前回のゲームプレイトレーラーで公開が予告されていた「Battlefield 3」”Fault Line”トレーラーのエピソード3がつい先ほど公開、狭い屋内で描かれる爆弾の信管処理に加え、QTE的なマウスのボタン操作がナビゲートされる一人称視点による近接戦闘の様子、そして一気に視界が開ける屋外での戦闘シーンまで、ドラマチックな展開を見せるゲームプレイがたっぷりと収められています。
映像の後半には、大量の弾薬をまき散らし地上を掃射する戦闘ヘリが登場、さらに次回4月17日には12分に及ぶ新トレーラーの登場も予告され、頭1つ飛び抜けた空気感とハイクオリティなモーションに続報がますます楽しみな仕上がりとなっています。
本日公開予定の新しいゲームプレイトレーラー登場に注目が集まる「Battlefield 3」ですが、先日海外情報サイトのgames.on.netがDICEのゼネラルマネジャーを務めるKarl Magnus Troedsson氏にインタビューを行い、いくつかの新情報と新作への懸念が氏の口から明かされました。
Troedsson氏はインタビューにおいて、これまでのマルチプレイヤーのトレーニング的な側面が強かったシングルモードから一転、重厚なストーリーを用意したシングルキャンペーンのボリュームが12時間前後になると自身たっぷりに発言、昨今ますますプレイ時間が短くなる傾向にあるシングルプレイヤーが目立つ中、比較的大きめのボリュームに期待が膨らむところです。
さらに、Troedsson氏は今作で再び登場する”伏せ”動作について言及、この復活がスナイパーに絡む多くの議論を呼び、バランスの調整が難しい問題であると認めています。
続けて、このバランス問題こそがBad Companyに伏せ動作を導入しなかった理由である事を明かした氏は、問題の解決に取り組んでいると発言したものの、まだアイデアは無いと打ち明けました。また、自身がこれに答える役割ではないと述べ、嫌われるクラスとして代表的なスナイパーに対する心理的な側面がもたらす影響も大きいと分析しています。
とはいえ、マルチプレイヤー主体のBattlefield 3において、バランシングの問題は生命線とも言える重要な要素であり、DICEの丁寧な調整に期待したいところです。
UPDATE:3月26日11:15
※ 3月24日の記事において、C2E2会場での「Battlefield 3」デモンストレーションがキーボードとマウスを接続したPS3で動作していたとの内容をお伝えしましたが、昨日Electronic ArtsのKevin O’Leary氏がこの情報を否定、デモの実行はPCで行われ、PS3はブース外部で上映されていたトレーラーに用いられていた事が明らかになりました。
間違った情報をお知らせしてしまい大変申し訳ございません。以下、アップデート前の本文となります。
今月の3月18日から20日にかけてシカゴで行われたポップカルチャーイベントC2E2(Chicago Comic & Entertainment Expo)にて、DICEが開発を進めている期待のシリーズ最新作「Battlefield 3」が出展され、会場で行われたデモンストレーションからコンソール版に関する気になる情報が話題を集めています。
これは64人対戦を実現するPC版に対して、24人対戦となるコンソール版のマップがプレイ規模に伴いサイズが縮小されているというもので、会場で行われたプレゼンテーションに参加した海外情報サイトのCERFYと独PCGamesが同様の報告を掲載しています。
なお、PCGamesにはこれが公式発表だと記載、情報元となっているAttack of the Fanboyではこの内容をDICEがE2C2会場で発表したと紹介しています。前述の3サイトによると、コンソール版における飛行機の戦闘区域については地上よりも若干広いエリアが用意されるとのこと。
また、今回のプレゼンテーションはPS3版クライアントを利用して行われたとのことで、PS3本体はコントローラーではなく、キーボードとマウスで操作されていた事が記されており、既にコンソール版がデモ可能な状況にあることが明らかになっています。
ゲーム性に大きく関わる部分だけに真偽の程が気になる今回のニュースですが、現在のところDICEから具体的な言及はされておらず、続報が待たれます。
Frostbite 2.0の驚くべき表現力で今度こそシュータージャンルの王座奪還を成し遂げるかと期待を集めるDICEの「Battlefield 3」ですが、現在王座に君臨するCall of Dutyタイトルの新作についてはまだ具体的な動きが無く、その動向に大きく注目が集まっています。
