古くはAnarchy OnlineやAge of Conan等の開発で知られるノルウェーのデベロッパFuncomがカナダのモントリールに新しいスタジオをオープンしたと発表しました。近年すっかりゲーム開発の重要拠点となったモントリオールですが、やはりFuncomもその流れに乗って北米での動きを強化していきたい模様。
同スタジオでは先日発表されたAge of Conan初の拡張Rise of the Godslayerや、新作MMOのThe Secret Worldの開発を主に進めていくようです。また同スタジオのCEOはOle Schreiner氏が務めるとの事。
1993年に設立されたFuncomは現在、ノルウェー、アメリカ、中国、スイスにオフィスを持っており、320人以上のスタッフを抱えています。設立当初から近年になってもなかなかに波瀾万丈なFuncomですが、ちょっと誰得な時もあるけれどキラリと光る良い作品をリリースしてきた素敵なデベロッパです。頑張れFuncom!
WiredがBlizzardの副社長を務めるPaul Sams氏に新しいMMOについてインタビューを行いました。Blizzardは現在World of Warcraftで1200万人の課金ユーザーを抱えており、新しいMMOに対しては競合タイトルであるとも言える事から、WoWと無関係に進める事は難しい様に思えます。
新しいMMOと現在のWoWユーザーの関係について質問されたPaul Sams氏は「新しいMMOはWoWから十分に差別化された物になる」と発言しました。こういった発言の裏には、やはり新しいBattle.netの存在が大きくベースにあるようです。タイトル間でのコミュニケーションや、ゲーミングプラットフォームとも言えそうなBattle.netによってゲーム間の障壁を低くする事でユーザー自身の選択や決定を容易にし、タイトル間の競合を避けようとしている模様。
いずれにしてもStarcraft IIのリリースが、Blizzardにとってこれまでに無いビジネスモデルの大きな転機になる事は間違いなく、これまで執拗にクオリティを追求し続けてきたBlizzardが新ビジネスではどのような力を発揮するのか、今から楽しみです。
Assassin’s Creed IIのプロモーションにはなかなか姿を見せず寂しい限りのJade Raymond氏ですが、Ubisoftは昨日Jade Raymond氏をUbiトロントの責任者に任命したことを明らかにしました。
Ubiのトロントスタジオは5億ドルを掛けてカナダに作られた新しい開発スタジオで、800人の雇用を想定したかなり規模の大きな物。Jade Raymond氏はかつてUbiモントリオールのCEOを務めていたYannis Mallat氏と共にトリプルAタイトルと新IPの開発に取り組んで行くとの事。引き続きAssassin’s Creed IIのプロデューサーも兼任なのでファンの方は一安心?です。
以前から親密な関係ではあったディズニーとマーベルですが、先日9月31日に米ウォルト・ディズニー・カンパニーがマーベル・エンターテインメントの買収を発表、両社ともに既に合意済みの模様で、買収規模は40億ドルにもおよぶようです。
映画やキャラクター事業の方でも様々大きな動きがあるかと思いますが、ゲームの方は今後どうなっていくのでしょうか。マーベルのゲームではアクティビジョンが2017年までライセンス契約を延長しており、その他にもセガやGazillion、THQなどもライセンス契約を結んでいますが、ディズニーは特にこの関係を混乱させるつもりはない旨を明らかにしています。関係としてはライバルであるワーナー・ブラザーズとDCコミックの様なものになるのでしょうか。
この買収によりディズニーはマーベルが擁する5千を超えるキャラクター達の使用が可能になり、マーベルも数年後に控えるアベンジャーズの公開等も踏まえてディズニーとのタッグも得る所は相当に大きい物であり、今後素晴らしい蜜月を迎える買収と言えるのではないでしょうか。
2006年のE3で発表され大きく注目を集めたTPS「Eight Days」、SingStarやリリースを年内に控えたEyepetなどを手掛けるSCEのLondon Studioが開発を担当していましたが、去年プロジェクト中止のアナウンスがあり、お蔵入りとなってしまいました。
その後、開発中の映像等が公開され思わぬクオリティの高さにプロジェクト中止を嘆く声が多くあがっていましたが、先日さらに開発の進んだ状態のゲームプレイなどが納められた映像が公開、これまた開発途中ながらもクオリティが高く残念さ倍増なものとなっています。
