北米でPS3のモーションコントローラー”PlayStation Move”のプロモーション用のタグライン(キャッチフレーズ)と思われる「Move into action」(動き始める)の商標登録がソニーにより行われた事が明らかになりました。
E3では大きくスポットが当てられ、Natalと共に今年の年末商戦の最も大きな波になると思われるモーションコントローラーですが、E3以降の本格的なプロモーションの準備も既に着々と進められている様です。
近年ますます表現力が増していくゲームの映像技術ですが、近年の大気の表現などを見るに、ある意味現実よりも綺麗な風景なども登場する様になってきたと感じます。それでも技術的なトップグループにはボクセルモデリングやレイトレーシング技術を念頭にさらなる高みを目指している姿が見受けられます。
そんなゲームの推進力ともなるゲームのコア技術の開発について、ValveのCEOであるゲイブことGabe Newell氏がグラフィックスがすでにコア技術では無いとの見解を発言しました。
ゲイブはビデオゲームにおける未来について、高度な映像表現が”解決された問題”となる事で、次のステージの中心はより良い娯楽経験を作るためにどうやってインターネットを活用していくか考え出す事にあると述べました。
ゲイブはこの2,3年のゲーム開発がグラフィックスハードウェアへのアプローチに注力してきたと述べ、「今、私たちはそれがもう”解決された問題”になった時期に入ったと思います」と述べ、Valveはより良い顧客の体験の為に目を向けている事を語っています。
確かに近年の映像技術は目を見張る様なスピードで進化しており、次世代機の登場がどうやらまだ先になる事が肌で感じられるようになった今、このバランスがどちらに傾く事になるのか、今後の動向が気になる問題です。
コンシューマー市場のリサーチを行っているOTXが来るマイクロソフトのモーションコントローラー「Project Natal」についてマーケティング調査を行ったところ、Xboxオーナーや非所持層も含め多くの興味を集めており、Xbox所有者の半数以上がNatalを購入予定である事が明らかになりました。
北米で行われたこの調査は、1週間に1時間以上ビデオテームをプレイする14~34歳の1500人を対象に行われ、Natalを購入するか?との質問に18%の回答者が”ほぼ購入する事に間違い無い”と回答、さらに56%の回答者が”購入するだろう”と回答しました。
さらにNatalの使用に最も興味を持っているジャンルはギアーズやHalo、Call of Dutyなどシュータージャンル(50%が回答)である事が明らかになり、以下にストリートファイターや鉄拳などを含む格闘ゲーム、GTAやバイオハザードといったアクションアドベンチャー、RPG、音楽ゲームなどが続いています。
さらに購入の要因になる要素として、59%の回答者が“安い価格設定”を挙げており、以前PS3の購入に絡む調査でも明らかになった”特定のゲームタイトルを楽しみにしている”層は18%と、かなり低い数値に止まりました。
また、Natalの認知度については44%の回答者がその存在を知っていながらも、そのうちの20%がNatalがモーションコントローラーであることを知らない事が明らかになっています。来月開催されるE3で様々な発表が行われる予定のProject Natal、今回の調査結果からもかなりの興味を惹いている事は明らかで、価格設定やその機能性が気になるところです。
幾多の延期を繰り返して今か今かとリリースに関する正式なアナウンスが待たれる「Gran Turismo 5」ですが、ソニーのプロモーションを行うお馴染みのKevin Butler(俳優のJerry Lambertが演じる架空のキャラクター)がタイトルをもじって次回のプロモーションに登場する事を予告しています。
さらにドイツのゲーム情報サイトGameTrustがソニードイツのプロダクトマネジャーに行ったインタビューにおいて、多くのファンがリリースを待ち望んでおり、ソニー自身もリリースを行いたいと考えている事を述べ、次に行うリリース日の情報は100%確かな物になり、3月リリースのアナウンスで行った過ちを再び行わない事を明言しています。
さらにこのドイツのプロダクトマネジャーは新しいリリースデートの発表までもう少しだけ待つ必要があると続け、「数日から或いは数週」と発言しています。
先日行われたニュルブリンクでのイベント映像などからも、完成度が上がって居る事は間違い無い様子で、気になる3D対応についても既に開発済みである事がSCEAのプロデューサー今崎氏の口から発言されています。今度こそ、今度こそ本当に正確なリリース日がアナウンスされる事を切に願います。
映画”ロード・オブ・ザ・リング”のゴラム役や”キング・コング”でのコング、そしてNinja TheoryのHeavenly Sword、新作のEnslavedでも活躍する俳優のアンディ・サーキス氏がイギリスで映画とゲームを専門に手掛けるモーションキャプチャースタジオを設立したことが明らかになりました。