先日は遂にCall of Duty: Black OpsがWii Playのセールスを超えて北米のゲーム産業史上最も売れたタイトルとなった事からも、この戦いはゲームタイトル同士の切磋琢磨を超え、EAとActivisionの戦争とも言えるビジネス的な意味でも興味深い事象だと言えるのではないでしょうか。
と、そんな複雑な様相を見せるこの両タイトルのセールス争いにお馴染みWedbush Morganの経済アナリストであるマイケル・パクター氏がコメント、Infinity WardとSledgehammerの共同開発によって進められていると噂されるCoD新作が例年通りに登場した場合、Battlefield 3がCall of Duty新作に”勝利する望みは無い”と断言しました。
これはIndustryGamersのインタビューに登場したパクター氏が応えたもので、氏はElectronic Artsがシェアをインクリメンタルに獲得しようとしていると分析(複数のシュータータイトルを出さずにシェアを足し算的に1本化させようという意味か)、Battlefield 3が良作として仕上がった場合、前作より25%から35%多いセールスが見込めるだろうと確信している発言しています。
さらにパクター氏はCall of Dutyタイトルに勝利する場合、Battlefield 3がこれまでのセールスに比べて300%以上を売り上げる必要があると発言。CoD新作については、Modern Warfare 2とCall of Duty: Black Opsで獲得したインストールベースに基づいて、より高い売上げを納める可能性は有り得るが、インストールベースの点から見てもElectronic Artsが実際にシェアを伸ばすかどうか疑わしいと語っています。
という事で、力強く語ったパクター氏ですが、語る予想のほとんどが見事なまでに裏目に出る予言の数々とその顛末はもはや定例イベントと化しているのはご存じの通り。とうとうCall of Dutyの王座が脅かされる時が来るのか、例年通りのスケジュールを考えるとそろそろ具体的な動きを見せ始めるCoD新作の動向にも注目です。
昨日、イギリスの情報サイトが掲載した「Battlefield 3」のModツール登場の可能性がまだ残されているとの噂をお知らせしましたが、昨晩DICEでレンダリングアーキテクトに携わるJohan Andersson氏が自身のtwitterにて、掲載された内容に多く誤りが含まれているとして、噂の否定を示唆する発言を行いました。昨日の記事にも掲載した通り、DICEは発表時から複雑すぎるとの理由からMODツールをリリースしない旨を明らかにしています。
先日リリースされたOPM誌最新号(56号)にBattlefield 3の記事が掲載、DICEのアートディレクターGustav Tilleby氏が登場し、PS3用のモーションコントローラーであるPS Moveへの対応について、他のタイトルが対応を進めている事を理解しており、サポートを視野に入れた可能性を模索していると明言しています。
また、DICEのボスKarl Magnus Troedsson氏も同誌において、PS Move対応のサポートを考慮している旨を述べており、対応への可能性が現実的なものである様子が感じられます。
さらに、チェコのゲーム情報誌”SCORE”の最新号にはBattlefield 3の伏せ動作が確認できる新スクリーンショット1枚に加え、編集者が直接DICEに赴き得たとされる絵コンテ的なコンセプトアートが掲載されています。
更新の停止に伴ってご紹介が遅れていましたが、先日「Battlefield 3」の新たなインゲーム映像が公開、相変わらず様子のおかしい空気感と共に、破壊表現や恐ろしくリアルなキャラクター達のモーション、そして伏せ動作なども確認できる興味深い内容となっています。
また、イギリスの情報サイトGamingtipsがDICEが発表したとする”Frostbite 2.0″エンジンの仕様を紹介、その中にMODツールリリースの可能性がまだ残されている(※ 以前にDICE自身がツールが複雑すぎる事を理由にリリースを否定)事を示唆する記載が発見され話題となっています。
Gamingtipsが掲載した情報は記載内容から1ヶ月以上前の内容と考えられ、出自がはっきりしていない事が残念ですが、動作環境などにもまつわる以下の様な興味深い情報が記されています。
