GDCの会場で開催されたゲーム産業のベテラン著名人によるトークランチイベントにアースワームジムのクリエーターでShiny Entertainmentの創設者でもあるDavid Perry氏が登場、コンソールの将来がポータル化し、近年iPhoneアプリのデベロッパーが抱えるユーザーによる発見や到達に関する問題と同じトラブルが起こるだろうと語りました。
Perry氏はみながiPhoneデベロッパーが抱えている問題を認知していると述べ、現在のゲーム産業について議論を始めました。氏は「コンソールが日をおってポータル化しており、いつか何千ものタイトルを要すホストとなるだろう」と予想、こういった状況がやって来る事を踏まえて発見性の問題提起を行いました。
さらに氏はiPhoneアプリのみならず現在ではカジュアルゲームやソーシャルゲームも成功のためにこれの回避を考慮せねばならない状況に陥っている事を述べ、いずれこの摩擦がコンソール機のメディアにMiniclipやBigpointといったブラウザゲームやフラッシュゲームのポータルに似た形で映り始めるだろうと予想しています。
近年多くのオブザーバーが物理メディアの死を予見し、デジタル流通の話題が華やかな昨今、Perry氏はビジネス的な成功の為のゲームデザインを俯瞰し、「あなたがプレイしたいゲームをクリエイトする日々は終わった」と発言しています。確かにこの問題は国内のビジネスニュースなどを見ていると姿を現し始めている感があり、強者以下みな死亡という状況がそこかしこに散見される事も事実です。今回のGDCではインディペンデント開発についても熱心な議論が交わされており、派手なニュースの影でまさにGDCならではと言える有用な話題が見られる事は、同じ轍を踏まないための希望の光だともいえそうです。
今朝方発表され、いよいよ現実的にその姿を現し始めたPS3用のモーションコントロールシステム”Move”、様々なパブリッシャーがサードパーティとして発表されましたが、先ほどWarner Bros. Interactive Entertainmentが秋リリース予定の指輪物語を元にしたサードパーソンアクションアドベンチャー「Lord of the Rings Aragorn’s Quest」をPS Move対応タイトルとしてリリースすると発表しました。
なお、上にご紹介したイメージはWii版の物で、PS3版がどのような物であるかは現在の所明らかになっていません。本作の対応プラットフォームはWii、DS、PS3、PS2、PSPが予定されていますが、Wii版の開発はThe House of the Dead: Overkillを開発したKuju EntertainmentのロンドンHeadstrongスタジオ、それ以外のプラットフォームをレゴシリーズの開発で知られるTT Fusionが担当しているので、実際のイメージは上記の物とだいぶ違いがあるのではないでしょうか。
モーションコントロールで馳夫さんになりきりたい指輪ファンには要注目のタイトルかもしれません。
ルーカスアーツが良作アドベンチャーを乱れ撃ちしていた黄金期、Monkey Islandシリーズは所謂モンティパイソン的なしつこさと悪乗りのジョークで一世を風靡し様々なプラットフォームでローカライズされ愛された作品でした。1作目である”The Secret of Monkey Island”も近年HDリメイクが果たされ、昨年はSAM & MAXシリーズで知られるTelltale Gamesからシリーズ新作Tales of Monkey Islandもリリース、未だにその人気に陰りは見えません。
そんなMonkey Islandを世に産み出したのは、本サイトではお馴染みDouble Fine Studiosのティム・シェーファーと、DeathSpankを開発中でマニアックマンションの生みの親として知られるロン・ギルバート、そして現在はTelltaleでSAM & MAXシリーズやMonkey Island新作を手掛けるデイブ・グロスマンの三人、よくもまぁこんな濃い3人が一つの作品を一緒に手掛けていたと感心しきりですが、ルーカスアーツ風としか言いようのないあのテイストは間違い無くこの3人により作られた物で、その遺伝子はLucidityやTelltaleのタイトル、そしてBrutal Legendなどにはっきりと感じる事ができます。
前置きが長くなりましたが、昨晩Monkey Islandシリーズ2作目にあたるMonkey Island 2: LeChuck’s Revengeが「The Secret of Monkey Island 2: Special Edition」として新たにリメイクが果たされる事がアナウンスされ、サンフランシスコで海賊スタイルの発表パーティが行われました。上記の1枚はそのパーティの様子で、なんとそこにはティム・シェーファーとロン・ギルバートの二人が!!二人はスペシャルゲストとして登場したようですが、なんという素敵な一枚か!
