリース予定。
- コンソール向けの改善が全てPC版に実装され、コンソール版とPC版は基本的に同一のゲームとなる。
- コンソール対応は、Annapurna InteractiveのNathan Gary氏がKickstarter後援者のなかでも最初期の1人だったことによるもので、Annapurnaはコンソール版の認可や資金調達、コンソール版開発に必要な人材の編成、ローカライズ、その他メディア周りの対応を担当している。
- これに伴い、Cardboard Computerは完全にAct 5の開発に集中できるとのこと。
- また、Cardboard Computerは改めて“Kentucky Route Zero”のフランス語とイタリア語、ドイツ語、スペイン語、ラテンアメリカのスペイン語、日本語、韓国語対応を挙げ、予てから多くの要望が寄せられていた経緯を明らかにしている。いずれ、ローカライズに関する話題を取り上げたいとのこと。
Jake Elliott氏とTamas Kemenczy氏、Ben Babbitt氏が開発を手掛ける“Kentucky Route Zero”は、謎に満ちたケンタッキーのハイウェイ“The Zero”周辺を舞台に、アンティーク家具の配達人“Conway”の現実とも夢ともつかない不思議な旅を描く全5章構成のアドベンチャー作品で、マルケスの“百年の孤独”に代表される幻想的リアリズムや南部ゴシック的な手法で描くストーリーテリングと優れたビジュアルが非常に高い評価を獲得していました。
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