以前から予告されていたハッキング問題やバグ利用などを改善する「Modern Warfare 2」の新パッチですが、まずはJailbreak問題が深刻なPS3版に向けて3月8日にリリースされる事がRobert Bowling氏のTwitから明らかになりました。
また、Infinity Wardの公式TwitterアカウントがXbox 360とPCの新パッチは現在ペンディング状態だと発言しており、Robert Bowling氏が他プラットフォーム向けのリリースも近く行われる事を示唆しています。
連日新情報が登場する「Battlefield 3」ですが、昨晩GDC会場で行われたデモンストレーションの直撮り映像がリーク、画質は悪いながらも常軌を逸したビル倒壊の様子や”Frostbite 2.0″によるデイサイクルの様子も収められており、晴天と夜の表現ばかりが目立つモダンなタイトルの大域照明技術を刷新せんと言わんばかりの夕方の表現、さらにはパーティクルライティングなど、非常に興味深い様子が多く収められています。
先日DirectX 11サポートが発表され、素晴らしいクオリティのイメージが登場した「Unreal Engine 3」ですが、昨晩新たにデモンストレーションの様子を直撮りした映像がリーク、GDC会場でMark Rein氏が「これは、次世代ゲーミングがどこへ向かうのか、Epicからの提案です」と語った言葉通りの超クオリティな映像に仕上がっています。
クオリティもさる事ながら、このデモに描かれた内容が一体”何”なのか非常に気になるところ。以前にはお馴染みCliffy BがGDCでEpicの新IPを発表すると語っており、新作が”Prototype”のリードデザイナーを務めたEric Holmes氏によってリードされるタイトルだと、かなり具体的な情報が既に明かされています。
今回のGDCで公に新IPの発表は行われませんでしたが、いつものUE3の技術デモとは少し様子を違える作り込みと趣向が感じらます。今回のデモに登場する主人公らしき人物が、自身の肌を変化させビルから飛び降り暴れる様には、少なからず既視感を感じずにはいられないのが正直なところ。今後の動向が楽しみ!です。
昨今様々な分野に活躍の場を広げているValveのデジタル流通プラットフォーム「Steam」ですが、かねてからアカウントに関するフィッシングやハイジャックが問題となるケースが見受けられます。そんなアカウントの問題にメスをいれる新しいセキュリティサービス”Steam Guard”が発表されました。
この技術はアカウントを特定のPCに紐付け、ログインなどを制限する技術で、Intelが第2世代Coreプロセッサシリーズに搭載するワンタイムパスワード機能”Intel Identity Protection Technology”(Intel IPT)を利用したサービスとなっており、全てのSteamユーザーが利用できる機能では無いのが残念なところ。
しかしこれにより、登録PC以外から行われるログインやアカウント設定の変更は、全てSteam Guardにより保護/通知され、デジタル販売の商品を購入する事に必要とされる安全性をより強化する事が出来ます。
今回の発表に当たってValveのボスGabe Newell氏はアカウントのセキュリティがユーザーサポートにおける最も重要な問題と述べ、アカウントのセキュリティ強化によってより安全な販売の促進を進める旨を語りました。さらにDoug Lombardi氏は、今後も継続的にIntel IPTの様なハードウェアベースのセキュリティ強化の採用を視野に入れている旨を明らかにしています。
先日、Danger CloseのGreg Goodrich氏が「Medal of Honor」の公式blogにて、新しい”Medal of Honor”タイトルに取り組んでいると報告したとお伝えしましたが、この新作MoHが”Frostbite 2.0″を利用したタイトルかもしれない可能性が出てきました。
これはGamasutraの求人ページから明らかになったもので、Danger Closeチームのレベルデザイナー募集には、”Frostbite 2.0″とElectronic Artsが積み重ねたナレッジを利用し、世界クラスのマルチプレイヤーレベルを作成する事を求める旨がしっかりと記載されています。
またこの他にも、このタイトルがマルチプレイヤーに強いフォーカスを当てた未発表のFPSタイトルで、年間を通してリリースされるFPSのうち最も大きなタイトルの1つだと記されています。
この状況でDanger Closeが次期Medal of Honorタイトル以外に着手しているとも思えず、来る発表が楽しみなところですが、Battlefield 3との差別化をどう図る事になるのか、その辺りにも期待です。
