先日GDCで発表された「Steam」アカウントのセキュリティを大幅に改善する新サービス”Steam Guard”ですが、本日ValveがSteamのベータクライアントにSteam Guardを実装したと明らかにしました。
Steam GuardはIntelが第2世代Coreプロセッサシリーズに搭載するワンタイムパスワード機能”Intel Identity Protection Technology”(Intel IPT)を利用し、ハードウェアにアカウントを紐付ける事によってセキュリティを強化するもので、利用には対応プロセッサを搭載したPCが必要となります。
ハードウェアとの連携でフィッシングやアカウント乗っ取りに強い効果を発揮するこのサービスですが、先日の発表では詳細な利用方法が明らかにされておらず、ハードウェアの故障時など心配の声が聞かれました。PC GamerによるとSteam GuardのサービスではPC毎に認証コードが生成されるとのことで、複数台PCでの利用やPCの移行についても心配は不要な様です。
任天堂の岩田社長によるキーノートを始め、GDC Awardsの表彰式や、ゲーム開発に関する多くのパネルディスカッションに注目タイトルの新情報など、今年も大量の情報が登場する有意義なイベントとなったGDCですが、無事開催を終えた運営が来場者数の発表を行い、過去最高となる19,000人規模に達した事が明らかになりました。(※ 昨年は18,000人)
GDCのディレクターを務めるMeggan Scavio氏は「先週行われたGDCでは、ビデオゲームコミュニティの情熱と精神が見事に具体化された」と述べ、GDCが多岐に渡るゲームの開発分野や、多くの開発者の役に立ててとても光栄だと、今回の成功を喜ぶコメントを発表しています。
また、この発表に併せて来年の開催スケジュールも発表、来年は2012年3月5日から9日まで開催される事が明らかになりました。
今年はGDC25周年という事で、例年以上に興味深いディスカッションが多く行われました。イベントは無事終了しましたが、doope!ではあまりに大量の情報量から、まだ多くのお伝えすべきニュースを紹介しきれていません。今後もしばらくGDC関連のニュースをお伝えしていきますので、お楽しみに!
毎週恒例イギリスの週間ソフトウェアセールスランキングが先ほど発表、今週はイギリスリリースを迎えた「ポケットモンスター ホワイト」と「ポケットモンスター ブラック」が見事なワンツーフィニッシュを果たす結果となりました。
また、3位にはシリアスな物語を備えたEA Sportsの新しいボクシングタイトル「Fight Night Champion」もランクイン、先週上位を争った”Bulletstorm”と”Killzone 3″を下し、上位タイトルの顔ぶれが刷新されています。上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
- 1. ポケットモンスター ホワイト (Nintendo, Nintendo)
- 2. ポケットモンスター ブラック (Nintendo, Nintendo)
- 3. Fight Night Champion (EA Sports, EA)
- 4. Bulletstorm (People Can Fly/Epic Games, EA)
- 5. Killzone 3 (Guerrilla Games, Sony Computer Entertainment)
- 6. Call of Duty: Black Ops (Treyarch, Activision)
- 7. Just Dance 2 (Ubisoft, Ubisoft)
- 8. FIFA 11 (EA Sports, EA)
- 9. Dead Space 2 (Visceral Games, EA)
- 10. Wii Party (Nintendo, Nintendo)
ウエスタンの再興が華やかな昨今ですが、”クイック&デッド”や”十字架の長い列”といった神父さんが聖書片手に銃をぶっぱなす類の成分が若干少なめな気がしないでもありません。そんなマカロニ・ウエスタンのファンも満足な闇鍋ウエスタンシューター「Warm Gun」がアナウンス、カオスなトレーラーが公開されました。
トレーラーにはウエスタンにマッドマックス、ロボットにスチームパンク、Rag○風味たっぷりなポストアポカリプステイストをごっちゃ混ぜにした世界観に、二丁リボルバーのオッドアイ神父や、ごっついレバー式スナイパーライフルを持つお姉ちゃんなど、かなりアクの強い面々が登場。公式サイトのキャラクター紹介ページでは各キャラクターの解説と共に、説明するのもバカバカしい素晴らしい武器達が掲載されています。