今をときめくこの二人に祝福されリメイクが果たされるThe Secret of Monkey Island 2: Special Editionは前作のリメイク同様、スペシャルエディションモードを有し、全てのアートワークが生まれ変わり、音楽も新たにリマスターした物を用意、フルボイス、オリジナルバージョンの収録が行われています。さらに今作では新しい操作方法が追加された事も明らかにされました。
なお、LucasArtsのMonkey Islandシリーズのプロジェクトを担当するCraig Derrick氏は今作のガイブラシ君の髪型を作り直した事を明かしています。どうやら最初のスペシャルエディションの髪型が不評だった様子。よかったのに……。
という事でリメイクが決まったThe Secret of Monkey Island 2: Special Editionの発売は今年の夏!対応プラットフォームはPSN、PC、XBLA、そしてiPhoneとiPod touchとなっています。
PQ Labsが開発した大画面で複数のマルチタッチを実現したMulti-touch G3の技術を用いたディスプレイでRTSの定番タイトル「Warcraft III」をプレイする様子が海外で紹介されています。プレイ映像自体は少し古いものですが、現在のPQ Labs製品は32ポイントまで認識する精度に達し、32インチから巨大な65インチまで対応、対応プラットフォームもWindows 2000以降のマイクロソフトOS、さらにMac OS Xにも対応し、その性能をどんどん成長させています。
このプレイ映像くらいスムースにプレイが出来るなら、タッチパネルやモーションコントロールなどの次世代デバイスでのRTSやRPGのプレイアビリティについて少し考えを改めないといけないかもしれません。なんだかどんどん未来的な技術が現実に近づいて来ますね。
現在サンフランシスコで開催中のGDC、大きいニュースに追いつくのが大変で細かな技術的なネタをご紹介しきれていない所に恐縮ですが、やっぱりローテク・ローファイ・ガレージっぽい技術っていうのはいつ見てもいいもんです。タイトルにハイテクと書いてしまいましたが……。
という事で愉快な発明を色々おこなっているサンフランシスコ(奇しくもGDC会場が近くです)在住のSteve Hoeferさんが開発したじゃんけんグローブのご紹介、人差し指と中指に設けられたセンサーと手袋に繋げられた簡易ディスプレイにて手袋相手にじゃんけんをする事ができます!いつ使うんだよこれ……。
これは先日ドイツで放送されたTV番組の映像……なんですが、目隠しでレゴスターウォーズのキャラクターを咥えて当てる可愛らしい少女、それを見て大盛り上がりの観客(しかもすごい人数……)、成功を神に祈る少女の母親、うさんくさげな司会者、正解を喜ぶゲスト、ゴーグルに貼り付けられた謎のR2-D2。もう全てがわからない。女の子がとっても可愛らしいのがさらにカオスさを増しています。何度か見てるとじわじわくるので、お仕事の休憩にでもどうぞ!