近頃流行のQTEですが、時折モーションが繋がっていない箇所も見られるものの、非常に滑らかで自然な動きを実現しています。近年のタイトルでもそうそう見られないバリエーション豊かな動きは、とても3年前の作品とは思えない仕上がりになっています。本当になぜお蔵入りになってしまったのか……残念でなりません。
8月26日にブルームバーグは連邦通信委員会Federal Communications Commission(以下FCC)がテレビ・携帯電話・ビデオゲームを統一して管理できるユニバーサルなレーティングシステムを研究中である事を明らかにしました。
この動きは現行のESRBレーティングの効果に対して疑問を抱いたアメリカ政府が、現行法の改訂の是非に関する調査をFCCに依頼した事によるもののようです。しかし著名なアナウンサーやAT&T、ベライゾン、マイクロソフトといった電波やコンテンツ関係の団体は、このプランに対して大きく反対の意思を表明しています。
また、現行のESRBレーティングを管理するEntertainment Software Association(以下ESA)は過去に、FCCがビデオゲームやその周辺に関するレーティングシステムに対する統治権は持ち合わせていないと発言しており、ESAの副社長を務めるRich Taylor氏は「新しいユニバーサルなシステムは消費者を混乱させる」と批判しています。
この問題は日本国内においても人ごととは言えない話で、やはり傍目に見てもテレビと携帯電話、さらにビデオゲームを画一的にレーティング管理するという事は無理があるように思えます。批判が多い中、議会は強行的な姿勢を見せているようで今後どうなるのか注目しておく必要がありそうです。
ちなみに連邦通信委員会(FCC)は、ドラえもんにそっくりでどう見てもアウトなキャラクターを使用している事で日本でも一時話題になったアメリカ合衆国政府の独立機関です。
PLAYSTATION Eyeを用いて実現されるPS3のAR(拡張現実)ペットゲーム「EyePet」リリース日が決定しました。ヨーロッパでは10月23日、そして北米では11月の17日となっています。また、価格はソフト単体がヨーロッパで19.99ユーロ、北米で39.99ドルとなっており、PLAYSTATION Eyeとのセットはそれぞれ29.99ユーロと59.99ドルとなっています。
また、ヨーロッパでは8,200万ユーロのマーケティング予算を組んでおり、クリスマス商戦の大きな戦力の一つと考えられているようです。
不況にも大きく原因があるのでしょうか、近年いくつもの開発スタジオのレイオフがニュースになっていますが、なんと昨日はウィル・ライト氏が率いるスポアやシムシリーズ等を手掛けるMaxisとWolfensteinをリリースしたばかりのRaven Softwareのレイオフが確認されました。
MaxisのレイオフはEAがアナウンス、スタジオのサイズは販売状況によって変動するもので、今回のレイオフはMaxisを集中させて労働力の縮小を図る処置だとの事。リリースしたばかりのThe Sims 3のセールスが好調だというニュースはこれまでも何度も報じられており、突然のレイオフに驚きを隠せません。現在レイオフの規模など、詳細は明らかになっていません。
さらに続いて先日WolfensteinをリリースしたばかりのRaven Softwareもレイオフを敢行したことをオフィシャルにアナウンスしました。レイオフの範囲はスタジオから特定のチームなど職種に限られず180人居るスタッフの内、56人がその対象となった様子。古くはQuakeの時代から歴史の長いRaven Software、3月にはSingularityのリリースも控えています。
様々な技術革新やイノベーティブなアイデア、そして通信インフラの整備でどんどん先鋭化していく近年のゲーム達、遊ぶ方はいいですが、作る方はたまらん大変だろう事は容易に想像が付きすぎて逆に怖いくらいです。
色々な事が出来るようになった近年のゲーム開発の状況なのに、なんだか見たことあるぞこれというのはよくある事、むしろそうじゃない物を見つける方が大変だったりもします。と言う訳で、最近よく目にとまるデベロッパの都合いやトレンドを挙げ、なぜそれをデベロッパは愛するのか!真相を究明しようじゃないかという、意義があるのかないのかよくわからないTOP7!!!
結構な辛辣な内容で構成されており、書いている方もはらはら気が気ではありませんが、あんまり手厳しい物にはフォローを入れつつ進行していきたいと思います。それでは張り切ってどうぞ!