なお、Warm Gunはクラス制のマルチプレイヤータイトルで、用意されるゲームモードはCTFやデスマッチなど5タイプ、5月リリースの予定で対応プラットフォームはPCとiOSとなっています。
4月19日の北米リリースまであと1ヶ月強と迫るValveのシリーズ続編「Portal 2」ですが、先日Gamestopの”Portal 2″公式ガイドブック商品ページが更新され、本書のディテールが掲載され、攻略ガイド以外にValveのインタビューや初代Portalを含むシリーズのアートワークが掲載されていることが明らかになりました。
発行は多くの公式ガイドブックを手掛けるお馴染みのBradyGamesで、本編リリースに合わせて4月19日に発売、価格は19.99ドルとなっています。
- 多層に渡るウォークスルー:不必要なスポイラーを避け、ゲーム経験を破壊しないガイダンス
- ショートカットや代替ソリューションを提示するCo-op用のウォークスルー
- 出来るだけシンプルで判りやすくまとめられながらも、重要なポイントやソリューションが理解出来るマップ
- PortalとPortal 2のアートワーク
- PortalとPortal 2開発における重要人物とのディープなインタビュー
- 50種存在するトロフィー/実績を解除するためのステップ解説
- 各種の戦略やテクニックを提示する専用のゲームプレイ映像
かつて1991年にAmigaやAtari ST、Apple IIGS、MS-DOSなどでリリースされ、日本では92年にビクターからリリースされたアクションアドベンチャータイトル「Another World」、当時はまだ珍しかった3Dポリゴンを利用し、シネマティックなアニメーションやカメラワークによって実現されたカットシーンの登場は、Eric Chahi氏による独特な世界観も相まって多くのゲームファンを魅了し、今もなおカルト的な人気を誇る名作中の名作です。
以前にもお知らせした通り、今年のGDCでは25周年を記念して人気ゲームデザイナーによるポストモーテム企画が開催、Eric Chahi氏によるAnother Worldの事後検証が行われ、タイトルのリリースを襲った驚きの事件と共に、年内にiOS版のAnother Worldがリリースされる事が明らかになりました。
GDC会場に登壇したEric Chahi氏はAnother Worldのリリースにあたって、 Virgin Interactiveがパブリッシャーとして名乗りを上げていた事を明かし(※ 実際のリリースはDelphine Software Internationalから)、Virginが当時流行っていたとの理由からAnother Worldをポイント・アンド・クリック型のアドベンチャーとして作り直す事を要求していたと打ち明けました。
すでにほとんどの作業を終え、作り直しには開発ツールから手を入れる必要があった事からChahi氏はAnother Worldをそのままにしておくと決めたそうですが、これがもし実行されていたら……昨今のシネマティックなカットシーンを有するゲームの風景には何らかの変化があったかもしれません。あぶないあぶない。
さらにEric Chahi氏は、DotEmuが開発を手掛け、BulkyPixがパブリッシャーとなるiOS版”Another World”の開発が進められている事を明らかにしました。
すでにプロトタイプが動作しているとの事で、Chahi氏はiPad上で美しく動作していると発言、詳細については言及されませんでした。1991年版オリジナルが再現されるのか、2006年の15周年リマスター版が登場するのか、それとも両方か完全リメイクか……考えるだけで楽しみなiOS版の続報が今から楽しみ!です。
昨今様々な分野に活躍の場を広げているValveのデジタル流通プラットフォーム「Steam」ですが、かねてからアカウントに関するフィッシングやハイジャックが問題となるケースが見受けられます。そんなアカウントの問題にメスをいれる新しいセキュリティサービス”Steam Guard”が発表されました。
この技術はアカウントを特定のPCに紐付け、ログインなどを制限する技術で、Intelが第2世代Coreプロセッサシリーズに搭載するワンタイムパスワード機能”Intel Identity Protection Technology”(Intel IPT)を利用したサービスとなっており、全てのSteamユーザーが利用できる機能では無いのが残念なところ。
しかしこれにより、登録PC以外から行われるログインやアカウント設定の変更は、全てSteam Guardにより保護/通知され、デジタル販売の商品を購入する事に必要とされる安全性をより強化する事が出来ます。