最も有名なモーションアクターとして知られるアンディ・サーキス氏によると、イギリスにはこういった専門のモーションキャプチャースタジオが無いそうで、自身が関わる2作のゲームタイトル開発においてアメリカやニュージーランドまで赴かなければならなかったとの事。
モーションセンサーの多くはオックスフォード大学とケンブリッジ大学から産み出された技術から構築されており、CGの才能を持つ多くの人材が存在するイギリスでモーションキャプチャー技術の育成をする必要性を感じた様です。
サーキス氏が設立した”Imaginarium”はイギリスを拠点にしたスタジオで、モーションキャプチャーのコンサルティングやモーションキャプチャー技術者を育成するアカデミーの役割も果たします。氏は自身のスタジオを単なるモーションアクトの代行を行う場所と考えてはおらず、この分野のアイデアや創造性を共有できるような場所になる事を目指すとの事。
そんなサーキス氏は昨今のビデオゲームキャラクターが持つポテンシャルについて「彼らの中に心はない」と興味深い発言をしており、Imaginariumがこの問題解決を目指すのか、次にゲームへの参加が明らかになっているNinja TheoryのEnslavedでのモーションアクトに注目が集まる所です。
各方面で大絶賛の好スタートを切ったRockstarの最新作「Red Dead Redemption」ですが、売れ行きもなかなか期待できそうな滑り出しを見せています。イギリスAmazonのビデオゲームディレクタを務めるChris Poad氏が「Red Dead Redemptionは今の所、今年最も熱いタイトルとして予想されるタイトルです」と発言、英Amazonでのプレオーダーの数がFinal Fantasy XIIIやAlan Wake、そしてGod of War IIIを抜いてトップに立った事が明らかになりました。
さらにアナリストのMichael Pachter氏が以前にRed Dead Redemptionのウェスタンスタイルは一般的ではなく、高セールスに懐疑的であると示した事について間違いを認め、Rockstarが正しかったと発言しています。さらに「Rockstarの事を先見者と呼ぶべきだ」と続け、本作の素晴らしさを認めた様です。
さらにVGChartzが北米におけるローンチ初日の売り上げを発表、リリース1週間前にプレオーダーだけで45万本を突破し、リリース初日に55万セールスに達している事が明らかになりました。さらにヨーロッパとその他地域のリリースも併せると120~130万本のセールスが予想されると記されています。
初日でこのセールスであれば発売後数週間で200万本も十分に考えられる数字で、多くのアナリストが低めに予想した本作のセールス予想を大幅に上回る結果を叩き出しそうな気配です。
今年4月にビデオゲームの父ノーラン・ブッシュネル氏がAtariに復帰したニュースをお伝えしましたが、その際にかつてのCEOでディレクターも務めていたDavid Gardner氏と、アイトーイのプロモーションやHomeの開発を進め、SCEのワールドワイドスタジオのCEOとしても知られたPhil Harrison氏がアタリの重役会を去った事が明らかにされていました。
David Gardner氏はその後インディーゲームタイトルに焦点を当てた投資会社”London Venture Partners”を設立、本日ここにPhil Harrison氏が創立者として参加した事が明らかになりました。Harrison氏に加えてElectronic ArtsでVPを務めていたDavid Lau-Kee氏、そして投資銀行出身のPaul Heyden氏が同じく創立者に加わった事が記されています。
“London Venture Partners”はオンラインやソーシャル、モバイル、Webゲームスペースなどを中心に革新的な技術に対して投資を行う事を明示しており、同社のビジネスはUnity engineと関係がある物と予想されています。
かつてのアタリのコンビが再びタッグを組んで行うこの新ビジネス、5月28日には会計報告が行われるとの事で、具体的な動きなども明らかになるかもしれません。
先日とうとうローンチが果たされたMac版Steam、一気に57ものゲームが対応タイトルとして用意されましたが、昨日新たに12のタイトルが追加される事が明らかになりました。なお新規対応タイトルの一覧は以下のリストをご覧ください。
また今回リリースされるタイトルの中でKilling Floor、Madballs in Babo: Invasion、Altitudeの3タイトルがPC版ユーザーとのクロスプラットフォームプレイに対応を果たしています。さらにKilling Floorが13.39ドル、MadballsとAltitudeが4.99ドルにそれぞれ値下げされ、Altitudeはマルチプレイが今週末まで無料で行えるようです。
Altitude
Caster
Chains
Eschalon: Book I
