先日開催されたVGAにノミネートされたタイトル群達を見渡すと、2010年が驚く程に豊作だった事が身に染みる凄まじいラインアップとなっています。どれがGOTYを取ってもおかしくないレベルのタイトルが並ぶ本当に素晴らしい一年でした。
しかし、VGAで発表された新タイトル群はそれ以上に強烈なラインアップとなっており、間違い無く今後のゲーム産業を牽引していくであろうタイトルの姿が見受けられました。
熱狂渦巻いたVGAも無事終了し、冷静に来年のタイトルを考えてみると、当サイトのサイドバーにて注目タイトルに選んでいる2011年リリースタイトルはMarvel vs. Capcom 3、Portal 2、Dragon Age II、The Witcher 2、L.A. NoireにBatman: Arkham City、Gears of War 3と、もう字面だけでお腹一杯になるレベルの濃い大作が並んでいます。
という事で、ちょっと想像を超えるカオスな事になりそうな2011年のビッグタイトルリリーススケジュールをIGNがイメージでまとめ発表、ただ事ではない状況になっている事が明らかになりました。2月~3月のプチ年末商戦に11月のホリデーシーズンのカオスさはどう控えめに見ても今年以上の物に感じられ、一体2011年がどんな1年になるのか、今から楽しみなスケジュールとなっています。
なお、以下の図表では左部のオレンジ色が詳細なスケジュールが発表されていないタイトル、右側が日付のはっきりしているタイトルとリリース月が判明しているタイトルとなっています。また、ゼルダ新作”The Legend of Zelda: Skyward Sword”や”XCOM”等、記載されていないタイトルもあり、今後このイメージは順次更新されていくとの事。
フィンランドのインディーデベロッパRovioが開発を手掛け爆発的なヒットを記録したカジュアルタイトル「Angry Birds」がなんと5000万ダウンロードを突破したとアメリカの大手ニュースメディアCNBCが報じました。
さらにビジネス情報を扱うBusiness InsiderではAngry Birdsのプレイ時間が一日辺り2億分(※ 約380年……)に達し、もはやAngry Birdsは現代のパックマンとも評価しています。
これまでAngry Birdsのセールスについては、先月末にAndroidで700万ダウンロードを達成した事や、 リリースから2日で200万ダウンロードを達成した事、そしてRovioからは10月末の段階でApp Storeでの販売が1000万に達した事が報じられていました。
Angry Birdsの好調と人気を受け、12月11日を”Angry Birds Day”としたイベントがニューヨークで開催、会場には思い思いにAngry Birdsを楽しむプレイヤー達が集いコスプレなどを楽しんでいる様子が公開されています。という事でソーシャル分野での思わぬダークホースとなったAngry Birds、さらに記録を伸ばす事になるのか、カジュアルタイトルがビジネス的にも注目を集める中、今後の動向に注目です。
先日新スタジオやモーションキャプチャーの様子を収めた開発映像をお届けしたNaughty Dog期待の新作「Uncharted 3: Drake’s Deception」ですが、この映像の中でアニメーションリードを務めるJosh Scherr氏やお馴染みクリエイティブディレクターのAmy Hennig氏が本作の開発におけるプレッシャーについて言及している事が海外で話題を集めています。
Scherr氏は前作Uncharted 2が成し遂げたゲーム業界全体にも影響を与える偉大な革新性を指し、Uncharted 3の開発でこれを超える事を目標にしたチャレンジを”ぞっとする”と表現、正式発表を迎えた現在は当初予想していたよりも大きなプレッシャーに襲われていると述べ、ファンの期待値を裏切る程の革新を成し遂げる為にも自分自身でプレッシャーを課しているとも語っています。
またAmy Hennig氏もプレッシャーについて言及しており、同じくUncharted 3の開発から来るプレッシャーが圧倒的な圧力である事、そしてScherr氏と同様にプレッシャーを自らにも課していると発言。しかし、Naughty Dogの共同創設者Christophe Balestra氏は完璧主義者達が揃う開発チームのプレッシャーについて、外部からのプレッシャーは内部で自ら課すプレッシャーに比べれば、簡単な仕事で取るに足らない事だと語っています。
という事で、Balestra氏に加えて映像で実際に喋っている様子を見ると、結局は所謂”饅頭怖い“的なプレッシャーだと言えるNaughty Dogの新たなチャレンジ、もうすぐ公開されるであろうJimmy Fallonショーでどのような姿を見せる事になるのか、続報をお楽しみに!