今回の発表に当たってValveのボスGabe Newell氏はアカウントのセキュリティがユーザーサポートにおける最も重要な問題と述べ、アカウントのセキュリティ強化によってより安全な販売の促進を進める旨を語りました。さらにDoug Lombardi氏は、今後も継続的にIntel IPTの様なハードウェアベースのセキュリティ強化の採用を視野に入れている旨を明らかにしています。
先日からEpicにより予告されていた次世代クオリティの「Unreal Engine 3」は、遂に果たされるDirectX 11サポートを指していた事を昨日お伝えしましたが、昨晩様々な新機能を紹介するハイクオリティなイメージが登場しました。
また、GDC会場ではMac OS X上でUnreal Tournamentに似たUDKのテストゲームのデモが行われており、お馴染みMark Rein氏は今もMac OS X版の開発を進めており、いずれ対応を果たすと明言しています。
今回登場したイメージにはDirectX 11機能として代表的なテッセレーションを始め、ネオンなどのリアルな反射イメージや高品質なDoF、影表現、肌表現に力を発揮するSSSの適用イメージなど、興味深い内容が描かれており、Epicの予告通り次世代感を十分に感じさせる仕上がりとなっています。
もはやソーシャルゲームの覇者と呼んで差し支え無いZyngaですが、現在開催中のGDCに同社の製品開発VPを務め、かつてはEAでCommand & Conquerシリーズの開発を率いたRTS開発のベテランでもあるMark Skaggs氏が登壇し、Zyngaの驚くべきスピーディなゲーム開発について明らかにしました。
Zyngaのパネルディスカッションに登場したMark Skaggs氏は、スピードこそが勝利に結びつくと断言、マーケットへといち早く到着するべきだと発言し、Zyngaの鍵となる2つの開発理念が『デザインは5分』『”軽く”、”速く”そして”正しく”』だと紹介し、開発チームがタイトル開発において楽しい事を考えられなかった場合には、最も容易に終えられる方法に注力するべきだと発言しています。
インパクトの高い開発理念を明かしたSkaggs氏は典型的な例として、FarmVilleのアバター機能に言及、開発チームが自分達でアバターを実装する時間が全く無かった事からZyngaの別タイトルであるYoVilleのコードをこっそり流用した事を打ち明けました。
これでゲーム開発における最低予算を下回るリリースを実現したと語った氏は、さらにFarmVilleのローンチを控えたZynga内部のディスカッションの様子を紹介。ローンチまで残り9時間と迫った状態で、ゲームに12種類の収穫物しか存在しない状態で果たして乗り切れるだろうかと議論があった事を明かし、ローンチ時のゲームが最小の状態でありながらも、結局の所リリースから5日間でユーザー数が100万ユーザーに達した事は誰もが知る事実だと、前述のスピードにまつわる重要性を強調しています。
さらにSkaggs氏はFarmVilleのローンチに対してZyngaの経営チームが課した達成不可能と思われた社内ゴールがどのような内容であったかを紹介、当時200万のアクティブユーザーを擁していたMafia Warsに対し、FarmVilleチームには6月19日のローンチから6月30日までに40万のユニークプレイヤーの獲得が課せられたと明かしました。
前述の通り、実際にはローンチから5日間で100万ユーザーを獲得する成功を収めた訳ですが、実際にはZyngaの中の誰もが5日で100万ユーザーに到達するなどとは考えていなかったとSkaggs氏は振り返っています。
そして、最終的にFarmVilleにおける1日辺りのアクティブユーザー数のピークが3250万に達した事を明かした氏は、結論として2年前のローンチから世界が劇的に変わったと述べ、FarmVilleは世界を占領したとディスカッションをまとめました。
FarmVilleローンチ以降のZyngaにおける劇的な成長はもうご存じの事と思いますが、この哲学はMark Skaggs氏がこれまで手掛けてきたC&CやAoE、StarCraftといったRTSジャンルにおける勝利の為の定石の1つでもあり、同じくZyngaに在籍するシミュレーションゲームの重鎮ブライアン・レイノルズ氏と共に、かつてのゲーム開発のための力学を存分に活かした上に現在の成功が成り立っている事が窺い知れます。
