早いもので12月もはや中旬に差し掛かり、年の瀬がいよいよ足音を立てて近づく状況となっていますが、VGAで一山越えた海外メディアも似た様子で、2012年を総括する様々な企画記事がちらほらと目立ち始める時期となりました。
そんな中、本日IGNが2012年に閉鎖された20の開発スタジオをまとめた企画記事を掲載し、一時代を築いた幾つかの名門を含むメモリアルな映像を公開しました。
1973年5月18日に設立されたお馴染み
ハドソン、今年3月コナミに吸収合併され約40年の歴史に幕を閉じた。
PMを務めたMorgan Haro氏は日本におけるゲーミングの西洋化の犠牲となったと
Blogに記している。
かつてのシグノシスとして知られるSony Liverpool、WipeOut作品で知られた。
“Arcania: Gothic 4”を手掛けたSpellbound Entertainment、
開発が5年に及んだ“RavensDale”は遂に日の目を見なかった。
“Apples to Apples”で知られるImaginEngine、
キッズ向けのタイトルを手掛けていたが親会社Foundation 9の方針により閉鎖
SOCOMシリーズやMAGで知られるZipper Interactive、今年3月にSonyが閉鎖を決定
BullyとMax Payne 3を手掛けたRockstar Vancouver(元Barking Dog Studios)、
カナダの開発をオンタリオに集中させるRockstarの決定により閉鎖
ブライアン・レイノルズ氏が起ち上げたBig Huge Games、38 Studiosの誘致問題が直撃し閉鎖。
多方面から援助の手が差し伸べられ開発者達はEpicやCCPなど、著名なスタジオへと旅だった。
Pursuit Forceで知られるBigBig Studios、
堅実な携帯タイトルで知られたがSonyによる買収から4年後に閉鎖。
“Armies of Exigo”や“Might & Magic VI”で知られる
Black Hole Entertainment、
Black Holeは閉鎖の直接的な原因がUbisoftの失敗にあると同社を強く
非難した。
元MidwayのTHQ San Diego、UFC Undisputed 3の成功で知られる
Firefly MMOの派手な展開で失敗したMultiverse Network、役員会にはジェームズ・キャメロンの名も
Moto GPで知られるイギリスのMonumental Games、
数年に渡って小規模なレイオフなどを重ね生き残りを目指したが、
遂に再建には及ばず今年最後の25人を解雇し閉鎖となった。
ビデオゲーム業界における今年最大のスキャンダルとなった
38 Studios問題、
詳細は当サイトの
過去記事にて。
Motionsports Adrenalineで知られるUbisoft Vancouver(元Action Pants)
数々のEA Sports作品で知られるHB StudiosのサテライトHalifax、本社への開発リソース集中により閉鎖。
City of Heroesを手掛けたParagon、
CoHをF2P化したものの軌道に乗せられず80名規模のレイオフと共に閉鎖。
ハリポッターがカバーし、杖から魔法を連射するHarry Potter作品を手掛けたBright Light、
2008年の設立から僅か3年強での閉鎖となった。
Hydrophobiaで知られるDark Energy Digital、
レビュー問題で世間を騒がせたが、その後資金繰りに失敗しあえなく閉鎖。
Def Jam Rapstarを手掛けた4mm Games、レビューは良かったが販売が振るわず。
さらに、権利関係の問題でEMIとの訴訟沙汰に発展し、資金も底を尽き閉鎖へ。
Tiny Invadersで知られるHogrocket、元Bizarre Creationsの開発者達3人が設立したが、
iOSタイトルのセールスが振るわず資金と地理的な問題を併発させ閉鎖。