5月3日のリリースがもう間違い無いと思われていた「Duke Nukem Forever」ですが、なんとここに来ておよそ1ヶ月の延期が発表、北米で6月14日、それ以外の地域では6月10日が新しいリリーススケジュールとなりました。
お馴染みGearboxのボスRandy Pitchford氏はプレスリリースにて追加の延期を非常に申し訳ないと思っていると述べ、早くプレイヤー達にゲームを届けたいと熱望していると記しています。さらに、2KのChristoph Hartmann社長はデュークのファン達の忍耐に感謝すると述べ、あと15年はかからないと約束すると語っています。
なお、延期の理由は明らかになっていませんが、上記の告知映像と2Kのコメントから見ても、プロレス的な要素が感じられなくもなく、14年近く待ったファン達にとっては1ヶ月程度どうという事はない、とも言えそうです。
今日の休憩動画は、先日PAX East会場で行われたゲーム番組”X-Play”のオーディエンスとのQ&Aセッションにて、客席に突如登場し質問を始めたCliffy Bの様子をお届け。
律儀に自己紹介したCliffy Bは、先日リリースしたEpicのBulletstormが5点満点で6点のタイトルだと発言、X-PlayのBulletstormスコアが4/5なのはなんで?と質問、これはお馴染みの司会者達にもサプライズだった様子で突然の本人登場に慌て、会場は大喜び!という事で、Cliffy Bのとぼけ具合が何ともキュートな映像に仕上がっています。
2K Czechが開発を手掛けたシリーズ続編”Mafia II”に全てのDLCや各種プレオーダー特典を同梱した「Mafia II: Director’s Cut」が近く登場するのではないかと噂になっています。
これは北米AmazonにてMafia II: Director’s Cut販売ページが公開されていた事から存在が明るみに出たもので、現在は既に削除済みながら、Xbox 360とPS3、PCプラットフォームの各ボックスアートも掲載され、これまでにリリース済みの”Joe’s Adventures”と”Jimmy’s Vendetta”、そして”The Betrayal of Jimmy”のDLCに加え、4種類の車と衣服のパックを同梱した内容である事が記されていました。
現在海外メディアが2Kに確認を取っており、近く続報が登場すると思われます。かつての名作”Mafia”の続編として期待を集めたものの、セールス的な成功を収められなかった”Mafia II”ですが、気になっていた方にとってはDLC全部入りパッケージの登場は嬉しい再リリースだと言えそうです。
先日開催されたPAX EastにIrrational Gamesが開発を進めている期待のシリーズ最新作「BioShock: Infinite」が出展され、お馴染みKen Levine氏も登壇する”From Background To Center Stage: Building Game Worlds As Main Characters”(バックステージからセンターステージへ:メインキャラクターとしてのゲーム世界構築)と名付けられたパネルディスカッションも開催されました。
パネルディスカッションの内容については機会があれば改めてお知らせしたいと思いますが、今回はPAX East会場を飾ったBioShock: Infiniteの巨大パネルの1ヶ月に渡るメイキングをご紹介。今作のヒロイン”エリザベス”のガーディアンでコロンビアの獄吏でもある巨大キャラクターが出来上がる過程と、ハイクオリティな最終ショット、そして可愛いエリザベスのコスプレをお楽しみ下さい。
今回の巨大ジオラマを制作したのはアーティストのRobb Waters氏で、Irrational Gamesの内部資料を利用したラフスケッチとアイデアメモをベースに、全体のレイアウトを掴む為の3Dモデルが作成されました。
2日目の段階ではまだ全体を形作る為のおおざっぱな切り出しが行われています。見た目にはまだ何が何やら判りません……。
3月15日にローンチを迎え、イギリスでは発売週のセールスでDragon Age IIを下し週間チャートの1位にも輝いたKaos Studiosの「Homefront」の販売が初週で85万本に達する好調な滑り出しを見せていることが明らかになりました。
これはVGChartzの発表によるもので、正確な数には少なからず上下があると思われますが、THQが北米における販売初日のセールスが37万5000本に到達する結果となったと発表しており、1週目の世界販売本数と考えれば妥当な数字だと考えられます。
VGChartzによると、セールス全体の2/3が北米での販売によって占められ、プラットフォーム別に見ると2/3がXbox 360版のセールスとのこと。