(※ ブライアン・レイノルズ氏は、かつてシド・マイヤー氏とアルファケンタウリやコロナイゼーション、そしてCivilization IIを開発し、Rise of NationsシリーズやAge of Empires 3の開発を行い、現在はZyngaに在籍しVilleシリーズのデザインを手掛けたゲーム開発者で、ZyngaのVilleシリーズを手掛ける)
もはや現実世界自体が氏らの新しいシミュレーションゲームとも受け取れるディスカッションの内容とZyngaの成功には、その是非を問う議論すら無駄にも思える現在の潮流が深く映し出されており、ブラック-ショールズモデルを始めとする近代の金融工学誕生にまつわる流れや、エドワード・オークリー・ソープが実戦したカジノゲームへの数学理論の適用などを思い起こさせる事象だとは言えないでしょうか。
昨年末に5000万ダウンロード突破が報じられた大ヒットタイトル「Angry Birds」の開発を手掛けたRovioのPeter Vesterbaka氏がGDCのパネルディスカッションに登場、Appleがもたらしたゲーム産業への変革について語り、コンソール展開も進められるAngry Birdsが1億ダウンロードのマイルストーンに近づきつつある事が明らかになりました。
Vesterbaka氏はRovioが1億ダウンロードを目標に設定した際、人々がRovioを正気ではないと評価したが、現在それに近づきつつあると発言し、今だ勢いの衰えないAngry Birdsの人気をアピールしています。
また、Vesterbaka氏は今後もAngry BirdsがRobioのコアIPだと発言、新しいレベルを擁するゲームの最新アップデートを継続的にリリースする事で、他のエンターテインメント市場におけるタイトルよりも長いライフサイクルの実現を模索していることを明かしています。
さらに今後リリース予定のコンソール版にも定期的なコンテンツアップデートを用意すると述べた氏は、Robioがゲーム以外の可能性にも大きな興味を持っていると発言しました。
先日Angry Birdsは、超大作ゲームが広告を出す事で当サイトでもしばしば紹介するスーパーボウルに広告を出しており、今後控えるXbox 360やPS3、Wii、3DSといったコンソール版のリリース以外にも、TVシリーズでのアニメ化や、マテル社によるトイ展開にも注目が集まっています。
Vesterbaka氏は上記のマルチメディア展開を改めて説明し、衣類やおもちゃ、フィギュア化などによる一般化でさらなるゲーム販売の促進を計画していると説明しました。
さらに今回のパネルディスカッションの中でVesterbaka氏は既存のコンソールゲームに対する近年のモバイルゲーミングの潮流や変化についても言及、もはやモバイルゲーミングがビデオゲーム産業全体の重心と化していると状況を分析しています。
さらにVesterbaka氏は、重心になったと評価したモバイルゲーミングの舞台が大きな変化が起こる場所だと述べ、モバイルゲームがコンソールに移植される時代になったと、Angry Birdsの逆輸入とも呼べる展開を例に近年のゲーム産業全体の変化を説明、「iPhoneが全てを変えた」と発言しました。
「RobioはAppleがゲームビジネスを変化させたことに感謝しなければならない」と語ったVesterbaka氏は、既存の据え置きゲームを”古い航空母艦にリードされるソビエトスタイルのゲームモデル”と評し、Appleがこれらの呪縛から解き放ったと語り、App Storeにいささか(ビジネス的な)問題が残されているものの、劇的な改善がもたらされていると評価しています。
また、Vesterbaka氏は開発言語にも言及しており、J2ME(Java 2 Platform, Micro Edition:Sunのモバイル向けJava言語)がもう古びたフォーマットだと述べ、前述の流れ通りObjective-Cの優位性を強調しています。
いささか過激な物言いが目立つRobioのパネルディスカッションですが、ゲーム産業全体の潮目が変化している事は間違い無く、その流れを巧みに読み成功を収めたRobioの見解からは、興味深い取捨選択とジャッジが垣間見え、特にライフサイクルへの取り組みの動向には今後も注目していきたいところです。
先日はValveによるプレス向けデモンストレーションも行われ、シングルキャンペーンの序盤やプレイフィールなどが報じられている「Portal 2」ですが、本日開催を迎えたGDCでのSteamに関する新発表と共に、Portal 2の新スクリーンショットが公開されました。
今回登場した大量のスクリーンショットやアートワークには前作に続いて主人公を務めるChellの姿やコンパニオンキューブも登場、4月20日のリリースが待ちきれない素敵なイメージが揃っています。