12月7日にローンチを迎えたBlizzardのMMORPGタイトル”World of Warcraft”の新拡張パック「World of Warcraft: Cataclysm」がリリースから24時間で330万セールスを達成、前拡張パック”Wrath of the Lich King”が持つ初日280万セールスの記録を超え、PCタイトルの初日セールス記録を更新した事が明らかになりました。
Blizzardはこの統計が社内記録と主な販売パートナーからの報告による物で、デジタル販売でのプレオーダーも含めた数値である事を明らかにしています。
また、Blizzardはローンチの為に世界中で1万を超える店舗が深夜販売を行ったと述べ、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、ロシア、スウェーデン、オランダ、スペイン、イギリス及び台湾で行われた公式のローンチイベントに約15,000人のプレイヤーが出席したと発表しています。
現在World of Warcraftの課金ベースは1200万ユーザーとされており、今回の好調なセールスと高レベル帯向けコンテンツだけでは無く全体的なパワーアップと改善をもたらしたCataclysmが今後どのようなユーザーベースの変化を見せる事となるか、動向に注目です。
ヘビーレインで革新的な映像表現とゲームプレイを実現し高い評価を得たデベロッパ「Quantic Dreams」がパリにモーションキャプチャー用の新スタジオをオープンした事が明らかになりました。
この新スタジオは64台の光学カメラを備え、映画アバターなどでも注目されたモーションとフェイシャルが同時にキャプチャー出来る技術が実現されるだけでなく、ボイスアクトも同時に収録可能な物になっているとの事。 Quantic DreamのボスGuillaume de Fondaumiere氏はこの新スタジオが、近年ゲームや映画に期待される現実的な3Dキャラクターの実現に不可欠な物であり、新しいキャプチャーステージが同スタジオのタイトルにもたらす新しい可能性に興奮しているとアピールしています。
近年モーションキャプチャー技術に大きな注目が集まる中、ヘビーレインを作り上げたQuantic Dreamが一体どのようなレベルの新作を打ち出してくるのか、すでに様々な憶測が飛び交う新作の登場に期待が高まります。
先ほど12月5日から12月11日までのイギリスの週間ゲームセールスチャート発表、先週首位に返り咲いた「Call of Duty: Black Ops」が首位をキープし、遂にローンチを迎えたWoW新拡張パックWorld of Warcraft: Cataclysmが初登場3位とPCタイトルながら相変わらずの強さを発揮しています。
上位にはランキングには安定した人気を見せるAssassin’s Creed: BrotherhoodとGran Turismo 5が安定、比較的大きな動きの見られないラインアップが並ぶ結果となっています。40位までのタイトルは以下からご確認下さい。
- 1位:CALL OF DUTY: BLACK OPS
- 2位:FIFA 11
- 3位:WORLD OF WARCRAFT: CATACLYSM
- 4位:ASSASSIN’S CREED: BROTHERHOOD
- 5位:GRAN TURISMO 5
- 6位:JUST DANCE 2
- 7位:NEED FOR SPEED: HOT PURSUIT
- 8位:DONKEY KONG COUNTRY RETURNS
- 9位:PROFESSOR LAYTON AND THE LOST FUTURE
- 10位:WII FIT PLUS
- 11位:MICHAEL JACKSON: THE EXPERIENCE
- 12位:WII PARTY
- 13位:MEDAL OF HONOR
- 14位:MARIO KART WII
- 15位:THE SIMS 3
- 16位:RED DEAD REDEMPTION: UNDEAD NIGHTMARE
- 17位:KINECT SPORTS
- 18位:FALLOUT: NEW VEGAS
- 19位:SONIC COLOURS
- 20位:TOY STORY 3 N-SPACE
- 21位:ART ACADEMY HEADSTRONG GAMES
- 22位:NEW SUPER MARIO BROS.
