今月8日にBioshockの開発で知られる2K BostonがIrrational Gamesに社名変更した事を発表しました。それに併せて新作や名作復活の噂が多く囁かれ始めています。元々Irrational Gamesの名でSystem Shock 2やSWAT 4、Freedom Forceなどで知られたデベロッパでしたが、2006年にTake-Two Interactiveに買収され、2007年のBioShockリリースに合わせて2K Bostonと2K Australiaへと社名を変更していた事から、今回の変更は改めて元の社名に戻ったという形になります。
そこに以前から噂がそこここで囁かれていたMicroProseの名作シミュ「X-COM」の復活タイトルをIrrational Gamesが手掛けているのではと話題になっています。これはsuperannuationから明らかになった2K Australiaの元社員の履歴書から発覚したもので、ここには複数のX-COMタイトルが存在する事が記されています。
この複数存在するX-COMタイトルのうちIrrational GamesがFPSタイトルを手掛け、さらにシミュレーションタイトルはCivilizationシリーズで知られるFiraxis Games(2005年にTake-Twoにより買収)が担当しているとも噂されており、これが実現すればKen Levine氏とシド・マイヤー御大によるX-COMブランド復活という夢のような共演が見られる事になります。
この噂についてIrrational Gamesのボスでシナリオやプロデューサーとして素晴らしい作品を産み出してきたKen Levine氏はGame Informerの2月号で「私はYesともNoとも言う事ができません。私が言える事はあなたが読むこれらの全てを信じないで下さい。」と否定でも肯定でもないコメントを寄せています。
昨年7月に当サイトがオープンした際の記念すべき最初の記事がKen Levine氏の未発表タイトルに関するプロジェクトのニュースでした。こちらの未発表タイトルがX-COMタイトルであるのかは明らかになっていませんが、このプロジェクトはシュータータイトルだそうで”Project Icarus”と呼ばれており、既にプリプロ段階に突入した事も報じられています。GI誌では同プロジェクトのアートディレクターを務めるNate Wells氏がイカロスとKen Levine氏を重ね合わせ、”正気ではないような志”を実現しようとしていると表現しています。
さらにIrrational Gamesは今月12日に公式サイトもオープンしBioshockの海底都市ラプチャーを作りだした天才科学者アンドリュー・ライアンそのまんまなKen Levine氏がユーザーに対してメッセージを用意、ファンに向けて大規模なコミュニティコンテンツもリリース(なんと業績あり)し、さらにポッドキャストも開始されました。このポッドキャストでは、既にキャンセルされたゾンビシューター「Division 9」の事や今後のリリースタイトルに関するボツアイデアを披露したりと、非常に活発な動きを見せ始めています。
さらにこういった動きに併せてKen Levine氏もプロモーションにかなり力を入れており様々なメディアに登場しインタビュー等に応じています。その中で同氏は新作のアナウンスがPAXとGDC以降であること、しかしPAXを初めとするユーザーコミュニティを非常に重要視している事、さらには2009年のゲームタイトルが非常に豊作であった事(※”Red Faction: Guerrilla”、”King’s Bounty: Armored Princess”、”Assassin’s Creed 2″、”Dragon Age: Origins”、”Borderlands”を例に挙げています)、今年はBioShock 2、Mass Effect 2、Master’s of Magic、さらにシド・マイヤー氏のFacebook用のCivilizationタイトルに注目しているそうです。
さらにこれらのインタビューではBioshock 2との今後の関係性等についても触れられていますが、Ken Levine氏は一定の距離を置いたスタンスを以前より貫いており、どうもそれは今後も変わらない様子。あくまで自分達がBioshockフランチャイズを作ったスタジオであるというだけの関係性しかないと述べています。まだ作品の内容もWebで見られる程度の数分の物しか目にしていないそうで、ベータもプレイしないのだそうです。もちろんリリースされれば1ファンとしてプレイすると語っていますが、ここにはかつてIrrational Gamesに在籍しており現在は2K MarinでBioshock 2の開発を進めている5人のコアメンバーの移籍が関係しているとも言われています。
いずれにしても新しいタイトルへの準備に焦点を合わせている事に違いないKen Levine氏率いるIrrational Games、すでに様々な情報が公式サイトからも発信されており、今後も目が離せないデベロッパとしてさらなる成長を果たしそうです。
これまでFallout 3やGrand Theft Auto IIIが発売禁止になり、最近ではModern Warfare 2やLeft 4 Dead 2など人気タイトルで立て続けにレーティングに関する問題が起こったオーストラリアですが、昨日PS3専用タイトルである「God of War III」がMA15+の評価を受けレーティング審査を通過した事がわかりました。修正の有無についての詳細は分かりませんが暴力表現の多いとされるGoWIIIがリリースを迎える事はオーストラリアのゲーマーにとって嬉しい知らせなのではないでしょうか。
最近ではオーストラリアで18歳以上向けのレーティングクラスが存在しない事から、18歳以上向けのレーティング新設についてを反対派、賛成派がラジオで討論するなどレーティングについて国全体で考えていこうという活発な動きも見られています。今後このレーティングに関する問題がどのように推移していくのか非常に気になるところでもあります。
国内でのリリースも間近のシリーズPS3専用タイトルGod of War IIIは3月25日発売の予定となっています。