大手メディアによるレビューはほど良い佳作レベルの評価でしたが、セールス的にはBulletstormやDragon Age II、Marvel vs. Capcom 3等の注目タイトルよりも良いパフォーマンスを発揮している様子で、夏にかけて200万本に到達する事が出来るか今後の動向に注目です。
Frostbite 2.0の驚くべき表現力で今度こそシュータージャンルの王座奪還を成し遂げるかと期待を集めるDICEの「Battlefield 3」ですが、現在王座に君臨するCall of Dutyタイトルの新作についてはまだ具体的な動きが無く、その動向に大きく注目が集まっています。
先日は遂にCall of Duty: Black OpsがWii Playのセールスを超えて北米のゲーム産業史上最も売れたタイトルとなった事からも、この戦いはゲームタイトル同士の切磋琢磨を超え、EAとActivisionの戦争とも言えるビジネス的な意味でも興味深い事象だと言えるのではないでしょうか。
と、そんな複雑な様相を見せるこの両タイトルのセールス争いにお馴染みWedbush Morganの経済アナリストであるマイケル・パクター氏がコメント、Infinity WardとSledgehammerの共同開発によって進められていると噂されるCoD新作が例年通りに登場した場合、Battlefield 3がCall of Duty新作に”勝利する望みは無い”と断言しました。
これはIndustryGamersのインタビューに登場したパクター氏が応えたもので、氏はElectronic Artsがシェアをインクリメンタルに獲得しようとしていると分析(複数のシュータータイトルを出さずにシェアを足し算的に1本化させようという意味か)、Battlefield 3が良作として仕上がった場合、前作より25%から35%多いセールスが見込めるだろうと確信している発言しています。
さらにパクター氏はCall of Dutyタイトルに勝利する場合、Battlefield 3がこれまでのセールスに比べて300%以上を売り上げる必要があると発言。CoD新作については、Modern Warfare 2とCall of Duty: Black Opsで獲得したインストールベースに基づいて、より高い売上げを納める可能性は有り得るが、インストールベースの点から見てもElectronic Artsが実際にシェアを伸ばすかどうか疑わしいと語っています。
という事で、力強く語ったパクター氏ですが、語る予想のほとんどが見事なまでに裏目に出る予言の数々とその顛末はもはや定例イベントと化しているのはご存じの通り。とうとうCall of Dutyの王座が脅かされる時が来るのか、例年通りのスケジュールを考えるとそろそろ具体的な動きを見せ始めるCoD新作の動向にも注目です。
いよいよリリースまで1ヶ月と近づいたシリーズ最新作にして原点回帰を果たす「Mortal Kombat」、先日は様々な新要素と共にPS3版の専用キャラクターであるクレイトスの短いプレイの様子を収めた直撮り映像を紹介しましたが、本日新たにクレイトスさんの雄姿がたっぷりと収められた新トレーラーが登場しました。
さすがクレイトスさん、オールレンジで強そうな神性能を発揮するだけでなく、なんとQTEまで盛り込まれており、NetherRealmのツボを抑えた演出にファンには嬉しい仕上がりとなっている様子です。
PS3版には専用キャラクターが用意されているわけですが、Xbox 360版についてはCliffy Bがギアーズで名乗りを上げるなどの動きは見られたものの、具体的な情報は無く、これまでPS3版のみの特典と考えられていました。しかし、ここにきてXbox 360版にも何らかの特典が存在するとの噂が注目を集めています。
これはシリーズのクリエーターを務めるお馴染みEd Boon氏がGiantBombのインタビューで発言した内容が発端となっているもので、氏は登場キャラクターを含め多くの要素が隠された状態になっている事を明かし、アンロック可能なキャラクターや、5、6人のDLCキャラクターが用意されていることを明言。そして、専用キャラクターについて触れ、発表できる情報が無いと前置きし、Xbox 360プレイヤーを愛していると発言、PS3も同様だと述べ、全てのプレイヤーが共にハッピーになれる物を得られるようにするつもりだと発言しています。
まだ何とも判断のしづらい噂ではありますが、本当であれば誰が登場する事になるのか?こういった予想も1つの楽しいイベントとなりそうなシリーズ最新作Mortal Kombatのリリースは北米で4月19日、対応プラットフォームはPS3とXbox 360となっています。