- Frostbite 2はDirectX 10と11のみをサポート予定(※ 以前にDICEがXPとDX9をサポートしないとtwit)
- Frostbite 2.0は64-bit CPUと64-bitバージョンのWindowsでの動作を推奨
- エンジンはあたらしいコンパイラとパイプラインのセットを持っており、それらは多くの改善とModツール登場の可能性を開く
- DirectCompute(DirectX 10.1以上がサポートする対応GPUを利用した直接演算)によるタイルベースのディファードシェーディングがパフォーマンスを改善
- DirectComputeによるMorphological Anti-Aliasing (MLAA)はGPUの帯域を安定させる(DirectX 11専用機能)
- God of War 3でも利用されたリアルタイムラジオシティ用ミドルウェア”Enlighten”を利用
- 環境破壊表現を強化
今月11日から開催されるゲーマーの為のゲームイベントPAX Eastにて、EAが運営するオンラインコミュニティサイト”Gun Club“の登録メンバーに限定した「Battlefield 3」のプレイアブルデモが出展される事が明らかになりました。
デモの内容について詳細は明らかにされていませんが、メンバー限定とは言え、初のパブリックデモに続報も多く登場することとなりそうです。
先日まで開催されていたGDC会場でプレビューイベントが行われ、様々な情報が登場している「Battlefield 3」ですが、今回はG4TVによる会場の様子を始め未見のシーンがちらっと収められた映像をご紹介します。また、チェコのファンサイトで公開された数点のスクリーンショットも併せて掲載しておきます。
なお、未見のシーンが登場するポイントは以下に記しておきましたので、映像と併せてご確認下さい。
- 映像17秒:スクリーンショットに登場していたロケットランチャーをビルに打ち込むシーン
- 映像35秒:先日お知らせしたパリマップでのシーン
- 映像35秒:キャラクターが低い柵をリアルな挙動で乗り越えるモーション
“Frostbite 2.0″エンジンによって驚きの進化を遂げたDICEのシリーズ最新作「Battlefield 3」、久しぶりのナンバリングとなる今回の続編は、前作”Battlefield 2″がリリースされた2005年6月21日から、6年ぶりの登場となりました。
この間にスピンアウトタイトルとして、2006年に未来を舞台にした”Battlefield 2142″が、2008年には”Battlefield: Bad Company”、さらに2009年には基本無料プレイの”Battlefield Heroes”と、ダウンロードタイトルとして登場した”Battlefield 1943″がリリース、そして2010年3月にはお馴染み”Battlefield: Bad Company 2″がリリースされました。
こんなリリースの状況から、ナンバリングはプレイしたことがないけれど、Battlefield 3は面白そうだという声をしばしば耳にします。という事で、今回は前作”Battlefield 2″のゲームプレイと”Battlefield 3″を比べた映像をご紹介、前作のざっくりとした雰囲気や差が感じられるかと思います。
また、下記にオリジナルとなった2002年の”Battlefield 1942″のプレイ映像もご紹介、たった10年弱でこれだけの技術革新が可能なのかと呆気にとられる事間違い無しの内容となっています。
■ Battlefield 1942
- リリース:2002年9月10日(北米)
- 対応プラットフォーム:Windows、Mac
- エンジン:Refractor 2
- モード:シングルプレイヤー※、マルチプレイヤー
- プレイヤークラス:5種
■ Battlefield 2
- リリース:2005年6月21日(北米)
- 対応プラットフォーム:Windows
- エンジン:Refractor 2
- モード:シングルプレイヤー※、マルチプレイヤー、Co-op
- プレイヤークラス:7種
- ランクサーバ上でのプレイで適用される階級システムが導入された
(※ 両タイトルともシングルプレイヤーにキャンペーンは存在するものの、ストーリーは存在せずAI制御の敵と戦うマルチプレイ用の練習といった側面が強い)