先日遂に公開された3分に及ぶ「Battlefield 3」のプレイ映像を収めた第1弾トレーラーは、あまりに圧倒的な空気感やアニメーションに開いた口が塞がらない驚愕の映像でしたが、表現力ばかりでは無く、ゲームプレイに関する情報なども大量に収められた情報量の多いトレーラーでした。
今回はそんなトレーラーから判明した様々な情報や小ネタ、登場武器などを一気にまとめて紹介。映像技術だけでなく、新たに登場するシングルプレイヤーやマルチプレイにも期待が高まるBattlefield 3のこだわりが感じられる内容となっています。
5月3日のデューク様降臨まで残すところ2ヶ月と迫った「Duke Nukem Forever」ですが、これまで存在は明言されつつも詳細が明かされていなかったマルチプレイの情報がOXM誌の最新号に掲載、遂にその姿を明らかにし始めました。
Duke Nukem ForeverのマルチプレイヤーパートはカナダのPiranha Gamesが開発を担当している事が既に報じられていましたが、今回の特集記事から判明した内容はDuke Nukemの名に恥じないグレートなバカっぷりを存分に発揮しており、映像や正式な続報に胸高鳴る素晴らしい内容になっています。
ツッコミ所満載で最高のプレイディテールやマルチプレイヤーのイメージは以下からご確認下さい。
- ゲームプレイモードは4種類の予定で、Dukematch(※ 誤字ではありません、所謂デスマッチ)、Team Dukematch(チームデスマッチです)、Capture the Babe(CTF)、Hail to the King(King of the Hill的なモード )を搭載
- マルチプレイヤーは8人対戦、チーム戦は4対4
- Capture the Babeモードでは、プレイヤーが相手チームのベイブを捕まえ自陣に戻る際、彼女は時々パニックに陥るので、プレイヤーは彼女を黙らせ落ち着かせる為に紳士的に叩かなければならない
- ローンチ時にはリメイクされたデュークーバーガー(Dukeburger)マップや、ウエスタン、ラスベガスのカジノなど、10種類のマップが登場
- 新しいデュークバーガーマップは、ちびデュークプレイに特化した巨大(周りが)マップ
- ジェットパックは幾つかのマルチプレイヤーマップで利用可能で、シングルプレイヤーには登場しない
- 今回のホロデュークは光学迷彩的な効果を持ち、スニークからの近接格闘キルなどに効果を発揮する
- ステロイドはデュークが1ヒットキル可能なパンチをもたらし、武器が使えなくなり、移動速度が増加する。しかしDuke 3dの様にシュリンカー(相手を小さくする武器)に対する免疫を持つか不明
- シュリンカーによって縮小されたちびデュークは、通常時と同じ様に武器を利用可能だが、与ダメージは10%になる
- プレイヤー達や敵にTrip爆弾(センサーで爆発するC4的な爆弾)を仕掛ける事が出来る
- 登場が確認された武器:ピストル、ショットガン、リッパーチェインガン、パイプ爆弾、RPG、シュリンカー、レイルガン、フリーザー、デバステーター、Trip爆弾
- プレイヤーは2種類のプライマリ武器に、パイプ爆弾とTrip爆弾のいずれかを装備可能
- 敵プレイヤーをキルすることでプレイヤーは経験値ポイントを獲得し、これをデュークのカスタマイズに利用できる
- 通常のキルは通常のポイントを得るが、キルスペシャルなボーナスポイントが得られる1回限りのアチーブメントが用意されている(例:ホロデュークで敵をキル、アクシデントでパイプ爆弾自殺など)
- ミューテーターが利用可能
当然の如く俺もデュークでお前もデュークなシチュエーションにわくわくが止まらないDuke Nukem Foreverのリリースは2011年5月3日、対応プラットフォームはXbox 360とPS3、PCとなっています。
先月初めにBlizzardがスタジオ設立20周年を迎えたニュースをお伝えしましたが、本日Blizzardが改めて世界中のファンに対し、その支援に感謝を表したメッセージ映像を公開しました。
映像にはスタジオの創設者であるMike Morhaime氏とFrank Pearce氏が登場、スタジオ創設当時の無邪気な2人の姿を始め、一大イベントに成長したBlizzconでのファン達の熱狂ぶりなど、Blizzardが本当に特別なデベロッパである様子が端々から感じられる素晴らしいメッセージとなっています。
来る大本命タイトル「Diablo III」の存在に加え、残る「StarCraft II」の2作、さらには新IPによるMMOが存在している事も明かされているBlizzard、今後も長きに渡って私たちゲーマーを楽しませてくれるに違いありません。おめでとうBlizzard!