なぜ最近の主人公たちは一様に40過ぎのタバコが似合うベテランのちょい悪そうな親父たちばかりなのか!ネイサン・ドレイクしかりウルヴァリンしかり。マーカスはちょっと格好いいはぁはぁ。 (続きを読む…)
9月1日にリリース予定のPS3の新しいファームウェア3.0、インフォメーションボードの改装や自分やフレンドのステータスを示すインジケーターバーの設置、カステムテーマが利用可能になったり、音声同時出力の対応など様々な箇所に手の入れられた大きなバージョンアップとなります。
G4TVがPlayStation Networkのディレクターを務めるEric Lempel氏にインタビューしたところ、同氏は『ファームウェア3.0が大きく重要な物であり、これが2009年の最後のメジャーアップデートです』と発言しました。但し同氏は自分達が常に発展に取り組んでいる事、ロードマップに沿って計画をしているが、ユーザーがよりよい経験を得るための物であればユーザーの意見も取り入れていくと締めています。
さらに昨日、新ファームウェアの起動時の様子のリークが発見されました。動画では起動時に新しいPS3ロゴが導入されている事が確認できます。
BlizzConで大々的に発表されたBattle.netのリニューアル、当サイトでもその概要やStarCraft IIから見られる新Battle.netの詳細など様々お伝えしてきましたが、まだまだ気になる事は山ほど残っています。先日ShacknewsがBlizzardで新Battle.netの立役者を担っているGreg Canessa氏にインタビューを行い、様々気になるあれこれについて質疑応答が行われました。本日はその内容をダイジェストでお知らせいたします。
まず前置きとしてGreg Canessa氏について少し説明しておきます。現在Blizzardで新Battle.netのオーバーホールに携わっているGreg Canessa氏は、なんとこれまではマイクロソフトでXbox Live Arcadeの責任者を務めていた方。なるほどBlizzardがこの大きな新サービスについてどれほどの力を注いでいるのか、非常によくわかる象徴的な人選だと言えます。 (続きを読む…)
去年のUbidaysで大きく発表されたBeyond Good & Evil 2、ラビッツシリーズやレイマン(実質は同義ですが)を手掛けてきたMichel Ancel氏の新作という事で期待を集めていましたが、北米Ubisoftの社長を務めるLaurent Detoc氏によると現在同タイトルのプロジェクトはストップしているとの事。ただしコメントからは開発を諦めている様子ではなく、なんらか後に繋げたいと願う様子がうかがえました。
現在Michel Ancel氏はUbisoftのMontpellierスタジオが開発を進めているRabbids Go Homeにデザイナーとして参加しており、いずれまた続報等があるのかもしれません。前作のBeyond Good & EvilはMichel Ancel氏らしいキュートで可愛らしいテイストに意外とシリアスな世界観やストーリー、そして多彩なプレイを盛り込んだ素晴らしい佳作でした。
発表時のイメージや後に発表されたトレーラーではこれまでのイメージも一新し、渋いハードボイルドなキャラクターや世界観で構成されており、さらに魅力的な作品になりそうな気配に満ちていました。それだけに今回のニュースは残念でなりません。プロジェクトが再始動する事を願って続報を待っていたいと思います。
ドイツのケルンで8月19日から23日開催されたヨーロッパ最大のゲームショー「gamescom 2009」様々なサプライズで世界中を熱狂させ、イベントも大成功の内に終わりました。
Koelnmesse GmbHからの発表によると、gamescom 2009の来場者数は245,000人、31の国から参加があり、458の企業が出展しました。17,000人のトレーダーが参加し、48ヶ国から4,000人のメディア関係者が出席、さらに出展者の90%が来年の出展を望んでいるとの事。既に来年のgamescom 2010も8月の18~22日に行われるだろうとコメントされています。今年のE3の来場者数が41,000人、去年のTGS 2007が193,040人となっており名実ともに世界最大のショーになったと言えそうです。
またgamescom Awardsも発表、結果は以下の様になりました。 (続きを読む…)
去年映画化が決まった「Bioshock」、ジョン・ローガンが脚本を書きパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズで大出世を果たしたゴア・ヴァービンスキーが監督に当たると言う事で、すわタイムマシンの再来かと心配の声も聞こえる発表でしたが、ヴァーヴィンスキーがプロデュースにまわり映画”28日後…”の続編”28週後…”を手掛けたファン・カルロス・フレナディージョに監督のオファーが行われている事がわかりました。