先日盛況の下閉会したGDC 2011ですが、会場では様々な注目タイトルの新情報が登場する中、DICEの新作「Battlefield 3」が大きな注目を集めました。パネルディスカッションにて明らかになった情報量はかなりの物で、まだお知らせしきれていない内容も多く存在しますが、今回はGDCで明らかになった新情報の概要のまとめをお届けします。
連日新情報が登場する「Battlefield 3」ですが、昨晩GDC会場で行われたデモンストレーションの直撮り映像がリーク、画質は悪いながらも常軌を逸したビル倒壊の様子や”Frostbite 2.0″によるデイサイクルの様子も収められており、晴天と夜の表現ばかりが目立つモダンなタイトルの大域照明技術を刷新せんと言わんばかりの夕方の表現、さらにはパーティクルライティングなど、非常に興味深い様子が多く収められています。
先日遂に公開された3分に及ぶ「Battlefield 3」のプレイ映像を収めた第1弾トレーラーは、あまりに圧倒的な空気感やアニメーションに開いた口が塞がらない驚愕の映像でしたが、表現力ばかりでは無く、ゲームプレイに関する情報なども大量に収められた情報量の多いトレーラーでした。
今回はそんなトレーラーから判明した様々な情報や小ネタ、登場武器などを一気にまとめて紹介。映像技術だけでなく、新たに登場するシングルプレイヤーやマルチプレイにも期待が高まるBattlefield 3のこだわりが感じられる内容となっています。
現在サンフランシスコで開催中のGDC会場に近いTemple NightclubにてElectronic Artsによる「Battlefield 3」のプレス向けイベントが開催、本作のプロデューサーを務めるPatrick Bach氏やDICEのゼネラルマネジャーKarl-Magnus Troedsson氏らがステージに登壇し、先ほど公開されたトレーラーに収められたパートを含むシングルプレイヤーキャンペーンのデモンストレーションを行いました。
さらに、先ほどDICEによるプレゼンテーションのプレビュー記事が解禁され、各メディアが続々とそのインプレッションを明らかにしています。今回はこれらのプレビュー記事を要約した情報をお届けします。
ステージに立ったKarl-Magnus Troedsson氏は、EAのシュータージャンルにおける王座奪還の本命タイトルとされるBattlefield 3の開発を進めるDICEには”3つの基本的な価値観”が存在すると述べ、これが「クオリティ」と「革新」、「楽しさや喜び」だと明かしました。
そして、DICEがクオリティを求め、常に前作が実現した事を超えて進みたいと望んでいると述べた氏は、革新は様々な形で表出し、それがある時は新しい特徴であり、もしくは新しいジャンルかもしれないが、いずれの革新もDICEが強く思う何かだと述べ、ただ毎年のリリースをこなすだけでは無く、常に革新し続けていきたいとBattlefield 3に掛ける意欲をアピールしています。
あまりのクオリティに動作スペックが気になるBattlefield 3ですが、IGNのプレビューでは今回会場で実演されたデモンストレーションは現状で購入可能なハードウェアで動作していたとDICEに確認を取った旨が記されています。
今回登場したトレーラーはエピソード1と銘打たれた映像でしたが、Venturebeatが先ほど公開したプレビュー記事によると、次回のトレーラーは3月16日に公開されるとの事。
以下、今回の各種プレビューで確認された情報となります。
- 今回の舞台は2014年のイランとイラクの国境線近く
- Battlefield 3に描かれるのは歴史の”if”
- デモに登場したプレイヤーキャラクターはU.S. Marines(アメリカ海兵隊)のHenry Blackburn軍曹
- Henry Blackburn軍曹はACOGスコープを備えたM16を装備
- マルチプレイのビークルに課しているゴールは”操作する事は初心者にも簡単で、エリートパイロットとしてマスターする事は困難である事”
- ビークルについてDICEはシミュレーションを作っている訳ではない事を明言
- HUDやUIは最終段階の物では無いが、DICEはその外観を最小化する事を望んでいる
- オブジェクティブは追加や完了時にシンプルにポップアップするだけに抑えられている
- 左下部にレイアウトされたコンパスには分隊の仲間を示すアイコンが描かれている