NPDの販売チャートなどでお馴染みの調査会社EEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)が2010年の各プラットフォームにおけるユーザーの動向を調査した結果、ダウンロードによるゲームの購入が2009年から大幅に成長している事が判明、もっとも購入率が高かったXbox 360については55%のユーザーがダウンロードタイトルを実際に購入していた事が明らかになりました。
調査結果によるとXbox 360では2009年の42%から55%にまで増加、PS3は42%から50%へ、Wiiは37%から43%にまで増加しているとのこと。
また、3プラットフォームにおけるダウンロードタイトルの平均価格が10ドルで、平均利益が7ドルという調査結果も記されており、平均価格48ドルに対して利益が22ドルとされるパッケージ販売よりもダウンロードタイトルの利益率が高いという興味深い内容が浮き彫りになっています。
また、2006年時点ではXbox Liveにおけるダウンロードタイトルの平均価格が8ドル未満だった事から、ダウンロードタイトルの平均価格が徐々に高くなりつつあること、さらに2011年のダウンロード販売の売上げが35%程度上昇するとの予測、そして2014年にはコンソールにおけるソフトウェア販売の26%をダウンロード販売が占めるだろうとの興味深い予測も記されています。
かねてから様々な噂と憶測が飛び交っているRockstar Gamesの看板フランチャイズ「Gran Theft Auto」シリーズの最新作に関する話題ですが、海外フォーラムにてRockstar Gamesによる大量のドメイン取得が発見され、その中から次回作のヒントとなりそうな興味深い内容が読み取れ、話題となっています。
今回のニュースは不確実な噂であるとともに、軽度のネタバレ要素を含む内容となりますので、詳細は続きからご確認下さい。
Dawn of Warシリーズでお馴染みのRelic Entertainmentが開発を進めているシリーズ初のアクションRPGタイトル「Warhammer 40,000: Space Marine」、THQはこれをたびたびギアーズキラーと銘打ち、コア向けのメジャータイトルとしてアピールしてしてきましたが、これまで公開されてきたトレーラーや情報では主人公を務めるスペースマリーンとオルク共しか姿を見せておらず、クオリティは非常に高いながらも若干の物足りなさが感じられる状況が続いていました。
そんな中、Destructoidのインタビューに本作のディレクターを務めるRaphael van Lierop氏が登場し、Warhammer 40,000: Space Marineの新情報とともにお馴染みケイオス・スペースマリーンが敵勢力として姿を表すことが明らかになりました。
Lierop氏はストーリーの概要についても明らかにしており、Forge Worldの惑星Graiaを舞台に、いつもの通り単純で直線的な大規模侵略をけしかけたオルク共と、裏で何やら企んでいるケイオスから惑星を守るためにスペースマリーンの”Captain Titus”が戦うという、シリーズタイトルのプレイヤーにはお馴染みの安定感に満ちた定番ストーリーが描かれるとのこと。
なお、ケイオス勢力についてはバリエーション豊かな一般兵だけでなく、Renegade GuardやPsykersも登場することが明かされており、発表時にケイオスの登場は無いと明言されていただけに、W40kファンには続報が逆に楽しみになるサプライズとなりました。なお、今回のインタビューと共に公開されたケイオスのスクリーンショットとコンセプトアートを続けてご紹介、いつもと少しだけ毛色の違う新鮮なアートワークが確認できます。
Too Humanの開発で知られるSilicon Knightsが開発を進めているX-Menをテーマにした新作タイトル「X-Men Destiny」、前回は(駄目な方の意味で)驚きのクオリティのガンビットが登場し切ない気持ちになりましたが、今回新たに主人公キャラクターの1人と思われる女子高生ミュータント”Aimi Yoshida”ちゃんのスクリーンショットが公開されました。
プロフィールによると、彼女は悲しみと怒りだけを感じる自暴自棄なキャラクターとの事で、ガンビット達による新人研修的な内容が描かれる本作の新入りとして申し分ない設定だと思われます……が、”そうじゃない感”のインパクトが強すぎてもはや設定が頭に入ってこない強烈な仕上がりになっています。
なお、イメージにはあんまり大きくないコロッサスも登場しており、今後順次登場するであろうウルヴァリンやパイロ、エマ・フロスト、ナイトクローラー、サイクロプス、マグニートの出来に怖い物見たさ欲が高まるところ。それにしても何故マーベルタイトルは毎度のことながら、こうもダメな方向に突き抜けるのか……。頑張れSilicon Knights!
