世界中で開催されるローンチイベントに盛り上がる「Call of Duty: Black Ops」ですが、ローンチを迎えいよいよ大手海外サイトのレビューも解禁、様々なサイトから現在続々とレビューが登場しています。内容については改めてお知らせするとして一先ず各サイトのレビュースコアとレビュー記事へのリンクを掲載します。なお、新たなレビューが登場した場合はこの記事とサイドバーのレビュー記事速報にて随時追加致します。
現在ざっくりと各所のレビューを見た所、スコアは両手を上げて高評価!といった様子では無く、Treyarchの意欲的な大量の改善や豊富なゲームモードが評価されると共に、グラフィック面での進化の少なさや、Modern Warfare 2との類似性(評価によってはModern Warfare 2.5的とも)が問題視されている事が見受けられます。
- Eurogamer :8/10
- Joystiq :4/5
- Games.On.Net :4.5/5
- Gamekult (French) :7/10
- USA Today :4/4
- JVN (French) :18/20
- GiantBomb :4/5
- Kotaku :No score
- CVG :9.3/10
- IGN UK :8.5/10
- IGN US :8.5/10
- Exophase :No score
- GameReactor :9/10
- OPM UK (via KingPS3) :9.4/10
- The Guardian :5/5
- 1UP :A-
- GameTrailers :9.3/10
- Videogamer :9/10
- GameInformer :9/10
- Tweakers :9.5/10
- Eurogamer.cz (Czech) :8/10
- Metro :9/10
- Multiplayer (Italian) :9.4/10
- TVG :9/10
- Jeauxactu (French) :17/20
シムシリーズの開発で知られるウィル・ライト氏、現在は古巣のMaxisを去り新スタジオ”Stupid Fun Club”を立ち上げ、TV向けのインタラクティブなリアリティ番組の製作を進めています。
そんな氏が先週金曜に開催されたIGDAのLeadership Forumに参加、会場でジョン・ロメロと共にインタビューに応じ、自身の代表作である「The Sims」のインスピレーションについて言及、かつて1991年に発売した蟻シミュレーションタイトル”SimAnt”から重要な影響を受けたと語りました。
インタビューでThe Simsが何故生まれたのかと問われたウィル・ライト氏は、Sim Antの開発に言及、フェロモンの跡に反応して働く本物の蟻たちがどのように動いているかをプログラムで実現したSim Antが、フェロモンの要素を用いる事で蟻から非常に複雑な行動を引き出す事が出来た経緯があったと発言。これと同じ方法で人間の挙動をどれだけ再現できるか?と思い描き始めた事がThe Sims誕生のきっかけだったと明かしています。
さらにウィル・ライト氏は The Simsの基礎的な原理にフェロモンの要素が用いられていると述べ、”香り”がシムズ達に存在する8つの基本的な欲求の1つだと発言、その”香り”を構成する”食物”、”エネルギー”、”楽しい”、”ソーシャル”、”衛生”の様な項目で全てのオブジェクトが構成されていると解説を加えています。
そして、ゲーム内のシムズ達に起こっている現象を解説、彼らは常に座った状態で、周りのフェロモンの全てを嗅ぎ「ああ、自分は清潔にならねば」或いは「あ、ご飯を食べないと」と感じる事で、その近い場所にあるフェロモンの跡を辿り、目的のオブジェクトへと移動している事を明かし、このシステムがゲーム内に後からオブジェクトを加えるのが容易であるメリットもあったと語りました。
なお、このインタビューを横で聞いていたロメロは、ウィル・ライト氏に対し本物の人間をこの方法で動かす事は出来ない物か質問し始め、結局自分自身でその質問を止めた事が記されています。果たしてロメロの頭の中に何が浮かんだのか……。
いよいよ世界中でローンチを迎える「Call of Duty: Black Ops」、イギリスではピンク・フロイドのアルバム”Animals”のジャケットで知られるイギリスのバタシー発電所跡でローンチイベントが開催されました。
会場には多くのセレブ達が集まり、発電所の煙突に投影されたカウントダウンでローンチを迎え、マルチプレイトーナメントやTreyarchとのFAQセッション、セレブ達が参加するトーナメント等多くの企画が催されました。
あと数時間後には北米での大規模な深夜販売も始まる訳ですが、今回はイギリスを始め、イタリア、ドイツ、ノルウェーで開催されたローンチイベントの様子をお届け。たった一本のゲームの発売がこのような大きなイベントとなる現実には、黄金時代に入ったとも言われる昨今の海外ゲーム産業の興味深い側面が現れていると言えます。国別にまとめたローンチに絡む様子は以下からご確認下さい。