Europe Universalis III Complete
Hearts of Iron III
Killing Floor
Madballs in Babo: Invasion
Sam and Max: The Devils Playhouse – Episode 2
Simplz Zoo
Windosill
派手なプロモーションやバイラルマーケティング、そしてアニメ化など、多様ななマルチメディア展開で知られるVisceral Gamesですが、先週末ロンドンで行われたEA showcaseにDead SpaceシリーズのプロデューサーSteve Papoutsis氏が登場し本シリーズの広範囲なプロモーションについて語りました。
Papoutsis氏はVisceral GamesがDead Spaceシリーズに対して多くのプランを持っている事を述べた上で、このフランチャイズ展開をやりすぎるつもりは無いと語りました。氏は続けて「Dead Spaceシリーズの価値を下げたくはない」と述べ、クオリティに焦点を当ててプロモーションに望んでいる事を明かしています。
とここまでマジメに語ってきたPapoutsis氏は「実はカートレースとフィットネスゲームを考えてるんだ……嘘冗談だよ」とVisceralのライトサイドらしいジョークで締めています。
そんな中ちょうどDead Spaceの主人公であるアイザックさんがEAのスケートシム”Skate 3″に出張している事が明らかになりました。旧スーツに良い感じのプロポーションで登場したアイザックさん、上述の話も一体どこまでが本気なんだか判らない愉快な展開に、Visceralらしさを感じるナイスな一枚と言えそうです。いいぞもっとやれ。
iPhoneの爆発的な普及によりすっかり一般化した感のあるiTunesのApp Storeですが、Googleがブラウザから利用できるApp Store的なサービス「Chrome Web Store」を年内に立ち上げると発表しました。これにより気軽にウェブアプリケーションの販売や購入が可能になり、ますますソフトウェアのデジタル流通化は進む事になりそうです。
今回のChrome Web Storeはゲーマーにも大きな意味を持つ様で、公開されたイメージにはPopCapの大ヒットタイトルPlants vs. ZombiesとLEGO Star Wars: The Quest for R2-D2のショートカットが配置されている事が確認できます。
Googleは今回の発表に際し、Chrome Web Storeの登場により素晴らしいウェブアプリを広範囲に提示する事で、デベロッパは何百万もの新規ユーザーに手を伸ばす事ができるだろうと発言しています。なお、Chrome Web Storeは最近のモダンなブラウザであれば動作する事が確認されています。
映画では歴史的な大ヒットを記録したジェームス・キャメロン監督の新作Avatarでしたが、併せて作られたTPSタイトルの「Avatar: The Game」は海外のレビューもさんざんで体験版もリリースされたものの、なんだかパッとしない残念な子でした。
しかし昨日行われたUbisoftの会計報告から本作がなんと270万セールスに達している事が明らかになりました。驚いた……。Ubisoftの役員によると本作はWiiで顕著に売れたそうで、映画AvatarのBlu-rayとDVDのリリースに大きく後押しされた形になったと述べています。
PCから次世代プラットフォーム、携帯コンソールからiPhoneまでカバーしたAvatar: The Gameですが、これはやはり販売戦略勝ちといった所でしょうか。版権タイトル恐るべし。
先日DSがあと数ヶ月でPS2の販売台数を抜き、最も売れたハードウェアになるとの予測をお伝えしました。現在DSの販売台数が約1億2900万台、そしてPS2はこれまで1億5000万台を売り上げています。
2000年3月4日に発売され、これまでの10年間をブランド力と有名タイトルの存在など多くの要因から最も売れたハードウェアとして君臨してきたPlayStation 2ですが、VGChartzによると2010年に入ってすでに97.2万台を販売しており、じわじわとまだその記録を伸ばしています。
現在海外では薄型PlayStation 2が99.99ドルで購入でき、この価格の安さも現在の普及に一役買っているのかもしれません。
以前からPS3に対する厳しいスタンスで知られていたValveのCEOゲイブことGabe Newell氏ですが、最近ではPS3ユーザーに対し「ベストを尽くさなかった」と謝罪するなど、PS3の普及と共に軟化を見せ始めています。すでにPS3向けの開発体制も整えつつある様で、今後の対応が非常に楽しみな所です。
そんなゲイブが5BY5のインタビューに応え、PS3についてオープンであってほしいと発言しました。ゲイブはPS3に対して“Macの様にもっとオープンであって欲しい”と述べ、”クローズドなゲームキューブの様ではなく”と加えています。