American McGee氏の新作、そしてアリス イン ナイトメアの続編として大きな注目を集めているSpicy Horseの「Alice: Madness Returns」が6月のリリースに向け、イギリスのレーティング機関BBFCの審査を15歳以上対象タイトルとして通過しました。
また、BBFCのレーティングサマリーにはAlice: Madness Returnsに62分37秒のカットシーンが含まれていることが記されており、さらにこれとは別に須田剛一氏と三上真司氏が手掛ける新作”Shadows of the Damned”のトレーラーも同梱されているとのこと。
ゴシックなテイストとAmerican McGee氏特有の物語で多くのファンを魅了するAlice: Madness Returnsのリリースは6月14日、対応プラットフォームはPCとXbox 360、PS3となっています。
毎度可愛らしいトレーラーで楽しませてくれる「Portal 2」ですが、今回もAtlasとP-bodyの2人が酷い目に遭うキュートなトレーラーが登場しました。
今回は1953年に米軍に納めるシャワーカーテンを作る為にアパーチャサイエンス社を起ち上げた初代社長”Cave Johnson氏”が解説に登場、冷静に考えるとこの社長が”何なのか”、想像するだけで空恐ろしい気がしないでもありませんが、とりあえず今回はアパーチャサイエンス社謹製の”壁”が素晴らしいぞというPR映像となっています。
相変わらず萌えのツボを憎いほどに心得たValveの最新作Portal 2のリリースは北米で4月19日、ヨーロッパは4月22日で、対応プラットフォームはWindowsとMac、PS3、Xbox 360となっています。ああもう可愛い。
先日は「Thor: God of Thunder」の新トレーラーとXbox 360/PS3それぞれのスクリーンショットをお届けしたセガによるマーベル映画のゲーム化フランチャイズですが、同様に「Captain America: Super Soldier」にも新トレーラーと両プラットフォームのスクリーンショットが登場しました。
本作の開発はこれまで”Spider-Man: Friend or Foe”やWii版の”Tom Clancy’s Ghost Recon”などを手掛けてきたNext Level Gamesが担当しており、キャラクター物の金字塔となった”Batman: Arkham Asylum”の戦闘システムを大胆に模倣した意欲的なゲーム要素で、Thorと同様にこれまでのフランチャイズタイトルにつきまとうイメージを払拭できるか注目が集まっています。
また、GameSpotでは17分に渡るデモプレビュー映像を公開、なかなか見応えのある映像表現やレベルの作りと共に、スローモーション効果もあって若干?のんびりめな戦闘の様子や、Arkham Asylumの捜査モード風な視界にミニパズルなど、実際のプレイ要素がたっぷりと収めらています……が、見る限りまだまだ調整が必要な様子が散見されるというのが正直な感想でしょうか。しかし、ネタ的に或いはプロレス的に楽しむならば、素晴らしい佳作となるポテンシャルは十分に秘めていると言え、今後の仕上がりに期待したい所です。
PS3版とXbox 360版それぞれのスクリーンショットについては以下からご確認下さい。
先ほどGfKが2011年第10週の北欧セールスチャートを発表、BioWareのシリーズ続編「Dragon Age II」がトップに輝き、”Call of Duty: Black Ops”がポケモンを下し2位にランクインする結果となりました。なお、GfKの北欧チャート統計はデンマークとノルウェー、スウェーデン、フィンランドの販売データによるもので、8位にModern Warfare 2が、9位にはSims 3がランクインしているあたり、北米とイギリスともまた違ったゲーム文化が根付いている様子が窺えます。
上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
- 1位:Dragon Age II (EA)
- 2位:Call Of Duty: Black Ops (Activision)
- 3位:Pokémon White (Nintendo)
- 4位:Pokémon Black (Nintendo)
- 5位:FIFA 11 (EA)
- 6位:New Super Mario Bros (Nintendo)
- 7位:Rift (Ubisoft)
- 8位:Call Of Duty: Modern Warfare 2 (Activision)
- 9位:The Sims 3 (EA)
- 10位:Battlefield Bad Company 2 (EA)
去年の3月にも開催され注目を集めた、世界最強の(人気)デベロッパーを決める「March Mayhem」が今年も開催!地震の間に投票が進んでおり紹介が遅れましたが、現在準々決勝にあたる第3回戦が開催中です。