爆発!破壊!スピード!男の子の妄想を存分にぶち込んだ上で最新の映像技術をふんだんに盛り込んで開発が行われたBlack Rock Studioの「Split Second: Velocity」(※ これまでSplit/Secondと表記しておりましたが、先日サブタイトルが付与され正式タイトルが変更になりました)、Bizarreが開発を進めているBlurのライバルともされ、両タイトルとも所謂アーケードレーシングタイプのタイトルとなっています。
発売も間近に控えたSplit Second: VelocityがGDC会場にてデモが行われており、新情報やら映像、そしてとても美しいスクリーンショットが数多く公開されています。映像でたっぷりと確認できますが、プレイヤーは”PowerPlay”という爆発を引き起こすトリガーを利用してライバル車を攻撃する事が出来ます。
さらに会場では新しいプレイモード”Survival”の存在を明らかにしています。このサバイバルモードは最後まで生き残ったプレイヤーが勝ち!なモードで、デモンストレーションでは触れただけで爆発する樽が配置されたアリーナ状のコースを他のプレイヤーと生存を掛けて勝負する様子が見られた様です。
本作はUIも非常にシンプルでプレイヤー車の近くに上手くまとめられており、近年希に見る革新的で優れたインターフェースに思えます。このシンプルさはプレイアビリティにも活かされているようで、ボタンはアクセルとブレーキ、そして上述の”PowerPlay”ボタン、そしてもう一つ”Shockwave”ボタンの計4つしか利用しない事が明らかになっています。ハンドブレーキもないこの潔さ!存分に派手なプレイを楽しむ事が出来そうで清々しいというものです。
開発を務めたBlack Rock Studioが自己申告ながらレースゲームのModern Warfare 2とUncharted 2だ!と豪語するSplit Second: Velocity、リリースは北米で5月18日、ヨーロッパで5月21日となっており、対応プラットフォームはPCとPS3、Xbox 360となっています。
昨年のGDCで大きなサプライズ発表となったゲーミングクラウドサービスの「OnLive」、開発と潤沢な資金調達にパートナーシップ、そして大規模なベータテストを経て今年のGDCで正式なローンチスケジュールを発表、サービスの概要も明らかになりました。
様々な最新ゲームをストリーミング配信でプレイ可能にするOnLiveの正式サービスは6月17日から、PCとMacの両方に互換性を持ち、常に増加するライブラリへのアクセスの為に月額14.95ドルでサービスが開始されます。またサービス開始から2万5千人目までの登録者にはサービス開始から3ヶ月間の月額料金が無料になるサービスも予定されています。さらに、今年のE3では複数月契約の金額やロイヤリティプログラム、特別キャンペーンなどについてアナウンスが行われるとの事。
カンファレンスに登壇したOnLiveのSteve Perlman氏は驚く程贅沢に取りそろえた新しい対応タイトルを発表、驚きの対応タイトルは次のようになっています。
- Mass Effect 2
- Dragon Age: Origins
- Assassin’s Creed II
- Prince of Persia: The Forgotten Sands
- Borderlands
- Metro 2033
さらにPerlman氏は対応パブリッシャーの一部も明らかにし、Electronic Arts、Ubisoft、2K Games、THQ、Warner Bros. Interactive Entertainment.と、錚々たる面々がパートナーとして参加している事が明らかになりました。各社が模索するストリーミングビジネスの名実共にフロンティアとなったOnLive、モバイル対応やTV用のセットアップボックスの存在もあり、今後の展開には要注目です。
「PlayStation Move」関連のニュースが続いていますが、次は今回明らかになったMove対応タイトルを一気にご紹介いたします。今会計年度に20タイトルをローンチするとされるMove対応タイトル、一体どのようなものが出てくるのか非常に楽しみです。
対応パブリッシャーやタイトルのローンチに関する事、そして正式名称など、いよいよ動き出した感の出てきたPS3用モーションコントローラー「PlayStation Move」。カンファレンスでの実演デモではラグが見られるシーンもあったものの、タイトルによってはスムースな動きに感じられたものもあり、そのスペックや詳細、パフォーマンスやコントローラーの組み合わせなど、気になる事が山盛りです。
