ロシア経由の全収益を寄付する“Hi-Rez”の取り組みや一部注目作のロシア語ローカライズ中止など、「ウクライナ」関連情報3月5日分まとめ

2022年3月5日 15:41 by katakori
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「ウクライナ」

本日も「ウクライナ」危機にまつわるビデオゲーム関連情報をまとめてご紹介します。

  • [続報] ウクライナを支援する「Euro Truck Simulator 2」の“Ukrainian Paint Jobs Pack”DLCが発売:先日、ウクライナ支援を発表したチェコの「SCS Software」が、予告通りウクライナの戦争被害者に対する人道支援を目的とする“Euro Truck Simulator 2”向けの「Ukrainian Paint Jobs Pack」DLCを発売。全ての販売収益を慈善団体“Člověk v tísni”に寄付する。また、DLCの販売に先駆けて、SCS SoftwareがČlověk v tísniあてに2万ユーロを寄付。さらに、ウクライナ在住の“Euro Truck Simulator 2”プレイヤーを対象とする“Ukrainian Paint Jobs Pack”の無料コード配布も行われている。(※ 現在“Euro Truck Simulator 2”の75%セールも実施中)
  • フィンランドの「Remedy Entertainment」がウクライナ支援を表明:“Control”や“Alan Wake”でお馴染み「Remedy Entertainment」がウクライナを支援する声明を発表し、戦争被害者を支援すべく5万ユーロを赤十字に寄付。加えて、ウクライナ在住の従業員だけでなく、今回の侵略に心を痛めるロシア人従業員向けの支援も行われている。Remedyは、責任のない人たちを責めることはないと前置きした上で、プーチン政権による不当なウクライナ侵略を強く批判。平和の勝利を願うと強調している。
  • アメリカの「Hi-Rez Studios」がウクライナを支援するチャリティを開始:SmiteやPaladins、Rogue Companyといった作品で知られる「Hi-Rez Studios」がウクライナ支援を発表。ウクライナの子供達を助けるために、3月から4月末に掛けて、ロシア経由で得られる全ての収益をユニセフに寄付する。なお、“Hi-Rez”は既に5万ドルの寄付を行っているとのこと。
  • ベラルーシの「Sad Cat Studios」がロシアとベラルーシ政府を批判:レトロフューチャーなSci-Fiディストピアを描く期待の2.5Dアクション“REPLACED”の開発を進めているベラルーシの「Sad Cat Studios」が声明を発表し、ベラルーシで活動するスタジオとして、ロシア政府によるウクライナ侵略とこれに関与したベラルーシ政府を強く批判した。なお、“Sad Cat Studios”の開発者は2020年にベラルーシで行われた独裁政権に対する反対集会に参加しており、一人が負傷、一人が逮捕されている。スタジオは、戦争の混乱の中で国を守るために捕らえられている仲間を誇りに思うと強調。しかし、現状を鑑み開発チームの安全を優先するために、スタジオの移転を決定したことが判明している。
  • 「株式会社ポケモン」がウクライナ支援を表明:「株式会社ポケモン」が海外公式Twitterを通じて、ウクライナ支援を表明し、人道支援を目的とする20万ドルの寄付を非営利団体“GlobalGiving”に行った。
  • ロシアの「Nintendo eShop」がメンテナンス入り:昨日、ロシアの「Nintendo eShop」にて、デジタルゲームが購入できない不具合が発生。バックエンドの決済サービスがルーブルの支払い処理を停止したため、現在一時的なメンテナンスモードに入っている。
  • ロシアのEsportsチーム「Virtus.pro」がESLの出場停止処分を批判:ロシア向けの様々な制裁が続くなか、同様の動きとして“ESL”によりESLプロリーグシーズン15の出場停止処分が下されたロシアのEsportsチーム「Virtus.pro」が声明を発表し、この処分がキャンセルカルチャーの典型的な例だと批判。“Virtus.pro”は、ESLの決定があたかもチームとロシア政府に関係があるような印象を与えるもので、偏見や外部の圧力以外にトーナメント出場を停止する合理的な理由はないはずだと強調しています。一方、ESLは“Virtus.pro”の選手にチームのユニフォームを脱ぎ、別のタグを用意した(特定の国に所属しない)中立下での参加を提案しているものの、“Virtus.pro”側はこれがクラブ経営陣との対話を拒否する行為だとして、これについても批判している。
  • 「Intel」と「AMD」がロシア/ベラルーシ向けの製品出荷を停止:「Intel」がウクライナ支援を発表し、Intel財団を通じてポーランドやドイツ、ルーマニアにおける難民支援を目的とする120万ドル以上の寄付を行った。また、ロシアとベラルーシ地域向けの製品出荷を停止した。また、「AMD」がPCWorldの確認に応じ、NATOやEUの制裁措置にならって、ロシアとベラルーシ地域向けの製品販売と流通を停止したことが判明している。
  • Amazon Gamesが人気MMO「New World」のロシア語ローカライズを中止TechRadarのインタビューに応じたAmazon GamesのVP Christoph Hartmann氏が、ロシアによるウクライナ侵攻を批判し、以前から検討を進めていた人気MMO「New World」のロシア語ローカライズを中止したことが明らかになった。なお、現時点でロシアとベラルーシ地域向けの販売自体は制限されていない。
  • ロシアのPlayStation Storeにて「グランツーリスモ7」の販売が停止中:昨日、人気シリーズ最新作「グランツーリスモ7」が世界ローンチを果たした一方で、ロシアのPlayStation Storeでは本作の販売が開始されておらず、購入できない状況が続いている。今のところSIEは本作の販売制限に関する発表を行っておらず、さらなる確認が待たれている。
  • ドイツの「ROCKFISH」が新作“EVERSPACE 2”のロシア語ローカライズを保留:現在、新作スペースシューティングゲーム“EVERSPACE 2”の早期アクセス運用を進めているドイツの「ROCKFISH Games」が声明を発表し、ロシア政府のウクライナ侵略を強く批判。命がけで戦っているウクライナ市民と、危険を冒しながら戦争反対を訴えているロシア市民に敬意を払い、ウクライナの支援を表明。22のインディーチームと協力し、赤十字に1万ユーロの寄付を行った。今後さらなる人道支援に乗り出すほか、和平交渉が始まり停戦となるまで、対応を予定していた“EVERSPACE 2”のロシア語対応を保留とした。ただし、ロシア/ベラルーシ向けの価格改定や販売停止は行わないとのこと。“ROCKFISH”は自らドイツの暗い歴史を鑑み、ロシア政府の行いが完全な間違いであることを強調している。

情報元及びイメージ:The Verge, PC Gamer, PCGamesN, GameSpot, Eurogamer

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