- UIには選択可能な武器が表示され、M16はシングルショット、セミオート、フルオートの3モードが切り替え可能で、フラッシュライトを点灯する事が出来た
- 味方プレイヤーを引き摺る動作はマルチプレイヤー用の構成要素ではない(Patrick Bach氏が発言)
- DICEはダイナミックな環境に合わせて行動する敵AIの開発に重点を置いている
- Battlefield 3のシングルプレイヤーゲームはBad Companyシリーズの様な分隊をベースにしたゲームでは無い
- FIFAなどのEA Sportsタイトルで利用された”ANT”システムは、いかなる動作アニメーションから別のアニメーションへと繋く場合も破綻無くブレンド可能にした
- マウスクリックによる近接格闘QTEイベントが存在する
- 対戦車ミサイルをビルディングに放った際、窓ガラスが割れ、何千ものガラスの破片が雨の様に降り、外壁には現実的な破壊が見られた
UPDATE:3月2日17:20
※ 本文に情報を追記し、スクリーンショットを追加しました。
先ほど”Frostbite 2.0″の新技術についてご紹介したばかりの「Battlefield 3」ですが、つい先ほど公式サイトにてFault Lineシリーズのエピソード1″Bad Part of Town”と名付けられた新トレーラーが公開、3分弱に渡ってインゲームのプレイ映像が収められた凄まじいクオリティの内容となっています。
映像の冒頭には新たに刷新された”Frostbite 2.0″のロゴが遂に登場し、続けてこの映像がプレアルファのビルドによるゲームプレイフッテージだと記載され、プリレンダ映像ではない事がはっきりと明言されています。
また、”Frostbite 2.0″によるリアルタイムGIの空気感も凄まじいながら、先日開発映像をお届けしたリアルなサウンド、そしてEA Sportsタイトルで利用されているANT技術を用いたキャラクター達の”歩き”や”走り”、”カバー”、”警戒行動”に”ラグドール”処理にいたるまで、全くスクリプトの存在を感じさせないリアルな動作アニメーションには舌を巻くばかりの仕上がりとなっています。
さらにゲームプレイ面からも事前に報じられていた傷ついた味方を引き摺る動作や、シンプルなHUD、オブジェクティブの内容、WSADキーが確認できるアクション用のインターフェースなども見られ、次回以降のエピソードで描かれるであろう破壊表現の登場など、続報にますます胸が高鳴ります。
連日期待に胸躍る続報が登場しているDICEの最新作「Battlefield 3」ですが、以前からの告知通り現在開催中のGDCにてBattlefield 3に利用されるDICEの最新エンジン”Frostbite 2.0″のパネルディスカッションが開催され、新しく採用される事となったNvidiaのアンチエイリアス技術SRAAの適用イメージと比較用のイメージが公開されました。
このSRAAはSubpixel Reconstruction Antialiasingの略称で、MLAA(Morphological Antialiasing)と似た技術ながら、近年隆盛を極めるディファードシェーディングレンダラでの利用をターゲットにしたアンチエイリアス技術となっています。
これは従来のマルチサンプルアンチエイリアスが前述のディファードシェーディングレンダラで使用できない問題を解決する為に生み出された技術で、シングルピクセルシェーディングによるアウトプットに対して、各ピクセルの付加情報として用意した可視度を組み合わせて最終イメージとする事で、シェーディングコストをさほど増加させないままに良好な品質が得られる技術となっています。
また、これはポストプロセスとして処理される事から、シェーダーへの調整が必要が無く、ディファードレンダリングとの併用問題を同時に解決する技術となっています。
Nvidiaの技術解説によると、1280×720のイメージに対して、4~16倍マルチサンプルAAのクオリティと同等の結果をSRAAで得るために必要なプロセスは1.8ミリ秒との事で、近年のモダンなゲームに利用される一般的なシェーディングプロセスが5~10ミリ秒である事を考慮すると、かなり高速化されている事が判ります。
以下、上に掲載したイメージについて、リファレンスとなる16倍のスーパーマルチサンプルAAによるイメージ、アンチエイリアス処理を行っていないシングルピクセルシェーディングの結果、SRAAの適用イメージを拡大したものを順に掲載しましたので、パフォーマンスと品質の両方を兼ね備えるとされる”Frostbite 2.0″のパワーをその目でご確認下さい。