今年の春にまずXbox 360からリリースされる事になった「Modern Warfare 2」のダウンロードコンテンツですが、新DLCの内容らしきリーク映像がYoutubeで発見されました。映像には6種類の新マップと前作Modern Warfareから復活したマップが含まれているとされています。
・新マップ
- mp_abandon
- mp_compact
- mp_complex
- mp_dcwh(恐らくホワイトハウス)
- mp_revolt
- mp_storm
・旧作から登場するマップ
- mp_shipment
- mp_crash
すでに隠されたゲームモードとして発見されている”Global Thermonuclear War”や”VIP-escort”、”Oneflag”の登場も予想されており、続報が気にかかる所です。なおActivisionからこのリークに関するコメントはまだ発表されていません。
先日ヨーロッパでの発売日が2月26日に決まった際に限定版の存在をお知らせした「Heavy Rain」ですが、素晴らしく高級感溢れるその内容がいよいよ明らかになりました。恐ろしくリアルに描かれた雨滴の外箱に、折り込み可能なパッケージ、ダウンロードコンテンツのチケット、プレイヤー自らが折るために同梱されたオリガミフィギュア、プレイの参考になる素晴らしいクオリティで描かれたノート等が同梱されています。
Quantic DreamがPS3専用タイトルとしてリリースする真に大人向けのアドベンチャータイトル「Heavy Rain」(国内ではHEAVY RAIN -心の軋むとき-)、いよいよ2月18日のリリースまで1ヶ月と近づいて来ました。一体どのようなドラマが描かれているのか、今から楽しみです。
今月13日(現地は12日)にカリブ海のハイチを襲ったマグニチュード7.0の大地震は死者が20万人に達するとも見られる大規模災害となってしまいました。各国からの支援や募金活動が展開される中、Haloシリーズで知られるBungie、ミニゲームやWebゲームで知られるPopCapとZyngaが支援活動を開始した事が明らかになりました。
Bungieは”Be a Hero“と銘打ったキャンペーンを展開、同社が運営するBungie Storeで19.99ドルのTシャツを販売し、その売り上げを米赤十字に全額寄付する事を発表しました。またHalo 3とHalo 3: ODSTのマルチプレイヤーにゲーム内でハイチ支援の意志を示すエンブレムの装着を進めており、1000プレイヤー毎に100ドルづつ米赤十字に寄付する事を明らかにしました。なお、上限は77,000ドルとされています。
プラント vs. ゾンビなどで知られるPopCapは16日(現地)の間PopCap Storeで購入されたタイトルの売り上げ全額を”Partners In Health“に寄付することを明らかにしました。※PopCapへのlinkは通常日本サイトにリダイレクトされており、国内での対応の詳細は不明です。
さらにFacebookやソーシャルメディア上のゲームを多く手掛けるZyngaはハイチに対するフレンド紹介キャンペーンを展開、その売り上げの100%を国連世界食糧計画(WFP)に寄付するとしています。さらに同社は既にFacebook上で運営中のタイトル「FarmVille」で寄付イベントを行っており、ZyngaのCEOを務めるMark Pincus氏の報告によると既に70万ドルに達する寄付を調達し、FATEMとFonkozeに寄付した事が明かされています。
お馴染みValveのボスGabe Newell氏が今年3月に開催されるGDC(Games Developer Conference)でPioneer Awardを受賞する事が明らかになりました。この賞はMagnavox社でOdysseyを産み出しビデオゲームの祖となったRalph Baer氏や、テトリスを発明したAlexey Pajitnov氏が受賞している名誉ある賞です。今回の受賞はデジタル流通のフロンティアであり、巨大なプラットフォームとして成長したSteamの運営と成功が高く評価された物です。
さらにHalf-LifeシリーズをはじめPortalやTeam Fortress 2など、ゲームの歴史の中で非常に重要なポジションに位置するタイトルを世に送り出してきた事も認められたようです。来るGDCでも様々な発表やサプライズが用意されていると思いますが、この大きな受賞に併せてエピソード3の発表などが行われると最高ですね。
UPDATE:1月16日11:40
昨日お知らせした「Project Needlemouse」のプレイアブルキャラクターのクイズですが、最終日のTwitterでのトリビアクイズの後になんと5日目の情報が公開され、今作のプレイアブルキャラクターがソニックのみである事が発表されました。併せて今作に登場する敵キャラクターらしきコンセプトアートが一点発表されています。あれ?一体この一連のクイズ企画なんだったんだろう……
以下、アップデート前の記事となります。
先日お知らせした2Dソニックの新作「Project Needlemouse」のプレイアブルキャラクターを当てるクイズ企画ですが、つつがなく企画も終わりプレイアブルキャラクターのリストが明らかになりました。くそっ!チャーミーとベクターが消えた!置いといて……、今作で登場するキャラクターは次の5キャラとなりました。
・ソニック:おなじみの史上最速ハリネズミ
・シャドウ:ソニックにそっくりな黒ハリネズミ
・ビッグ(Big The Cat):のんびりほのぼのな巨大ネコ、カエルが友達、釣り好き
・カエルくん?(Froggy):ビッグの友達のカエルくん?すいません詳細判りませんでした
・名前不明の新しい友達
2Dでスピード重視の新作登場に「Sonic Adventure DX: Director’s Cut」(ソニックアドベンチャーDX)の復活の噂もあり、多くのファン達が待ち望むソニックが復活する事になるか?本当に楽しみです。
いよいよ3月25日のリリースが近づいてきたPS3タイトルの大本命「God of War III」、HDリメイクとなる「God of War Collection」も登場して3月はどっぷりクレイトス一色になりそうなプレイヤーも多いのではないでしょうか。デモで紹介されている箇所やトレーラ以外には思ったより情報が明らかにされてこなかった本作ですが、新登場の敵の姿などが確認できる新しいスクリーンショットが公開されました。クオリティ高い!
