今年6月に新トレーラーがお披露目され、2020年春の発売が決定したTechlandの続編「Dying Light 2」ですが、Chris Avellone氏がナラティブデザインを務め、感染者の主人公と選択によって大きく変化する世界を描く最新作の進捗に期待が掛かるなか、WccftechがChris Avellone氏とプロデューサーKornel Jaskula氏、TechlandのCTO Paweł Rohleder氏のインタビューを掲載し、Techlandが“Dying Light 2”の次世代コンソール対応を計画していることが明らかになりました。
これは、次世代機対応に関するWccftechの質問に対し、Paweł Rohleder氏が回答したもので、氏はTechlandが常に最新のおもちゃに注目していると語り、具体的な取り組みとして、“Dying Light 2”は開発の開始当初からクロスジェネレーション作品(つまり次世代PlayStationとXbox Scarlett対応タイトル)となるよう計画していたと明言しています。
また、今回のインタビューにて、以下の様な興味深いディテールが判明しています。
- E3デモはプレイヤーの選択に重点が置かれていたが、“Dying Light 2”には分かりやすいモラルバーやカルマシステムは存在せず、自分の行動や選択を自分自身で判断する必要がある。また、善意による選択であったとしても、他者にとっては悪者や敵と見なされる場合もあり、逆に利己的な理由による選択が、市民に善意の行動と解釈される場合もある。Chris Avellone氏によると、プレイヤーは自らの考えで道徳的な方向性を選択するものの、プレイヤーを取り巻く世界は、それぞれが抱える課題、展望、動機に基づいて、プレイヤーの意思ではなく“行動”に対する判断を下すとのこと。
- “Dying Light 2”のプレイヤーは、様々な役割を果たせるようデザインされており、前述の構造により、プレイヤーは他者を助ける支援者や利己的な放浪者、無慈悲な現実主義者、内通者など、様々なプレイスタイルが可能となる。プレイヤーが望むならば、詐欺師として任意の勢力を自分に敵対させたり、勢力を互いに敵対させることもできる。
- 舞台となる都市は、初代“Dying Light”のマップ全体を組み合わせたよりも4倍近く大きい。都市は7つの異なる地域で構成されており、2つの主要な勢力ピースキーパーとスカベンジャーズが対立しているほか、発見可能な多くのコミュニティが存在する。
- “Dying Light 2”の楽曲は、A Plague Tale: InnocenceやGet Even、Vampyr、11-11 Memories Retold、Assassin’s Creed IV: Black Flagなど、数々の作品でコンポーザーを務めたOlivier Deriviere氏が担当している。
- リアルタイムレイトレーシングの実装を視野に入れた調査が進められている。
人類がウイスルの手に落ちてから15年。
暗黒の時代を生きる人類最後の大規模居住地は、ウイルスの蔓延する過酷な世界の中にある。日中には無法者やその集団、飢えた生存者たちがスクラップや、必要とあれば暴力を奮ってでもそれを奪える相手を求めて徘徊する。夜には感染者たちが仄暗い住処から這い出て、生きた獲物を求めさまよい始める。
プレイヤーはウイルスに侵された生存者エイデン・カルドウェルとしてこの世界に飛び込むこととなる。彼の持つ並外れた素早さと強力な戦闘スキルはこの危険に満ちた世界で大きな力となるだろう。誰にもできないことを実現できるかもしれない。誰もが入れない場所に踏み込め。類まれな能力を持つあなたは、この腐りゆく都市を変える存在だ。
この街の命運はその手に握られている。
■ 自らの選択が世界を変える
崩壊寸前の社会の運命を決める時には、困難な決断を迫られ大きな犠牲を求められる。あなたの選択はすべての街に多大な影響をもたらし、次第に新たな土地やエリアが開放されていく。
■ 並外れた敏捷性と残忍な戦闘能力
非力な存在から強大な力を得るまでの旅で、あなたはかつないほどの自由度で街を駆け抜け、シームレスに繋がった一人称視点での残酷な戦いを体感できる。
■ 暗黒の時代
資源やエネルギーの供給もままならない絶望に満ちた街。信じられる組織は腐敗しきっている。人類は再び暗黒の時代に突入したのだ。文明は滅びたものの、その遺産は未だそこにある。ここは暴力はびこる原始的で過酷な世界…そこに住む住人たちも例外ではない。
■ 進化した感染症
感染症は進化し、紫外線により敏感になった。人類は安全な太陽の元で生活し、感染者たちは建物の影に潜んでいる。夜には感染者たちが獲物を求めて徘徊し、日中は入れなかった場所も探索できるようになる。
■ 2~4人用協力プレイ
最大4人の協力プレイが可能なキャンペーンに飛び込もう。自分でゲームを作成、または他のプレイヤーのゲームに参加して、自分とは違う選択がもたらした結果や世界の違いを目の当たりにしよう。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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