前述のイギリスイベントの様子は一先ず以下の楽しそうなイメージから雰囲気を感じていただくとして、イベントから一夜明けたイギリスでは国営放送局であるBBCの朝のニュース番組”BBC Breakfast”にてCall of Duty: Black Opsのローンチを報道、技術コメンテータも登場しBlack Opsのゲーム性のみならずビジネス的な側面にもスポットを当て取り上げています。
またイギリスの深夜販売は店舗も大盛り上がりで、GAMEやHMVでは限定のBlack OpsTシャツをプレゼント、上記の映像では店舗での深夜販売にも多くの報道陣が駆けつけ、みんなが楽しくてたまらない雰囲気でファンの歓声に溢れる店舗の様子が収められています。
なお、バタシー発電所でのイベントの様子は以下のイメージからご確認下さい。
今朝方イギリスのBattersea火力発電所で行われたど派手なローンチイベントを始めスペインやニュージーランドのイベントも無事終了、いよいよ北米での発売解禁も始まる「Call of Duty: Black Ops」のローンチ規模に世界中の注目が集まっています。
先ほどVGChartz系列の情報サイトGamrFeedではCall of Duty: Black Opsのプレオーダーが北米で280万本、ヨーロッパを含むその他地域で170万本に達し、Modern Warfare 2とほぼ同等の規模になったと発表しました。(※ 参考リンク:VGChartzのBlack Ops予約数変遷詳細記事)
また、北米の巨大小売チェーンGameStopの予約数も先週金曜の時点でGameStop史上最大の予約数になったと、上級VPを務めるBob McKenzie氏がEurogamerに語っています。
先日行われたActivisionの四半期会計報告に伴い、最新のファイナンシャルガイダンスリポートをActivisionがリリース、その中でCall of Duty: Black OpsのセールスがModern Warfare 2に達しないとの予想が記載されている事が明らかになりました。
このリポートを担当した調査会社Cowen & CompanyのアナリストDoug Creutz氏は、Q3会計報告内にてBlack Opsの予約数がModern Warfare 2を超える動きを示している事に反して、セールスはModern Warfare 2の記録を10%程下回るだろうと予想。加えてActivisionのマネジメントはより保守的なスタンスを取っていると述べ、Activisionが氏の予想をさらに上回る20%の減少を予測している事が記されています。
なお、前作Modern Warfare 2は初日販売が470万本、売上げは4億100万ドルに達するという怪物的な記録を持っています。このInfinity Wardの偉業にTreyarchがどういう結果を出すことになるか、ローンチイベントの熱狂振りに比べて経営視点で冷静な判断を下すActivisionの分析が気になる所ですが、前述の好調な予約も含めこれから始まるローンチの動向に注目です。
Obisidanが開発を務めたFalloutシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」の出荷が500万本に到達、売上げが3億ドルを超えた事がBethesdaのプレスリリースから明らかになりました。さらにFallout: New VegasのストラテジーガイドがAmazonのベストセラー商品になった事も併せて明らかにされています。
海外のレビューなどでは多くの不具合が報告されながらも、本質的なゲームの面白さでこのマイルストーンを達成したFallout: New Vegasのポテンシャルは相当な物だと言え、今後のアップデートやDLC展開などますます期待が高まる所。
昨日にはPC版新バグfixの登場や数週間後にリリース予定の統合的なパッチも明らかになり、速やかな不具合の解決が待たれます。
明日ローンチを迎える「Call of Duty: Black Ops」、Modern Warfare 2の記録を抜くか否かとローンチも大きな盛り上がりを見せています。そんなBlack Opsのレビューが各所より登場し始めました。
レビューの詳細や概要については改めて記事でまとめてお知らせしますが、一先ず速報的にサイドバーにて海外サイトのレビュー記事とスコアの一覧を掲載する事としました。新たなレビューが登場次第随時更新いたしますので、購入やプレイのご参考にどうぞ。
11月6日土曜の夜、ボルチモアから約30マイル北東に位置するBel Airショッピングセンター内のGameStop店舗に拳銃を持った2人組の強盗が押し入り、発売前の「Call of Duty: Black Ops」を100本奪って逃げるという事件が起こった事が明らかになりました。
この事件は閉店直前のGameStop店舗にて発生したもので、犯人達は現金やゲーム機本体等と共にCall of Duty: Black Opsが詰まった4つのケースを強奪、幸いけが人は無かったものの、犯人の逮捕にはまだ至っていない模様。また、10月21日には近隣であるアバディーンのGameStop店舗でも武装強盗事件が発生しており、地元警察はこの事件との関連性も示唆しています。