- 23位:HARRY POTTER: THE DEATHLY HALLOWS PART 1
- 24位:JUST DANCE
- 25位:NEW SUPER MARIO BROS. WII
- 26位:HALO: REACH
- 27位:WWE SMACKDOWN VS RAW 2011
- 28位:WII SPORTS RESORT
- 29位:LEGO HARRY POTTER: YEARS 1-4
- 30位:FOOTBALL MANAGER 2011
- 31位:SUPER MARIO ALL-STARS 25TH ANNIVERSARY
- 32位:FABLE III
- 33位:GOLDENEYE 007
- 34位:DANCE CENTRAL
- 35位:PRO EVOLUTION SOCCER 2011
- 36位:THE X FACTOR
- 37位:DISNEY EPIC MICKEY
- 38位:RED DEAD REDEMPTION
- 39位:007: BLOOD STONE
- 40位:DEAD RISING 2
今年のVGAが先ほど遂に開催、すでにいくつかのアナウンスやアワードの発表が行われました。現在日本からは中継が閲覧出来ない状況が続いておりますので、一先ず速報的にヘッドラインをこちらの記事で更新していきたいと思います。
E3でデモンストレーションが行われたKinectによるビュー機能が実装されている模様。
BioWareの新作はやはり「Mass Effect 3」、リリースは2011年ホリデーシーズンに。
Bethesdaがまさかのサプライズ「Elder Scrolls V: Skyrim」を発表、リリースは2011年を予定。
VGAで発表予定のBioWare新作についてはこれまで様々な憶測と噂が飛び交う事態が続いていましたが、EA Storeが昨晩「Mass Effect 3」の商品ページをフライングで掲載、どうやらVGAで発表される新作はMass Effect 3に違いない事が明らかになりました。
既に削除された商品ページにはXbox 360とPS3、PCの3プラットフォームでリリースされる事、価格が59.95ドルである事が記され、リリーススケジュールの詳細は記載されていないものの、既にプレオーダーが開始されていました。
また、本編の簡素な概要も記されており、”夥しいマシン種族の侵略により危機を迎える地球を救う唯一の手段として、シェパードが銀河の文明を結集し地球を取り戻すファイナルミッションを開始する”といった内容が掲載されています。残念ながらゲームプレイの新要素については記されておらず、明日のVGAと続報に期待!です。
UPDATE:12月12日19:35
本日VGAが開催され、当記事でお伝えした「メタルギア・ソリッド・ピースウォーカー」アナウンスの噂は残念ながら誤りだった事が明らかになりました。映像の中に紛れ込んでいたイメージはBioWare新作ティザーでのFallout: New Vegasのイメージ等と同じく、ノミネート作品のイメージが混ぜられていた物だった模様です。
以下、12月10日に掲載した記事の本文となります。
連日サプライズが続くVGA関連のニュースですが、なんと本日公開されたという新しいティザー映像(日本国内からは閲覧できず)にMGSシリーズの最新作「メタルギア・ソリッド・ピースウォーカー」の物と思われるロゴが発見され、ピースウォーカー新作のアナウンスまでサプライズで登場するか?と注目を集めています。
真偽の程は一切不明のこの噂、事実であれば一体何が出てくるのか、ますますVGAの開催が待ち遠しい所。なお、今年の4月には当サイトのご神託ヒップホップのおっちゃんが、ピースウォーカーの続編がPS3で登場すると予言しており、予言回収も含めて続報に期待!です。
本日NPDが11月の北米セールスランキングを発表、11月はクリスマスセールス開始の合図でもあるブラック・フライデーの効果により例年セールス規模が膨らむ月ですが、NPDによると今年の11月セールスはデジタル販売を除いたリテール販売において過去最高のセールスを記録したとの事。
NPDは今年10月以降、ビジネス的な理由から発表の形態を大きく変更しており、今月の発表もトップ10タイトルの紹介に留められていますが、見事トップに輝いた「Call of Duty: Black Ops」の初月販売が840万セールスに達している事が明らかにされています。
さらにXbox 360の販売も過去最高の11月セールスを記録し、販売台数は137万台に達しているとの事で、Kinectの登場が本体販売の大きなベースアップに繋がった模様です。
ソフトウェアセールスの上位10タイトルは以下の様になっています。
- Call of Duty: Black Ops – 360, PS3,Wii, PC, DS – Activision Blizzard
- Assassin’s Creed: Brotherhood – 360, PS3 – Ubisoft
- Just Dance 2 – Wii – Ubisoft
- Madden NFL 11 – 360, PS3, Wii, PS2, PSP – EA
- Fable 3 – 360 – Microsoft
- Donkey Kong Country Returns – Wii – Nintendo
- Need for Speed: Hot Pursuit – 360, PS3, Wii, PC – EA
- Gran Turismo 5 – PS3 – Sony
- NBA 2K11 – 360, PS3, Wii, PS2, PSP, PC – Take-2 Interactive
- Wii Fit Plus – Wii – Nintendo
ダブリンに拠点を置く調査会社Research and Marketsが”U.S. Electronic Gaming Products Industry Report 2010″(米国のゲーム産業リポート2010)を発表、今年のアメリカゲーム産業全体の年間収益が約70億ドルに達し、その収益の多くがソニーとマイクロソフト、任天堂のビッグ3に集中している事を明らかにしました。