さらに、昨日には早くも実績リストが海外情報サイトに登場しており、Half-Life 2との関連を匂わせる実績が発見され内容が注目を集めています。Half-Life 2のネタバレを含む内容となっていますので、詳細についてはスクリーンショットの後でご紹介しまが、前述の通りHalf-Life 2とPortal 2の強いネタバレを含む内容になっていますので、閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
いよいよスタートした今年のGDC、様々な発表が控えているとされる今回のGDCですが、Valveが早速「Steam」に関するビッグな計画を発表しました。
今回発表されたのはSteamタイトルがコントローラーを利用して家庭のTVで遊べる”Big Picture”プロジェクトと呼ばれる新モードで、Steamのさらなる一般化を図るというものです。
なお、発表されたプレスリリースには、”Big Picture”モードが一先ずはPCとMac用のサービスである事が明記されていますが、PS3のSteamworks対応に関する記載が多く見られ、ゆくゆくはValveがPS3のSteamクライアント化も視野に入れているであろう様子が感じられます。
さらなる詳細はGDC会場にて明らかにされる模様ですが、今後の動向によってはとんでもない機能ともなりそうな今回の新モード発表、続報入り次第改めてお知らせいたします。
世界中のシューターファンが「Battlefield 3」の期待感溢れるスクリーンショットや映像に沸き立つ昨今ですが、Battlefieldシリーズの歴史は2002年にリリースされたオリジナル「Battlefield 1942」から始まりました。
以降、2005年にリリースされたBattlefield 2と各種拡張パックなどを経て、翌年には未来を舞台に移したBattlefield 2142をリリース、その後もBad Companyシリーズや1943など多くのタイトルが誕生しています。
そんなBattlefieldシリーズの原典となるBattlefield 1942のデザイン資料をDICEのベテランLars Gustavsson氏が当時を振り返りながら紹介する映像がGame Informerにて公開されました。
つい先日公開された別のLars Gustavsson氏に対するインタビューではDICE創設当時を振り返り、まだコードネーム”Eagle”と呼ばれていたプロジェクトがBattlefield 1942へと昇華する過程について語っており、今回のデザイン資料には9年足らずの期間に実現されたゲーム産業の巨大な成長が目に見えて感じられる興味深い内容となっています。
以下には、2002年にリリースされた”Battlefield 1942″から、2011年の”Battlefield 3″に起こった変化を目で確認出来るよう、いくつかのスクリーンショットを掲載しました。
今月初めにお伝えした中国の常州市に建設中のBlizzardっぽい何かを沢山盛り込んだ遊園地「World Joyland」、以前に3月オープン予定である事をお知らせしていましたが、昨日現地の様子が分かる最近のイメージが海外情報サイトに掲載、どうやら3月オープンは難しい状況のようです。
今回は新しく登場した現場のイメージと完成予想図を併せてご紹介。著作権的な意味でもある意味向こう見ずなリスクを背負い、世の中の理想と現実を残酷に反映しながらも、それでも俺達は建設するんだ!という謎の熱意が感じられる男気に満ちたイメージ群となっています。
どうみても後には引き下がれない感が満載すぎるこのWorld Joyland……今後の仕上がりや著作権的な意味での続報に注目です。
フィンランドのインディーデベロッパRovioが開発を手掛け、iPhoneを始め主要なモバイルデバイスで爆発的な人気を得た「Angry Birds」、現代のパックマンとも評され、Time誌のGOTYでは2位に選出、さらには3DS版のリリースも決まり、Remedyの創設者Petri Jarvilehto氏がRovioに移籍するなど、話題には事欠かない状況が続いています。
そんな普段ゲームをしない層も含め、老若男女から愛されるタイトルとなった「Angry Birds」をモチーフにした誕生日ケーキの映像が海外で公開され、あまりの可愛さに注目が集まっています。このケーキを制作したのは六歳のBenちゃんと3歳のSofiaちゃんのお父さんMikeさんで、Benちゃんの誕生日を祝って作られたもの。
キャラクター達のハイクオリティな再現と遊べるケーキのギミックも相まって、みんなとても楽しそう!ぐっちゃぐちゃになったケーキにロウソクを灯してお祝いする様子もハッピーそうな素敵映像に仕上がっています。Benちゃん誕生日おめでとう!
