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昨年、ネビュラ賞がビデオゲームのライティング部門を設立し、傑作“アウター・ワールド”の受賞が話題となりましたが、新たにWorld Science Fiction Societyが「ヒューゴー賞」の公式サイトを更新し、2021年のみの特別部門として、新たにベストビデオゲーム賞を導入することが明らかになりました。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年初頭から世界中で予想を大きく超えてビデオゲームに多くの時間が費やされた状況を受け新設されたもので、PSやXbox、Nintendo Switch、Win/Mac/Linux、iOS/Android向けのビデオゲームを対象としており、2021年初頭にノミネートの受付が開始され、2021年8月25日に開幕される第79回ワールドコンにて他の常設部門と共に受賞作品の発表が行われる予定となっています。

ヒューゴー賞における特別部門は、ワールドコンの規定により2年以上継続して設けることはできませんが、現在運営側でビデオゲーム部門の常設化に関する検討が進められているとのこと。

一体どんな作品が初のヒューゴー賞ビデオゲーム部門に選出されるか、ネビュラ賞とヒューゴー賞のダブル受賞作品が誕生するような将来の可能性を含め、来年初頭のノミネートに大きな期待が掛かるところです。