予てからストーリー要素を排したサンドボックスモードの運用と開発が進められている傑作サバイバル「The Long Dark」のSteam Early Access版ですが、当初2015年後半の予定が延期となり、2016年春配信を予定していたストーリーモードの進捗が待たれるなか、新たにHinterland Studioが公式サイトを更新し、ストーリーモードの進捗を報告。2度目のストーリーモード配信延期を正式にアナウンスしました。
Hinterlandの報告によると、今回の延期はストーリーモードの大幅な刷新と拡張に伴い決定されたもので、当初2時間程度の物語を描く予定だったストーリーモードが、4時間から6時間規模のシーズン/エピソード構成に改められるほか、2Dアニメーションとして描かれる予定だったキャラクターの完全3D化とゲーム環境内への実装、新ロケーションの導入やビジュアルの刷新とさらなる作り込みなど、当初の計画を大幅に拡張する取り組みを進めていることが判明しています。
また、これに伴いストーリーモードの改善をまとめたプレビュー映像が公開され、3D化されたキャラクターやライティングの大幅な変更、オブジェクトやディテールが大量に追加された各種ロケーション、雰囲気をさらに増した新しいカラーグレーディング、強化された一人称演出、美しいオーロラなど、目を見張るような刷新のディテールが確認できます。
■ ストーリーモードの刷新と今後の取り組みについて
- 再掲:“The Long Dark”のストーリーモードは、磁気嵐の影響で技術的なインフラが壊滅したカナダの豪雪地帯を舞台に、ゾンビが登場しない現実的なポストアポカリプス世界の過酷なサバイバルを扱うコンテンツで、当初は熟練したブッシュパイロットであるWilliam Mackenzieと、力強い女性Astrid Greenwood博士の2人を主人公に、同じストーリーを異なる視点から描くことが報じられていた。
- 新たにストーリーモードが5つのエピソードから構成されるシーズン形式に変更され、計4~6時間程度のボリュームに拡張される。
- 当初のストーリーモードは、ダイアログやストーリーが展開するカットシーンをゲーム内の3D環境から切り離し、全て2Dアニメーションとして描く予定だったが、今回の延期に伴い、モーションキャプチャーを利用したアニメーションを伴うキャラクターの3Dモデルを用意し、ゲーム内の環境に直接登場させるよう刷新される。
- 新たなストーリーモードは、既存のサンドボックス世界を舞台とするが、シーズン1のエピソード1と2の大部分は未実装の新エリアが舞台となる。
- ストーリーモードに現実感を増す固有のメカニクスが新たに導入される。詳細は不明ながら、この新要素はプレイヤーが得たサバイバルの知識と世界の関係に絡む何かで、映像に登場したオーロラも新要素の一部であることが記されている。
- Hinterlandの開発チームは現在20名規模に達しており、“The Long Dark”のXbox OneとSteam Early Access版販売は既に累計75万本を突破しているとのこと。
- ストーリーモードの配信時期は今のところ明らかにされていないものの、Hinterlandはストーリーモードが待つだけの価値を十分に持つ内容に仕上がると強調している。
- 今後は、ストーリーモードに関する定期的な進捗報告が行われるほか、サンドボックスのアップデートも従来のペースに戻されるとのこと。(※ サンドボックスモードは既に80回を超えるアップデートが配信済み)
- これらの定期報告とアップデートとは別に、今後の取り組みと予定とまとめたロードマップが公開され、直近の6ヶ月とその後の6ヶ月に実装を予定しているる新要素のハイライトに加え、1年後以降に取り組む予定の調査候補が挙げられている。
- 次回のサンドボックスアップデートは4月中旬に配信される予定。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。