一方、オモシロおかしいフェイク映像やネタ動画で知られるFunny or Dieではリアルに「Angry Birds」をプレイ。こちらもなかなか愉快かつのんびりな映像に仕上がっています。外人さん達はほんとにAngry Birds大好きですね……。
先週水曜日にElectronic Artsがニューヨークでイベントを開催、そこに参加していたValveの販売責任者DJ Powers氏がScrawlfxのインタビューに応じ、来る続編「Portal 2」のプレイボリュームやPS3版の開発、Xbox 360のSteamworks対応に関する見解など、興味深い内容を明らかにしました。
インタビューの中でPortal 2のボリュームについて聞かれたDJ Powers氏は、前作のボリュームが4時間程度だったと述べ、Portal 2ではシングルプレイヤーが6~8時間程度だと発言、1.5~2倍程度のボリュームである事が明らかになりました。
さらにCo-opプレイのボリュームにも触れ、こちらも6~8時間程度だと述べ、合計で14時間から16時間程度のゲームプレイを想定していると発言しています。
これまでPS3に対して厳しい表現で批判を重ねてきたValveですが、”Portal 2″では過去のスタンスを一転させ、社内開発による初のPS3タイトルとなりました。さらに、PS3版にはクロスプラットフォームマルチプレイを始めとしたSteamworks機能が盛り込まれ、これまでの批判を覆すかのような意欲的なタイトルとして開発が行われています。
そんなPS3版の開発にDJ Powers氏が言及、PS3上での開発は素晴らしく興奮を覚えるものだったと発言、全ての開発者がとても容易に開発を進められたと述べ、良い経験が持てたと絶賛しています。
さらにPowers氏はPS3がコンソール市場の重要なプラットフォームだと発言、今後も開発を続けたいプラットフォームだと継続的な開発を示唆しました。
その上で氏はXbox 360版のSteamworks対応について言及、Xbox Liveが非常に成功したプラットフォームだと述べ、それが非対応の原因だろうと示唆した氏は、SonyのSteamworks対応が1歩目だと表現し、今後最終的にはMicrosoftがSteamworksに対応する事になるだろうとの見解を表しています。
昨日は遂に新ビルドによる「Portal 2」の冒頭シーンを収めたプレイ映像をお届けしましたが、本日オンラインゲーム情報誌を発行するGamerzinesが意外なソースから判明した”Portal 2″の開発完了を報じました。
この開発完了を告げたのはValveのボスとしてお馴染みのゲイブことGabe Newell氏で、インディアナ州のTippecanoe Valleyハイスクールで行われたマーケティングの授業にオンライン映像で登場し発言したもの。
Portal 2の開発完了を告げたゲイブは、現在最終的な承認を待っている状況にあり、ディスクの製造準備も終えたと明かしました。さらにゲイブはValveの次回作がDota 2だと明かし、今年後半に登場予定だと発言しています。
これで追加のValve時間発動は起こらずに済みそうでファンには嬉しい報告となりました。
プロダクトのクオリティに高い定評のあるValveは同時にオンライン流通ビジネスにおける覇者とも言える存在であり、現在その影響力は遂にコンソールにも進出しようとしています。
そんなValveを成功に導いてきたゲイブはこの授業にて、ビジネスにおける家庭生活の重要性を説き、企業が従業員や開発者達の家庭生活を壊す事は最終的にビジネス自体を破壊する事になると発言しました。
ゲイブはValveの従業員が開発を楽しみ、愉快に過ごしていると考えていると前置きし、大きな心配の1つが従業員の家族達に掛けるストレスの量だと説明。長期間のビジネスに携わる場合、遅かれ早かれ周りの家族が抱えるストレスが本人を襲うケースがままある事を述べ、Valveが社員の勤務時間のバランスを考慮しながら、家族とのコミュニケーションを十分に取れる様に進めていると明かしています。
また、ゲイブはより円滑なコミュニケーションを図る為に従業員とその家族を連れて毎年社員旅行を行っているとのことで、従業員の家族達も企業の一員であると感じてもらう機会を得て、しばしば世に見られるゲームデベロッパの異常な作業負荷の問題解決に抜本的なアプローチを行っている事を明らかにしました。
愛情山盛りのこだわりと職人気質なハイクオリティのゲームタイトルを数多くリリースするValveの品質は、やはりこういったシンプルなアプローチが大きな要素となっている事は間違いなく、当たり前の(しかし何よりも難しい)事を、さも当然だと大事にしながら、パワフルに未開の地を開拓していく巨躯は”さすがゲイブ!”といったところでしょうか。
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