この犯人がCall of Duty: Black Opsを狙って強盗を働いたかどうか詳細は不明ですが、とうとう強盗事件まで発生したCall of Duty: Black Opsのローンチはいよいよ明日。一体どのような初日を迎えるのか、物騒な事はゲームの中だけの出来事である事を希望します。
TopWare Interactiveが開発を進めてきたシリーズ続編「Two Worlds II」、これまでの複雑な経緯とトラブルの数々を経てやっとリリースされるかと思いきや、リリース日をぶっちぎり数日後に延期を発表、パブリッシャーのSouthPeakとTopWareの見解の違いまで噴出、正確なリリース日の発表が待たれる状況が続いています。
しかし、前作でも豊富なカスタマイズ性が特徴だったゲーム性も大幅に強化され、新エンジンの映像表現もなかなかの物で、ドイツのゲーム雑誌ではOblivionを超える92点のスコアを獲得した事で注目を集めました。
そんな中、ドイツの情報サイトにて遂にプレイ映像が公開、序盤と思われるカットシーンを含め導入段階の映像がたっぷりと収録、かつて思わず笑う程に酷かったモーションやカットが驚く程にしっかりした物になり、クオリティの高いBGMに新エンジンの描写力もあって、これが本当にTwo Worldsかと思うような内容に仕上がっています。
スクリーンショットも多数公開、クオリティは素晴らしく上昇したにも関わらず、良い意味で微笑ましいダサさとベタさが本当に素晴らしいイメージが並んています。また、早くも3プラットフォームのクオリティ比較画像も登場、間違い探しの様な比較がしばしば見られる中、驚く程に描画の方向性がバラバラな潔い内容となっています。
また、国内での販売を担当するUbisoftの公式ページには「トゥーワールド2」の名称でXbox 360とPS3で今冬発売予定と記載されており、海外版リリース後の続報にも大きく期待が高まります。
昨日はノーキルでエンディングを迎えたプレイヤーが登場した事をお知らせした「Fallout: New Vegas」、Fallout 3に比べ若干オープンワールド感は抑えられている物の、物語や柔軟性など随所に旧Falloutシリーズの面白さが炸裂し、多くのバグをはねのけてなお魅力的なゲームプレイを実現しています。
とは言えObsidianらしいと言えばらしいバグの山や、手が行き届いていない感に溢れる数々の細かい問題は目も当てられない状況でもあり、早くも有志のバグfixが登場するなど公式の修正パッチの登場が待たれる状況となっていました。
そんな中、昨晩ようやくBethesda Blogにて修正パッチの登場がアナウンス、セーブデータの破損やコンパニオンの挙動に関するバグ、環境によっては酷い状況になっているNvidiaカードのパフォーマンス問題などが修正されるとの事。
またBethesdaはこのパッチとは別に3プラットフォームを対象にした総合的なパッチが最終テストと認可フェーズに入った事を報告、今後数週間の内に利用可能になる予定である事を明らかにしています。
モスクワで開催されたIgromir Game ExpoにBioWareが開発を進めているDragon Ageシリーズ最新作「Dragon Age II」がプレイアブル展示され、5分半に及ぶ直撮り映像が登場しました。
クライアントは新ビルドの模様で外見がカスタマイズされたキャラクターに加え、カットシーンではアイコンで選択の内容を判りやすく補足した新しいダイアログシステムも登場、ミニマップやUI周りも刷新され、よりアクション要素が増した戦闘の様子がたっぷりと収められています。
Dragon Age IIのリリースは北米で2011年3月8日、ヨーロッパでは3月11日、対応プラットフォームはPC、PS3、Xbox 360となっています。
11月2日にレイオフのニュースをお知らせしたIO Interactive、以前からスタジオの代表的なフランチャイズであるHitmanシリーズの最新作「Hitman 5」の噂がまことしやかに囁かれながらもIOとスクウェア・エニックスが否定するなど、はっきりとしない状況が続いています。
そんな中、やはりHitman 5が存在し、開発中である事を示唆するLinkedIn情報が登場、Kane & Lynchでリードアニメーターを務めた人物がHitman 5も兼任し、プログラマーのページにはHitman 5が2011年登場予定である事等が記載されています。
多くのファンが待ち望む47の復活、困難な道乗りである事は明らかですが、どうか良い形で実現して欲しい所です。
先日はローマにヨーロッパ初のゲーム専門美術館がオープン予定である事をお知らせしましたが、イギリスではゲームを体系的に捕らえアーカイブ化を行う計画が進められている模様です。
これは大英図書館のdigital preservationのスペシャリストPaul Wheatley氏が明らかにした物で、既に国際的なアーカイブを始めているイギリスのNational Videogame Archiveをベースにしたいと考えているとの事。