そんなPlayStation Moveの詳細が発表、このコントローラーはMoveモーションコントローラーとMoveサブコントローラーから構成される事が判りました。気になる詳細は以下の様になっています。
PlayStation Move Motion ControllerはPlayStation Moveの基礎になる役割を担います。これにはモーションセンサー、ダイナミックに色が変化するスフィア(球体のあれ)、振動フィードバック、簡単なボタンインターフェースが含まれています。3軸のジャイロスコープ、3軸の加速度センサー、磁界センサーを装備しており、正確な動作とコントローラーのアングルをトラックします。さらにPS3はPlayStation Eyeカメラを用いてこのモーションコントローラーの絶対位置をトラックします。
- プレイヤーの正確な位置をトラッキングする為にPlayStation Eyeカメラと共に動作
- 直接操作用にDUALSHOCK 3とSIXAXISのアクションボタンを含む
- 表面は滑らかでワイヤレス動作
- 再充電可能なリチウムイオンバッテリーを内蔵
- コントローラー内のAdvancedモーションセンサーは正確に、素早く、繊細な動作をトラッキング
- 球体の光色はゲームプレイ中に視覚的なフィードバックを行う
- 振動フィードバック
- Bluetoothをサポートしたワイヤレスゲーミング
- 同時に4個までのモーションコントローラーを使用可能
- USBケーブル(Type A – Mini-B)を用いて自動的に充電およびペアリング
PlayStation Move Sub-ControllerはPlayStation Moveの体験を拡張するために開発されたコントローラーです。DUALSHOCK 3とSIXAXISの左側コントロール機能を含んで、インゲームのキャラクター達のナビゲート(FPSの移動操作など)に使用する事ができます。サブコントローラーにはアナログスティックが1つ、指向性のボタン、2つのボタンを含みます。さらにL1・L2・L3ボタンもこれに含まれています。
- PlayStation Move motion controllerから完全に独立したワイヤレスコントロール
- インゲームキャラクターの直感的なナビゲーション
- 簡単で直感的なXMBメニューナビゲーション
- 再充電可能なリチウムイオンバッテリーを内蔵
- USBケーブル(Type A – Mini-B)を用いて自動的に充電およびペアリング
- モーションコントローラーと対になる滑らかな曲線デザイン
PlayStation Moveの一部としてPlayStation Eye Cameraはプレイヤーの移動とモーションコントローラの球体をトラッキングします。さらにプレイヤーの声かイメージをキャプチャーし、PlayStation Move対応ゲームと組み合わせ、新しいゲーム体験を可能にします。
- 640×480解像度で60fps動作
- トラッキング、応答性、スムースが改善、最高120FPSまで動作
- 音声マイクは背景ノイズを低減、話す言葉に自然にフォーカス、正確な音声認識
先ほどGDCにて開催されたソニーのプレスカンファレンスで正式名称が発表されたPS3用モーションコントローラーの「PlayStation Move」、その詳細がいよいよ明らかになってきました。まず、価格についてはリリース時にPlayStation MoveとPlayStation Eyeと未定のタイトルがセットになったスターターパックが用意され、100ドル以下で販売される事が明らかになっています。
さらにカンファレンス後、SCEAのCEOを務めるJack Tretton氏がインタビューに応じ、今会計年度内に20タイトルのローンチを果たす準備がある事を明らかにしています。リリースは秋頃を予定しているとの事。
そしてPlayStation Moveの対応パブリッシャも発表、計36社がMoveタイトルの開発に取り組んでいる事が明らかになりました。EveやDust 514のCCPが名を連ねているのが非常に気になる所です。詳細なリストは以下よりご覧ください。
サンフランシスコのMosconeセンターで開催中のGDC 2010で先ほどからソニーのプレスカンファレンスが先ほど開始されました。まだカンファレンス中ですが、注目が集まっていたPS3のモーションコントローラーの正式名称が発表され「PlayStation Move」である事が判りました。