なお、”Frostbite 2.0″ではリアルタイムラジオシティを動的オブジェクトに適用させる難題にも一定の解決を見出したとされており、今後の続報や映像の登場にますます期待が高まります。
Frostbite 2.0エンジンによる脅威的な表現力で注目が集まるDICEの新作「Battlefield 3」ですが、今作ではサウンドの強化にも力が入れられており、これまでに登場した事前情報ではヘリコプターや戦車などのビークルが様々なアングルから、距離別に音の収録が行われ、1ビークルあたり80チャンネル以上の音情報を持っている事や、プレイヤーがこれらの方向を耳で判断可能な定位感の実現が進められていると報じられていました。
そんな中、Game InformerがBattlefield 3のオーディオディレクタを務めるStefan Strandberg氏のインタビュー映像を公開、なんと実際に行われた軍事演習に参加して戦車やジェット戦闘機、銃器など、様々なタイプの音を録音している様子を紹介しています。
なお、2008年にリリースされたBattlefield: Bad Companyで初めて登場したFrostbiteエンジンは当初からサウンド面のアドバンテージとして、近年のハイダイナミックレンジによるGI表現などを思わせる、HDR Audioと呼ばれる機能を擁しており、射撃音や環境ノイズ、インゲームの音楽など、様々な音が同時に生成される中でも、プレイヤーがプレイに重要な音をクリアに聞く事ができる動的なボリューム調整が行われていました。
Frostbite 1.5が採用されたBattlefield: Bad Company 2でも、各種射撃音からは非常にクリアな定位感が得られていましたが、今作では単純なゲイン調整によらない距離感の再現など、更なる音像の強化が広大な戦場の臨場感を大きくベースアップさせる事は間違い無さそうです。今後のトレーラーやプレイ映像では音のディテールにも注目!です。
GDCでの出展にも注目が集まるEAとDICEによる期待の続編「Battlefield 3」がフランスのゲーム情報誌PC Jeuxにて特集され、本作の新エンジンである”Frostbite 2.0″がidTech 5やCryEngine 3よりも印象的と評価された他、いくつかの新しい情報が明らかになりました。
なお、今回の情報についてはフランス語から抜粋されたもので、内容に誤りがある場合がありますので、閲覧にはご注意下さい。
- Frostbite 2.0はidTech 5とCryEngine 3よりも印象的だと評価
- Frostbite 2.0は初代Bad Companyの開発時(2008年6月リリース)には既に開発中だった
- プレイヤーに近い場所で爆発が起こるとき、プレイヤーは地面に打ち付けられる
- プレイヤーが攻撃を受ける場合、キャラクターは瞬きし、視界が曇る
- キャラクターの身体認識はMirror’s Edgeの技術を元に改善されたもので、ここにFIFAやNBAシリーズのアニメーションシステムが加わる
- 環境のバリエーションは平原や森、夜の風景など様々
- プレイヤーは激しい戦いを繰り広げる兵士としてゲームをプレイするが、それらの激しさの間に多くの静かな瞬間が描かれる
先日遂に正式発表された「Battlefield 3」の第1弾DLC”Back to Karkland”ですが、昨晩DICEのコミュニティマネジャーDaniel Matros氏が公式フォーラムにて本DLCに同梱される4つのリメイクマップの詳細を発表、なんと初代Battlefield 1942のデモ版にも登場した懐かしい”Wake Island”が復活する事が明らかになりました。
また、Battlefield 2からは戦闘機が登場しない人気市街戦マップ”Strike at Karkand”、オマーン湾の沿岸地域が舞台となった”Gulf of Oman”、ペルシャ湾マップの”Sharqi Peninsula”が登場するとのこと。
これまでBattlefield 2からのマップが登場するとアナウンスされていただけに、1942プレイヤーには嬉しい今回のWake Island復活、”Frostbite 2.0″エンジンのパワーでどのような復活を遂げるのか、続報に期待です。
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