ヴァーヴィンスキーはBioshockを監督するためにパイレーツ・オブ・カリビアン4の監督を降りて制作にあたっていましたが、撮影予算が1億6000万ドルを超えてしまい、プリプロの段階でユニバーサルからブレーキが掛けられた模様。新しい予算計画の再編の段階でコスト削減等の理由から制作が海外へ発注される事になったことから監督を降りる事が決まった様です。
ヴァーヴィンスキーが現在パラマウントのアニメーション映画「Rango」での監督に集中している事で後任がまだ決まらない事から、ユニバーサルからスペインのファン・カルロス・フレナディージョに監督のオファーが飛んだ様で、現在はフレナディージョのプロデュースパートナーであるEnrique Lopez Lavigne氏がプロデュースを努める事も含めて交渉中の段階だそうです。
フレナディージョに白羽の矢が立った事からBioshockがオフショア制作になる事は間違いなさそうですが、映画化決定からどうもごたごたしているイメージで、ゲームとしては歴史に名を残す魅力的な名作となったBioshockが一体どのようになってしまうのか……若干心配です。もしこのままフレナディージョが監督を努める事になったら、恐ろしくシニカルなBioshockが出来上がりそうで、それはちょっと楽しみかもしれませんね。
先日開催されたケルンでのgamescon 2009で発表されたPSP用の配信ゲームブランド「PSP minis」、同ブランドのタイトルは全て100MB以下のサイズに抑えられ低価格で購入する事が可能です。海外では10月からサービスも開始される予定で、ローンチには15タイトル、年内に50タイトルのリリースを予定しています。
こういったminisの概要から、インディペンデントなタイトルなどの開発も盛んに行われる事になりそうな気配がありますが、具体的にminisアプリの開発にはどのように参入し、どういった内容になっているのか?先日SCEからサードパーティとの提携の為のドキュメントを用意されました。以下、minisアプリの開発に関する概要と、さっそくSonyと海外デベロッパに動きが見られ始めた事から推察されるminisブランドのビジネスモデルについて簡単にまとめていきます。 (続きを読む…)
BlizzCon 2009二日目の昨日、BlizzardのDustin Browder氏がStarCraft IIのマップエディタについて詳しく解説しました。同氏の解説によると、StarCraft IIのマップエディタは単なる”マップの作成”に留まらず、様々な機能を持った最も強力なソフトウェアだとの事。
なんと上の画像はStarCraft IIのマップエディタを用いてBlizzardの社員により作成されたStarCraft: Ghostです。端的に言うとこのマップエディタではFPSの作成すら可能だそうで、なんというか笑ったらいいのか感心すればいいのか判らないような壮大な自爆ネタにも思えますが、エディタの強力さは明らかにおかしなレベルの物である事がよく判ります。
StarCraft IIとマップエディタ、そして新Battle.Netの組み合わせでユーザーMODの販売が可能になるというニュースは先日お伝えしましたが、DotAやElemental TDの様なクオリティの物が作れるとしても、それが大きなマーケットとして正常に機能するのだろうかという疑問は正直ありました。ただしこれがここまで強力な物であるとなると話は別になってきます。オブジェクトの作成やインポート及びエクスポート周り、ボーンやアニメーション関係の処理、テクスチャ周辺の機能の充実度によっては大変な事になる可能性を大きく孕んでいます。
そして久しぶり?にその姿を公式に現したStarCraft: Ghost、これが只のジョークではなくプロジェクト生存の公式なアピールであるとすれば、”世界でないでないタイトル”の巨星の一つであるDuke Nukem Foreverと共に、改めてその姿を神々しく屹立させる事になったと言えるでしょうか。というかボケのスケールがでかすぎて、Blizzard…お美事、お美事にございまする……orz
gamescon 2009では新キャラクターも登場し、前作に新DLCの噂も囁かれるシリーズ最新作「Mass Effect 2」ですが、BioWareのJesse Houston氏がVG247に語ったところによるとMass Effect 2は30FPS固定の動作になってしまうそうです。同氏によると「最も良いと思われるシューターを見ると、それらは30FPSで動作している。私たちは同じ事をしたまで。」との事で、確かにハイクオリティな映像を実現しているMass Effect 2、こういったトレードオフは残念ですが仕方のない事なのかもしれません。
Mass Effect 2は2010年リリース予定で、対応プラットフォームはPCとXbox 360となっています。
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