現在カンファレンスは年末から最近までの成功作を挙げながら、今後の展望について語り、いよいよMoveのプレゼンテーションが始まろうかという所です。プレゼンテーション映像ではこれまで登場してきたコントローラーを2台用いて利用するシーンなども映し出されています。
なお、カンファレンスで発表された情報は速報としてこちらの記事をアップデートしてお知らせいたします。
Update1:Move両手持ち、FPS視点で盾と剣を用いた格闘タイトルらしきゲームを実演でデモンストレーションしています。
Update2:卓球ゲームとミニゲーム集らしきタイトルをこちらも実演デモ、ラグはさほど見られず、動作は良好な様子がうかがえます。
Update3:LBPをMoveで実演デモ、Moveは1つでプレイ。
Update4:Moveを用いたEyepetのプレイトレーラーが上映。
Update5:Move2本持ちのストリートファイト風なタイトルを実演デモ、プレイヤーがスウェーをしたりヘッドロック、裏拳でのパンチなどを披露。ラグが見られました。
Update6:SOCOM 4をMove両手持ちで実演デモ中。片手にはMoveの頭部の球形センサーを外した物に見える何らかを利用していました。
Update7:Move対応パブリッシャーの一覧が表示され、今後の戦略等について語りカンファレンスが終了。
それぞれの詳細なニュースなどはまた後ほど別記事にてご紹介いたします。
リリース後フリーズでのトラブルが発生したもののHeavy Rainのローンチを大成功の内に納めたQuantic Dream、まだDLCが控えているHeavy Rainですが、やはり次回作の動向も気になるところです。そんなQuantic Dreamが求人を行っている事が発見され、その内容に注目が集まっています。
今回発見された求人は次回作に携わる業務とされており、ゲームエンジンの開発者、オンライン機能の開発経験者、マルチプロセッサ開発の経験、PS3とXbox 360等のコンソール機での開発経験者などが記されています。さらに多人数マルチプレイの開発経験者を強く求めている事が強調されており、大きくオンライン機能を盛り込んだタイトルになるのではないかと予想されます。
まだ次回作についての情報はほとんど無い状態ですが、ボスのDavid Cage氏は先月行われたインタビューで次回作が連続殺人鬼で一杯のゲームやスリラータイトルにはならないと発言しています。
さらに本日はHeavy Rainの最初のDLCとなる「The Taxidermist」の初スクリーンショットも公開されました。剥製師という色々な意味に考えられそうな名が付けられたこの最初のDLCはどうやらマディソンの物語となる模様。リリース等についてはまだ詳細が明らかになっていませんが、公式の発表が近く行われると見られています。
先ほどNaughty Dogのアートワーク展示会「THE ART OF NAUGHTY DOG」についてお伝えしましたが、現在サンフランシスコで開催中のGDC 2010においてもゲームのコンセプトアートの展示会Into the Pixelが行われており、「Dante’s Inferno」のダークな世界観を描いたハイクオリティなアートワークの数々が公開されています。また同展示会はGDC終了後も4月まで行われる予定です。だめだ、か…かわいい……
近年のモバイル端末の成長により様々な利用が模索される拡張現実技術ですが、開発者の祭典GDCでも様々な技術が登場して人々を驚かせているようです。ゲームとインタラクティブデザインのための大学Savannah College of Art & Design in AtlantaのTony Tseng教授が開発を進めているゾンビゲーム「ARhrrrr」はシンプルなアイデアと直感的なインタラクティブを見事に融合させ、プレイヤーに新しい体験を強いるという実に興味深いゲームとして紹介されています。ゲームの概要については、まず下の動画をご覧ください。
ARhrrrrはTony Tseng教授と学生達、そしてジョージア工科大学と共同で進められているプロジェクトで、現実世界の情報を用いてモバイルデバイスでプレイするこのゲームはまさに新しいタイプのインタラクティブな体験と言えます。
今回ご紹介した映像は昨年6月に作成された紹介用の映像ですが、NVidiaのTegraプロセッサに高解像度のスクリーン、さらに500万画素のカメラ搭載したモバイル端末が利用されており、そのパワフルな性能で非常にスムースなゲームプレイを実現しています。