ゲイブはコンソールプラットフォームへの投資を難しい物だと述べ、より様々な事がオープンにされる事で投資がクリアで簡単な物になると発言しています。何らかオープンでは無い事や問題があるのか、具体的な事は述べられていませんが、Macを引き合いに出した事は先日ローンチを果たしたMac版Steamでのパートナーシップがよほど素晴らしい物だった事を表しているのかもしれません。
いずれにしてもいよいよ動き始めた感のあるValveのPS3対応、Portal 2リリースでPS3対応などが果たされれば素晴らしい仕切り直しになる事間違い無し!期待して待っていたいと思います。
先日満を持してリリースされたRockstar Gamesの新作「Red Dead Redemption」、ストレートにプレイしても30時間は掛かるとされるボリュームに、様々なモードが用意されたマルチプレイなど本当に盛りだくさんなタイトルになっていますが、なんと本作の開発費がなんと1億ドル、日本円換算で92.5億円!巨額の開発費で知られたGTA4と同程度の予算がかけられていた事が明らかになりました。
以前には既に本作の開発が6年を越え、開発費が4000万ドルを越えているとの内部リークがありましたが、すでにそれをはるかに超える規模だった様です。Dailymailでは本作が夏の終わりまでに400万本を売り上げるとも予想されており、大きなヒットが見込まれています。
昨晩行われたUbisoftの会計報告から、先月リリースされたシリーズ最新作「Splinter Cell: Conviction」がリリースから約一ヶ月で180万本のセールスを達成した事が明らかになりました。
UbisoftのCEO Yves Guillemot氏は、次の3ヶ月も同様にSplinter Cell: Convictionが大きなセールスを続ける事と共に、今会計年度第1四半期の売り上げが1億8000万ドルに達するとの予測を明らかにしています。
Ubisoftの会計報告絡みが続きますが、昨年11月に発売された「Assassin’s Creed II」の売り上げが900万セールス近くに達した事が昨晩の会計報告から明らかになりました。
Assassin’s Creed IIやSplinter Cell: Conviction、そしてJust Danceが非常に好調なセールスを得ているUbisoftですが、同社CEOを務めるYves Guillemot氏は昨年からの世界的な経済危機が、ビデオゲーム産業に明白な影響を与えた事を発言しています。
先ほどは新作Assassin’s Creed: Brotherhoodのマルチプレイベータ開催のニュースもお知らせしたAssassin’s Creedシリーズですが、もはやUbisoftの屋台骨を支える一大フランチャイズに成長した事は明らかな様です。
昨晩行われたUbisoftの会計報告からUbiのパリスタジオが開発を進めているシリーズ最新作「Ghost Recon: Future Soldier」のリリースが2010年ホリデーシーズンから2011年のQ3(1月~3月)に延期される事が明らかになりました。
延期の理由はCall of Duty: Black OpsやHalo: Reach等の有力タイトルとの競合を避けるためとされています。夏にはベータテストの開催も予定されている本作、今回の対処がSplinter Cell: Convictionの様に良いブラッシュアップ期間となる事を望みます。
毎年マッハで売り切れる事で有名なBlizzConのチケット、3月には今年の開催スケジュールが明らかになり10月の22日から23日にカリフォルニアのアナハイムコンベンションセンターで行われる事になっています。
このBlizzardが開催する一大ファンイベントBlizzCon 2010のチケットの発売が6月2日と5日に行われる事が明らかになりました。なお、チケットはBlizzConの公式サイトから購入が可能で、価格は150ドルとなっています。※ 発売日を25日からBlizzCon公式サイトのアナウンスによる2日と5日に修正しました。
昨年はオジーが会場でライブを行い、まさかのみやざわゆうと君が登場、さらにWorld of Warcraft: Cataclysmが発表され、StarCraft IIと新Battle.Netが大々的にその姿を現しました。そしてDiablo IIIのモンクが発表、Blizzardの「ザ・モンク!」の一言に異様に盛り上がるファン達という素晴らしい光景も見られました。
今年のBlizzConも今から盛り上がる事間違い無しな内容になる事は容易に想像がつく状況となっており、StarCraft IIの2本目、開催時にはリリース間近であろうCataclysmに関する情報、そしてDiablo IIIの最後のクラス発表がきっと行われるはず!さらにBlizzardが手掛ける未発表のMMOの存在なども噂されており、今から開催が楽しみです。
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