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Middle-earth: Shadow of WarやPsychoBreak 2、グランツーリスモＳＰＯＲＴといった注目作がローンチを果たし、いよいよ今年のホリデーシーズンが本格化する状況となっていますが、新たに大手ネットワークのTVCMを専門に扱う調査会社iSpot.tvとVentureBeatが9月のアメリカ市場におけるビデオゲーム産業のTVCMに関する月例報告を発表。TVCMの出稿とインプレッションが2ヶ月連続で増加し、6,590万ドル（約75億ドル）規模に達したことが明らかになりました。

また、最も多かったTVCMのインプレッションは14種のCMを出稿したPlayStationで、全体の31.9％を占める結果となったほか、Xboxと任天堂、King、TOP Gamesがこれに続く状況となっています。

今回の調査報告は、9月16日から10月15日に掛けて放送されたゲーミングブランドの上位5つをまとめたもので、全体で35社の企業が計121本のTVCMを出稿し、全体のインプレッションはおよそ29億回に達したとのこと。

• 今回の調査は、9月16日から10月15日に掛けて700万台強のスマートTVから収集したデータを分析したもので、同期間中におけるビデオゲーム産業全体のインプレッション（以下：IMP）は29億に到達。
• 同期間に35社が121本のTVCMを出稿し、累計1万7,600回を超える放送が行われ、全体の広告出稿比は6,590万ドル（約75億ドル）規模に達している。
• PlayStationは14本のCMを計4,000回以上放送し、全体の31.9％を占める9億5,450万IMPを記録。PSブランドで最も見られたTVCMは、クリスティアーノ・ロナウドとジェームズ・ハーデンを起用した“FIFA 18”のEl Tornado CMで、1億8,630万IMPを記録。PlayStationは主にスポーツ好きの男性を対象としており、ESPNやFox、ABCといったネットワークに加え、NFLやカレッジフットボール、サウスパークといった番組向けの出稿が多く見られた。
• Xboxは、8つのCMを計1,800回以上放送し、5億400万IMPを記録。最も見られたCMは“Middle-earth: Shadow of War”のStill Fighting CMで、2億6,100万IMPに達している。Xboxブランドもスポーツ番組にフォーカスしており、ESPNやTBS、ABCが上位3社のネットワークだったほか、NFLやSportsCenter、カレッジフットボールといった番組向けの出稿が多く見られた。
• 任天堂は10種のCMを3,000回以上放送し、3億7,430万IMPを獲得。最も多く見られたのは“Arms”のAnswer the Call to ARMS CMで、7,860万IMPを記録。ディズニーチャンネルやAdult Swim、ニコロデオン向けの出稿が多く、番組はスポンジ・ボブやファミリー・ガイ、Raven’s Home向けの出稿が目立った。
• 4位となったKingは、6本のCMを2,000回以上放送し、2億8,020万IMPを獲得。最も見られたCMは“Candy Crush Saga”の1億7,320万IMPだった。番組はLAW & ORDER: 犯罪心理捜査班やLAW & ORDER:性犯罪特捜班、Forensic Filesといった番組のIMPが最も多く、主なネットワークとしてIONやInvestigation Discovery、ABCが挙げられている。
• 5位はTop Games, Inc.で、7つのCMを1,600回以上包装紙、1億2,670万IMPを記録。最も多く見られたCMは“Evony: The King’s Return”の3,220万IMPだった。主なネットワークはヒストリーチャンネルやFox News、Fox Sports 1で、番組はMLBやThat ’70s Show、カレッジフットボールが上位を占めたとのこと。