ゲームの内容は映像を見ればすぐ判る単純な物ですが、Tony Tseng教授はプレイヤーに動く事を自然に要求する事を目的としており、Wiiリモートを使用するゲームの様な物と判りやすく説明されています。しかしTseng教授はWiiのゲームが実際には本当の移動を全く要求しないと述べ、建物の影で見えないゾンビを発見し攻撃する為に移動する事を強いられるARhrrrrは人間の動作をスムースにゲームプレイへ統合すると述べています。
さらに開発チームはARhrrrrはプログラムに小さな物体を認識する機能を実装しており、映像ではこの機能を用いてマーブルチョコを色別に地雷にしたり、ゾンビを無力化する罠の用に利用するシーンが納められています。
上記の通りARhrrrrはNVidiaのTegraを採用したプロトタイプの端末で動作する物で、パワフルな処理を要求するこのタイトルはまだ技術デモとしての域を脱しない物です。しかしTseng教授はiPhoneでの稼働も視野に入れているそうで、登場も近いとされる新TegraやImagination Technologies社のSGX543の普及具合によっては、夢見ていた未来技術を自分の手で操るのもそう遠くない現実となってきたと言えそうです。
魅力的なメタルミニチュアの制作を行っているアメリカのデザイナーMark Hoffman氏が、ファイナルファンタジーシリーズに登場した飛空挺達を素晴らしく魅力的に再現、氏のサイトでその素晴らしいイメージが公開されました。
今回ミニチュア化されているのは、6作目に登場したセッツァーの”ブラックジャック号”、そして7に登場した神羅の高速飛空艇”ハイウインド”、8のシャープなフォルムが印象的な”ラグナロク”、さらに魅力的でスチームパンク色が感じられる飛空艇が数多く登場した9作目から”ヒルダガルデ3号”が立体化されています。
後期シリーズ作ではフォルムが複雑化し、より現代的で洋風な(或いはSF大作的な)デザインに変化してきた感があります。今回の少し懐かしく暖かささえ感じるメタルミニチュアでの再現は9までの飛空艇が似合っているのかもしれません。どの子も鉄の質感が素晴らしく、出来る事なら手にとって眺めてみたい……。
Electronic ArtsがGDC 2010で開催したプレスイベントにおいて、Wiiでリリースされている健康管理フィットネス系のタイトル「EA Sports Active」のシリーズ展開を発表、新たにPS3とiPhone/iPod Touchに対応させる事を発表しました。これに併せWiiとPS3向けの最新作「EA Sports Active 2.0」もアナウンス、USBドングルとワイヤレスのセンサーポッドを利用したシステムになる事が明らかになりました。
EA Sports Active 2.0で使用されるこのワイヤレスのセンサーポッドはプレイヤーの心拍度数のモニタリングや加速度センサーとしての機能を持っており、これらのデータがゲームの中に活かされる事になります。Wii版では片手と片脚にそれぞれ2個のセンサーを利用、PS3では片脚に1つ、両手に1つずつの計3つのセンサーが利用される事になります。
さらに本作ではオンライン接続が新たな要素として加えられており、練習データをElectronic Artsのサーバにアップする事で、友人や練習パートナーとのプレイが楽しむ事が出来るようです。リリースは秋頃に予定されており、価格等の詳細は明らかにされていません。国内でも「EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム」としてリリースされているこのシリーズですが、プラットフォームの拡大によりWiiフィット天下の牙城に食い込む事が出来るか。ソーシャルタイトルの成長華やかな昨今、今後の動向が非常に興味深い所です。
UPDATE:3月10日15:15
先ほど日本のiTunesでも販売が開始されました。(※リンクはiTunesが開きます)
※ 以下アップデート前の本文になります。
先ほどは斜め上過ぎてラブ!としか言いようのない素晴らしい登場を果たした最後の新キャラ”Hakan”さんをご紹介したばかりですが、さらに凄まじい再現度でこれまた度肝を抜いたiPhone版の「ストリートファイターIV」が本日リリースされる事がCapcomファイトクラブイベントで明らかになりました。
本作はリュウ、ケン、春麗、ブランカ、ベガ、アベル、ガイル、ダルシムの8人がプレイ可能でBluetoothを介して対戦プレイも可能になっています。登場キャラクターの挙動は全ての技が再現され、とてもiPhone上で動作しているとは思えないその再現度にはただただ脱帽するばかり、UI関係のカスタマイズも丁寧な物が用意されているとの事でプレイが今から楽しみです!
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