この調査は前述のビッグ3からLogitechやMad Catzといった周辺機器メーカまで含む物で、97ユーロで販売されている今回のレポートには、収益の内訳や市場勢力、さらにゲーム産業がどういった娯楽分野と競合しているか等、興味深い調査結果が掲載されているそうです。
お知らせが少し遅れてしまいましたが、毎週お馴染みイギリスの週間ゲームセールスチャートが発表、先週はポリフォニー・デジタルが長い紆余曲折を経て遂にローンチを果たした”Gran Turismo 5″が首位に立ちましたが、今週は再び「Call of Duty: Black Ops」がトップに返り咲き、安定した強さを見せた結果となりました。
以下に掲載した10位までのランキングにはこちらも安定した人気を見せるAssassin’s Creed: Brotherhoodに、Just Dance 2やMichael Jackson: The Experienceなども姿を見せるイギリスらしいラインアップとなっています
- 1位. Call of Duty: Black Ops (Treyarch, Activision)
- 2位. FIFA 11 (EA Sports, EA)
- 3位. Assassin’s Creed: Brotherhood (Ubisoft Montreal, Ubisoft)
- 4位. Gran Turismo 5 (Polyphony Digital, Sony Computer Entertainment)
- 5位. Just Dance 2 (Ubisoft, Ubisoft)
- 6位. Michael Jackson: The Experience (Ubisoft, Ubisoft)
- 7位. Need for Speed: Hot Pursuit (Criterion Games, EA Games)
- 8位. Wii Party (Nintendo, Nintendo)
- 9位. Wii Fit Plus (Nintendo, Nintendo)
- 10位. Professor Layton and the Lost Future (Level 5, Nintendo)
ブロードバンドネットワーク普及の遅れが叫ばれるイギリスにおいて、労働党が2012年までに最低速度の保証を行う政策を進めイギリス国内のネットワーク強化を計画していましたが、先日新たにイギリス”文化・メディア・スポーツ省”のJeremy Hunt大臣が前述の計画で連立を発表、新たに2015年を目標にヨーロッパで最もクオリティの高い広帯域ネットワークを普及させる計画を進める事を明らかにしました。
これはJeremy Hunt大臣がBBCに語った物で、大臣は今後民間のブロードバンド業者によりイギリスの2/3の広帯域をカバーさせ、それ以外の地方では政府が直接光ファイバー接続を行う為のデジタル・ハブの建設を行う為に公的資金を投入する計画である事を明かしています。
この計画は失業者問題への対策も兼ねた物で、民間企業への投資が雇用への触媒的な役割を果たす事に期待すると語ったHunt大臣は、民間企業によって90%もの広帯域ネットワーク普及を実現した韓国の例を挙げ、信頼性の高いインターネット接続が、今後のイギリスにおける経済成長と公共事業のデリバリーの中心的な役割を担う事になるとネットワークの重要性をアピールしています。
また、ヨーロッパで”ベスト”なネットワークと言う非常にぼんやりした指標に対し、大臣はこれを数値化する為に”速度”、”保証エリアの範囲”、”価格”、”選択”の4つのヘッドラインを設け、国民に提示するためのスコアカードを用意するとの事で、広帯域ネットワークの普及に遅れを取っていたイギリス政府の本気度が垣間見られる内容となっています。
さらにHunt大臣は昨今のゲームについても言及しており、ゲームが全ての時間に影響を与えている時代に2MB程度の速度に頼る事は馬鹿げていると発言、近年のオンラインサービスなどを利用する事に2MBの回線では十分では無いとの見解を明らかにしています。
一国の大臣がオンラインゲームのプレイの品質にそんなんじゃダメだと口を出すなど、残念ながら日本では想像もつかない出来事ではありますが、今年のイギリスは国内のゲームデベロッパに対する大幅な減税措置や経済特区の計画など、かなり大規模な強化を政策的な側面から推し進めており、次々と起こるレイオフやスタジオ閉鎖のニュースと並行して抜本的な問題解決に取り組んでいる様子が見受けられます。
これらの動きが今後のゲーム開発にどのような影響を与える事になるのか、国内には関係無い他国の話とは一概には言えない問題だと言えます。
Facebook用のソーシャルゲームタイトルで知られるZyngaがFarmVilleやFrontierVilleで知られるシリーズ最新作「CityVille」をローンチ、サービス開始から24時間で29万人のユーザーが本作をプレイしたと発表しました。
Zyngaによると、この29万人という記録はこれまで同社がリリースしたタイトルで最も大きな記録との事で、TechCrunchはこれが前作FrontierVilleの2倍を超える記録だと報じています。(前作FrontierVilleのリリース後24時間のユーザー数は11万6000ユーザー)
現在FrontierVilleのアクティブプレイヤーは月間で2987万ユーザーを超える規模に達しており、ローンチの成功が報じられた新作CityVilleが今後どのような普及を遂げるのか、今後の動向に注目です。
なお、CityVilleのローンチはドイツ語とイタリア語、スペイン語、フランス語、英語の5言語対応で同時にライブとなった事が併せて報じられています。
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