先ほど、今年の来場者数と来年の開催に関するアナウンスをご紹介した「E3 2016」ですが、新たにソーシャルメディアの市場調査を専門とするBrandwatchが“E3 2016”におけるソーシャルメディアの反応を様々な角度から調査した非常に興味深い統計情報を発表。今年ソーシャルメディア上で最も多く語られた作品が任天堂の人気シリーズ最新作「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」だったことが明らかになりました。
今回の調査は、TwitterやFacebook、映像、Blog、フォーラム、メディアによるニュース報道など、8,000万を超えるオンライン情報を元に、ソーシャルメディア上の反応をプレスカンファレンス毎に集計しまとめたもので、パブリッシャー別の統計に加え、6月12日から15日に掛けて集計されたタイトル別のリアクション、計7社分のカンファレンス比較など、非常に興味深い傾向が窺える内容となっています。
これは、“E3 2016”において行われたEA Playを含む各社プレスカンファレンスに対するソーシャルメディア上の反応規模をまとめたもので、Microsoftが最も多く29%を占め、次いでSony、Ubisoft、EA、任天堂、Bethesda、PC Gaming Showと続く状況となっています。
プレスカンファレンス毎の規模で比較した場合、任天堂は全体の12%を占め5位となっていますが、以下にまとめられたタイトル別の反応規模においては、人気シリーズ“ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド”が2位の“Battlefield 1”に倍近い差を付ける圧倒的な盛り上がりを見せており、上位に並ぶ作品のラインアップと下位に留まる幾つかの注目作を含め、人気ブランドの訴求力やリーチする層の規模による違い、幾つかの剥離が顕著に浮かび上がる興味深い傾向が見て取れます。
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
- Battlefield 1
- God of War
- Watch Dogs 2
- Star Wars Battlefront
- South Park: The Fractured but Whole
- クラッシュ・バンディクー リマスター
- スパイダーマン
- Titanfall 2
- バイオハザード7 レジデント イービル
- ファイナルファンタジーXV
- FIFA 17
- Dishonored 2
- Mass Effect: Andromeda
- Death Stranding
- The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition
- Forza Horizon 3
- Gears of War 4
- Ghost Recon Wildlands
- For Honor
- 人喰いの大鷲トリコ
- DOOM
- Dead Rising 4
- Quake
- 鉄拳7
- Steep
- Days Gone
- Batman: Arkham VR
- Madden NFL 2017
- We Happy Few
- Call of Duty: Infinite Warfare
- Fallout 4
- Prey
- Halo Wars 2
- Star Trek VR
- Sea of Thieves
- Horizon Zero Dawn
- Minecraft
- ReCore
- Scalebound
- ポケットモンスター サン・ムーン
- The Elder Scrolls Online
- Detroit Become Human
- State of Decay 2
- Just Dance 2017
- Call of Duty: Modern Warfare Remastered
- Tom Clancy’s The Division
- Gwent: The Witcher Card Game
- Fe
- Killer Instinct
- Trials of the Blood Dragon
- Skylanders: Imaginators
- LEGO Star Wars: The Force Awakens
- Grow Up
- Eagle Flight
- Inside
- The Elder Scrolls: Legends
- モンスターハンタークロス
- Frapoint
こちらは、EAの“EA Play”カンファレンスにおけるソーシャルメディアの反応規模をまとめたもので、ブランドとしては“Star Wars Battlefront”に対する反応が最も大きく、これに匹敵する規模で2つの期待作“Battlefield 1”と“Titanfall 2”が大きな注目を集めている様子が窺えます。
こちらは、昨年に続いて2年目の開催を実現したBethesdaのE3プレスカンファレンス「Bethesda E3 Showcase 2016」に対する反応規模をまとめたグラフで、共にサプライズとなった“Quake Champions”とリマスター版“TESV: Skyrim”、新生“Prey”に加え、“The Elder Scrolls Online”の新たな取り組み“One Tamriel”が非常に大きな注目を集めた一方で、“Dishonored 2”の反応規模が大きく下がる意外な状況が見て取れます。
開催直前に大規模なリークが続きながらも、各社カンファレンスの比較において最も大きな反応を得た「Xbox E3 2016 Briefing」については、プレスカンファレンスの開始から終わりに向けて反応が一定の規模で推移する安定した動きを見せており、最後に行われた高機能型の新型Xbox One“Project Scorpio”のお披露目に併せて最も大きな盛り上がりを見せる結果となっています。
カンファレンス別の集計では3位となった“Ubisoft”の「E3 2016 – Ubisoft Live Conference」は、冒頭の“Just Dance 2017”と“Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands”の反応が最も大きく、マット・ストーン氏とトレイ・パーカー氏が登壇したサウスパークのお披露目以降は一定の推移を見せており、恒例のサプライズとして登場した“Steep”については、例年ほどのインパクトを与えなかった様子が確認できます。
Microsoftについで大きなソーシャルメディアの反応を得たSonyの「PlayStation E3 Experience 2016」プレスカンファレンスも、Microsoftと同じく冒頭から終盤に向けて緩やかな増加を見せており、単体の発表としてはInsomniac版“スパイダーマン”が最も大きなピークを記録し、次いで発売日が10月25日に決定した期待作“人喰いの大鷲トリコ”が大きな反応を得る結果となっています。
こちらは、E3 2016における任天堂の2日間に渡る発表に対する反応規模をまとめたもので、前述した通り、カンファレンス全体の反応規模は全体で12%を占める程度だったものの、その反応の内訳は人気シリーズ最新作“ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド”が全体の9割近くを占める支配的な状況となっており、“ゼルダの伝説”シリーズの熱狂的な人気の高さをはっきりと示す実に興味深い結果となっています。
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