Alienwareが開催するこのトーナメント、ただのユーザー投票かと思いきや開発者達のエキサイト具合もなかなかで、去年はCliffy BがNaughty Dogに激しい舌戦(きゃっきゃうふふ)を繰り広げ、UbisoftとBethesdaをソーシャルパワーで喰らい尽くしたZyngaとValveの戦いではゲイブがSteamを通じて世界中のユーザーから投票を集めて仇を討つなど、若干妄想入り交じる解説になりましたが、なかなかにドラマティックな戦いが行われました。
という事で現在ベスト8を選出する以下のカードの投票が進められている訳ですが、今年も大安定の強さを見せるであろう去年の覇者Valveに対し、昨年準優勝のBioWareは先日リリースしたばかりの期待作Dragon Age IIが想像以上の賛否となり、DRMのトラブルも含め侃々諤々の最中で、いささか分が悪いとも言えそうです。
また、昨年のゲーム産業をRed Dead Redemptionで席捲したRockstarに、Haloシリーズでお馴染みのBungie、ギアーズシリーズでお馴染みのEpicもまだ戦っており、どこが勝ち残ってもおかしくない顔ぶれとなっています。という事で、第3回戦に勝ち残った16デベロッパとカードは以下からご確認下さい。ゲイブの巨大化を止める勇者は現れるのか、今後の続報に期待!です。
なお、このMarch MayhemはFacebookアカウントがあれば誰でも投票が可能で、18歳以上の利用者にはAlienwareのゲーミングPCが当たる賞品も用意されていますので、興味のある方あるいはお気に入りのデベロッパを世界最強に仕立てたい方は是非参加してみてはいかがでしょうか。
- Blizzard vs Irrational Games:巨大な覇者と少数精鋭が戦うかなり渋めのカード
- スクウェア・エニックス vs Naughty Dog:Treyarchを破ったスクエニ、Naughty Dog相手にどこまで戦えるか?
- Mojang AB vs Epic Games:昨年からインディ界隈を席捲するMinecraftのMojang ABと、ゲームエンジンビジネスの雄Epicによる好カード
- Obsidian vs Rockstar North:Obsidianは1回戦でMedia Moleculeを撃破、頑張って
- BioWare vs Bungie:王道デベロッパ同士の対決!
- Ubisoft Montreal vs Bethesda:これも実に素晴らしい好カード
- Valve vs Relic:昨年の覇者とRelicの戦い……頑張れ、ゲイブの巨大化を止めるんだ
- Game Freak vs Capcom:どちらがゲイブに捕食されるかを決める哀しい戦い、でもやるんだよ
昨今ビデオゲームがアートや文化としてとらえられ論じられるシーンを多く見かけるようになりましたが、まだ生まれて間もないこの文化の50年を大きく総括的に振り返る1冊の本が4月5日にRandom Houseから出版されます。
本のタイトルは「All Your Base Are Belong to Us: How Fifty Years of Videogames Conquered Pop Culture」(君達の基地は、全てCATSがいただいた:50年に渡るビデオゲームの歴史がどのようにポップカルチャーを征服したか)、タイトルの日本語訳がおかしいのは後ほど解説するとして、著者はWiredを始め、New York Times、Vanity Fair、Rolling Stoneでライターを務めるHarold Goldberg氏、僅か50年で500億ドル産業にまで成長したビデオゲームの立役者である様々な開発者に対して広範囲なインタビューを行い、21世紀で最も急成長するメディアの裏に隠された創造性を探る興味深い内容となっています。
内容も非常に楽しみなこの本ですが、やはりひっかかるのが”All Your Base Are Belong to Us”と書かれた謎のタイトルではないでしょうか。ご存じの方も多いかと思いますが、この奇妙な英語はかつて東亞プランが1992年にヨーロッパのメガドライブ向けに発売した英語版「ゼロウィング」の台詞から引用されたもので、所謂日本人が使う謎の英語を揶揄する象徴的なミームとして知られています。
愉快なflashが流行っていた10年前程前のネット界隈などでよく見られたネタが改めてほじくり返されるのも不思議な気分ですが、ゲーム文化そのものが作品自体から剥離し、ミームと類似した情報の伝播や伝達による社会的な効果を及ぼしやすい側面を持つことが象徴的に言い表された素晴らしいタイトルだとも言えそうです。
突き抜けた残酷表現と初期シリーズのテイストを大胆に復活させ原点回帰を狙う「Mortal Kombat」、PS3版には専用の特典としてGod of Warシリーズの主人公であるクレイトスが登場する事も大きな注目を集めています。
そんな本作に、Challenge Towerなどの新要素解説を収めた2分半弱に及ぶ新しい拡張トレーラーが準備されており、まだ公開されていないこのトレーラーの直撮り映像が動画サイトにて発見、ここにクレイトスのプレイ映像が短いながら収められています。なお、映像は軽いネタバレ要素と残虐な表現を含んでおりますので、閲覧には十分な注意をお願いします。
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