先日は2011年6月14日のリリース決定がGDC会場で報じられたAmerican McGee氏の新作「Alice: Madness Returns」ですが、GDCでは本作のXbox 360版がプレイアブルの状態で出展されており、プレビューや映像の登場が待たれる状況となっています。
そんな中、毒々しくデコレートされたブースと、Alice: Madness Returnsのデモプレイを撮影した数枚のイメージが登場し、思わず笑ってしまう程に邪悪なアリスが存在感抜群の姿で写り込んでいる様子が確認出来ます。という事で、近く登場するであろう続報をお待ちください。素晴らしい!
これまでHaloシリーズを手掛けてきたBungieがActivisionと提携しリリースする新IPに大きな注目が集まっている昨今ですが、Bungieが現在開催中のGDCで行ったパネルディスカッションにて、次期新タイトルがMMOのアクションタイトルだと明言されました。
これは、Bungieのリードネットワークエンジニアを務めるDavid Aldridge氏がステージで明かしたもので、氏は次期タイトルを”Massively Multiplayer Action Game“(大規模マルチプレイヤーアクションゲーム)だと表現しています。
さらに今回のAldridge氏による発言は、先日から海外メディアを騒がせている”Bungieの新作が宇宙を舞台にしたWorld of Warcraft的なMMOタイトルになる”との噂をきっぱりと否定したもので、Aldridge氏は噂を指し”宇宙が舞台のWoWではない”と語っています。
昨日遂にPS3版「Call of Duty: Black Ops」の第1弾マップパック”First Strike”がリリース、これに併せて”Berlin Wall”と名付けられた新トレーラーが公開されましたが、本日新たに2分に渡るロングバージョンのBerlin Wallトレーラーが公開されました。
1990年にリリースされたスコーピオンズのアルバム”Crazy World”からシングルカットされて大ヒットした”Wind of Change”にのせたPV風の映像は何とも言えない愉快なテイストで描かれており、謎の感動を呼ぶばかばかしいトレーラーとなっています。
なお、スコーピオンズはかつてベルリンの壁が崩壊した1990年、元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズが主催し、ベルリンの壁の前で行った著名なイベント”ザ・ウォール”へ参加した事でも知られています。
昨日のPS3版”First Strike”のリリースに併せ、ActivisionはNPDとChartTrack、GfKの統計データを引用し、「Call of Duty: Black Ops」がPS3で最も売れたタイトルだとアピールしました。なお、残念ながら具体的な販売本数については明らかにされていません。
これが事実であればGran Turismo 5の637万本を始め、MGS4の475万や、Uncharted 2の380万規模を超えるセールスを達成したことになり、具体的なセールス数の提示が求められるところです。
“First Strike”のリリースと新パッチの登場が待たれるPC版ですが、現在のところ4月以降とされている”First Strike”の正確なリリーススケジュールは明らかでなく、1.07パッチの登場にも具体的なリリースの提示がされない状況が続いています。
そんな中、3月2日にDedicatedサーバのパッチがリリースされ、kick機能周りのプレイヤー表示やスポーンにまつわるバグ修正などが行われました。
この発表の中で、TreyarchはPC版1.07パッチの進捗について、1.07がより総合的な修正を含む内容ながら、まだ開発中である事を報告。より詳細な情報が近く登場すると記しています。
今年の1月にGDC会場にてGDCの25周年を記念して、古今東西のスター開発者25人が登場し自作のポストモーテム(事後検証)を行う夢のようなイベント”All-Star Classic Game Postmortem“が開催される事をお知らせしましたが、本日現地の午前9時からご存じ「Prince of Persia」の産みの親ジョーダン・メックナー氏によるパネルディスカッションが開催され、初代Prince of Persiaの開発にまつわる驚きの事実が明かされました。
メックナー氏によると初代Prince of Persiaは商業的な成功には至らなかったそうで、近代のゲームに与えた多大な影響力からは想像が付かない様な性急な開発が進められた事を打ち明け、テトリスに熱中するあまり開発が止まったなど、以下の様な内容が語られています。
- メックナー氏はゲームを作り始める以前、ルービックキューブのハウツー本を書こうとしていた
- Prince of Persiaのロトスコープ手法によるアニメーションを作成する為に当時16歳だったメックナー氏の弟をフィルムで撮影し、リファレンスとした
- 開発当初のタイトルは「Thief of Bagdad」(バグダッドの泥棒)だった
- Prince of Persia開発当初の計画において、ゲームはレベルエディタを同梱していた
- メックナー氏がテトリスにはまりこんだ為に開発が1週間頓挫した