さらにWheatley氏は、このビデオゲームアーカイブにゲームタイトルだけでなくイギリスの30年に及ぶゲーム開発の歴史を保存する事も視野に入れており、ゲーム開発関連のドキュメントなども保蔵対象にしている事を示唆。氏が声を掛けた多くのビデオゲーム産業の現場では今も古い資料等が消え、或いは誰かのデスクの下で腐りつつあると、保護の重要性を投げかけています。
また、先週イギリスで開催されたゲームイベントGameCityではUKIEのMichael Rawlinson会長が、ゲームのアーカイブ化が郷愁としても有用であり、歴史とアーカイブをリンクさせる事が過去のゲーム開発者達の貢献に基づいたゲーム文化の理解を進める大きな助けになると、保存の重要性について説いています。
昨今、海外のゲーム産業周辺ではゲームを文化的なプロダクトと捕らえ、これまでに見られなかった体系的なアプローチやプロジェクトが多く見られる様になってきました。さらにイギリスではAPBの失敗で閉鎖となったRealtime Worldsの件に絡み、ゲーム開発を税制上の優遇措置で支援するべきだと主張する政治家が反対派とTVで論争する等、大きな取り組みが目立っています。
今も世界中から多くのリスペクトを集める日本のゲーム産業ですが、斜陽の声が強く叫ばれる国内に”楽しい”ゲームを前進させる推進力を持つ取り組みが登場する事はあるのか、そんな事をふと思わずに居られないニュースでした。
先日「Call of Duty」シリーズのプレイ映像をシリーズ順に並べ、シリーズの進化を見た目で判りやすくまとめたIGNの映像をご紹介しましたが、本日新たにシリーズのマルチプレイの様子を並べて比べた映像が公開されました。
シリーズ登場時から盛り込まれていたキルカメラ要素や、基本的に大きく変化していないながらも素晴らしくブラッシュアップされていくUIやゲーム性とボリューム感の進化には、Call of Dutyが良くも悪くもメジャーなシュータータイトルの代名詞となった要因が端々から感じられる興味深い映像となっています。
毎週大量の情報が明らかにされるBungie Weekly Updateの11月5日版が登場、今週は新ランクキャップの詳細等に加え、来る新マップパック”Noble Map Pack”に登場する”Anchor 9″と”Tempest”、”Breakpoint”の3マップを上空から描いたイメージが掲載、武器やビークルの位置も掲載されており、入手前の予習には最適ではないでしょうか。
“Noble Map Pack”のリリースは11月30日、3枚のマルチプレイ用マップと250ポイントのGamerscoreを含み、価格は800MSPとなっています。
版権物アクションゲームの金字塔となった「Batman: Arkham Asylum」、本作の素晴らしい脚本はバットマンやスーパーマンといった多くのDC作品の原案を務め、イウォーク・アドベンチャーやドラマLostの脚本などでも知られるPaul Dini氏が手掛けた事で知られ、最新作のBatman: Arkham Cityにおいても引き続き氏が脚本を担当する事で、更なる世界観の拡大に大きな期待が集まっています。
そんな中、今月から刊行されるBatmanコミックの新シリーズBatman, Inc.のライターを務めるGrant Morrison氏がBatman: Arkham Asylumから多大な影響を受けた事を明らかにしました。
Morrison氏は新シリーズのBatman, Inc.が目指した事にArkham Asylumの雰囲気を出す事だと発言、Arkham Asylumをプレイした時に生まれて初めてBatmanになる事がどのような事であるのかを意識したと語る氏は、Paul Dini氏により巧妙に編まれたシナリオがプレイヤーにまるで自身がバットマンであるかの様に感じさせると評価しています。
氏はゲームにおいて、プレイヤーは誰でもスーパーヒーロー或いはソルジャーになる事が出来、ゲーム体験は厳しい物語のルールによる制限を受けず、物事を自分で進め、プレイヤーが選択し進む事が出来ると、ゲームの特性を語り、来るBatman, Inc.のコンセプトを”We are now the heroes, and we can look through their eyes.”(私たちは今ヒーローであり、そして私たちは彼らの目を通して見る)とした事を明かしています。
とうとうゲームの中だけでは無く、本来のホームであるコミックの世界にも強い影響を見せるBatman: Arkham Asylum、この1作目を紹介的なコンテンツとして作ったというRocksteadyがBatman: Arkham Cityでどんな新しいバットマンワールドを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。
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