- Prince of Persiaの戦闘を開発する為に1930年のロビンフッド映画のイメージを取り込んだ
- メックナー氏の80年代当時の髪型はMulletだった(※ 80年代のアメリカ男性アイドルなどに見られた変な髪型。Googleでの参考画像)
- 最初にリリースされたApple II版は、Apple II市場が傾きかけていた時期で売れなかった、商業的な成功はMac版のリリースによるもの
現在開催中のGDCにて、Crytekのゲームエンジン「CryEngine 3」に様々な機能を搭載した新バージョンの登場とリアルタイム編集を大幅に強化した”Sandbox for Cinema”が近くリリースされる事が明らかになりました。
現在の所動画以外の情報が見あたりませんが、紹介映像からは1クリックでSandboxがMAYAとSyncし、カメラ/ライト/リグ/アニメーション情報を共有、以前からの特徴でもあるツールボックス内でのリアルタイム表示ではイメージベースドライティングを統合し(映像にLight Probeが象徴的に登場)、ルックアップテーブルの深度を増した3D-LUTをリアルタイムで編集可能となっています。
さらに、DoFやカメラ(シャッター)ベースのモーションブラーまでリアルタイム表示に統合されており、40センサーオーバーのモーションアクトを60hzで取り込むバーチャルカメラ機能までサポート(実際にバーチャルカメラによるアクターの撮影風景を収録)、各種3D立体視フォーマットにも対応するなど、かなり法外な印象を受けます。
今回の映像はGametrailersの物で、不具合からまれにIDとパスワードが求められるケースがありますので、続きに掲載してあります。前述の不具合が発生した場合はリロードで対応をお願いします。なお、CryEngine 3のライセンスを取得したデベロッパによる開発タイトルのショーケース映像も掲載してありますので、気になる方はそちらも併せてご覧ください。
先ほどGearboxが公式コミュニティポータルにて、遂に奇跡の凱旋を果たす”The Man”「Duke Nukem Forever」がドイツのレーティング審査を無修正で通過したと報告しました。
大量のスラングに性的な表現、過激な暴力表現やらゴア描写まで、規制の対象になりかねない要素が列を成して並んでいるようなDuke Nukem Foreverに対して、厳しいレーティングで知られるドイツに何があったのか詳細は全く明らかではありませんが、日本国内における近年の過激なタイトルの修正内容はドイツとかなり似た内容になる場合が多く見受けられ、今回のドイツの通過が無修正国内版の登場へと繋がるか、今後の動向に注目です。万歳!
Atlasの新ラインアップとして昨年のE3で発表されたFrozenbyteのシリーズ続編「Trine 2」の3人Co-opプレイやボス戦、PS3版による主人公キャラクター達のチュートリアル映像が登場しました。
映像からは基本的なシステムはそのままに、レベルデザインのさらなる強化やアニメーションの改善が施されている事が垣間見られ、3人Co-opプレイではレベル環境にかなりダイナミックな要素が盛り込まれている様子が収められています。
3人のチュートリアル映像は前作をプレイした方にはお馴染みの基本操作が収められており、まったく同じ感覚でプレイ出来る事が判ります。それにしても、前作では最終的に皆収まるべき所に収まり、愉快なオチも付いた3人が、何故また共に戦う事になったのか、その辺りも色々と気になるところです。
物理エンジンによるパズル要素が特徴的なアクションタイトル”Trine 2″は6月30日リリースで、対応プラットフォームはXbox 360とPS3、PCとなっています。
先ほどGDC会場にてインディータイトル専門のIndependent Games Festival Awardsとお馴染みGDC Awardsの表彰式が開催され、メインプレゼンターに我等がティム・シェーファーが登場、さらにお馴染みMega64達も毎度バカバカしい映像で会場を盛り上げました。さらに特別プレゼンターとしてARGゲームやゲームによる社会貢献を提示したReality Is Brokenの著者でもあるJane McGonigal女史が登壇するなど、非常に興味深いイベントとなりました。
また、去年はゲイブがジャンプしたMega64の映像作品が会場を沸かせましたが、今年はゲイブに続いてパイオニアアワードを受賞したシェンムーシリーズでお馴染みの鈴木 裕氏がMega64と共演、さらになぜかCliffy Bボンゴを叩きながら登場し、鈴木 裕氏にマシンガンで蜂の巣にされるカオスな映像が上映されました。こちらは映像が登場次第改めてお届けします。
という事で、今回はIGF AwardとGDC Awardsの各部門のノミネートタイトルと受賞タイトルをまとめてお知らせ、「Red Dead Redemption」がGOTYを始め4部門を制覇し、革新的なインディータイトルとして各方面の注目を集めた「Minecraft」がなんと5部門で受賞するなど、昨今のゲームの潮流やインディペンデントの層の厚さが感じられる素晴らしいラインアップとなっています。
■ ベストゲームデザイン:受賞「Red Dead Redemption」
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