なお、国内では3月25日のリリースが決まっているものの、国外の発売日がまだ明らかにされていないGod of War IIIですが、どうやら3月16日リリースではないかとの話題も出てきています。
本日SCEAのコミュニケーションディレクターを務めるPatrick Seybold氏から出されたプレスリリースから、PS3用のモーションコントローラが今年の年末までにリリースされる事が明らかになりました。同氏は「今年はMAG、God of War IIIのローンチ、3D映像対応、そして新しいモーションコントローラーによりユーザーは新しいゲーム体験を手に入れる事になるでしょう」と述べています。
これで非任天堂モーションコントローラ戦争はとうとうPC向けの役者も表れて、いよいよ年末に向けて佳境を迎える事になりそうです。今年の大規模なゲームショーは各社のモーションコントロール対応で賑やかになりそうですね。
以前、あれこれとキャスティングで迷走していた鉄拳のハリウッド映画「tekken」の正式なキャストをご紹介しましたが、製作は順調に進んでいた模様でとうとう新しいトレーラーが公開されました。色々楽しみだと思って再生してみたら……あれ?キャラクターの再現度結構いいかも?スチールで見てた時よりカラコレもちゃんと終わって綺麗に見えるかも?!とちょっと意外な方向に肩すかしなトレーラーに仕上がっています。やはり特筆すべきはレイヴン!似すぎ!
なんか吉光といいブライアンといいアンナといい、みんなそれぞれキャラの再現度は高いんですが、どうしてもトレーラーを見ていて拭えないのは……なぜミゲル(トレーラーにもちらっと映ってます)とかクリスがいるのにポールとレイとシャオユウが居ないという、何かが足りない感!映像のブライアンのマッハパンチが印象的なシーン……崩拳の代替え扱いかよ!的な気持ちが拭えずどんどん不思議な気持ちになります。
せめてロジャーと熊とパンダくらい出せただろうに……。しかしこのトレーラーを見ると改めて色んな意味で楽しみな一作となった事は間違いありません。以下、映像から分かり難いキャラクターの再現度をキャプチャーした写真でお楽しみ下さい。
全く別の主人公が用意されCo-opプレイでプロローグが描かれ、新たなゲームモードなども追加、そして先日の会計報告ではビジネス的な理由から再び延期される事が明らかになった「Splinter Cell: Conviction」、しばらく本編周りの情報が多かった本作ですが久しぶりにサムに関する本編のトレーラーが公開されました。
今回のトレーラーは本編に登場するキャラクターにスポットを当てたキャラクター紹介の1本目で、民間軍事会社のコンサルタントに携わるVictor Costeというキャラクターが、愛する娘の死で復習の鬼に変わってしまったサムについて淡々と語る内容になっています。
盛りだくさんな内容も当然ながら、やっぱりサムがどうなるのか気になってしょうがないステルスアクションの雄Splinter Cell: Conviction、リリースは残念ながら4月以降に延期されました。対応プラットフォームはXbox 360とPCとなっています。
今年も数多くリリースされるであろう”おっさんゲーム”、当サイトでは最も期待するおっさんタイトルとして注目しているパズルゲーム「The Misadventures of P.B.Winterbottom」の新しいプレイ映像が登場しました。おっもしろそう!パズルゲームと言えば決められたルールに則って、プレイのベクトルはそのままに少しずつ難易度が変化していくタイトルが良く見受けられますが、本作は本当にプレイの幅が広く感じられます。
開発を手掛けているThe Odd Gentlemenの設立者Matt Korba氏は去年のインタビューで近年の大ボリュームでエピックなタイトルよりも、短いプレイ時間で満足できる濃いタイトルを目指している旨を語っていましたが、それがこういったバリエーションの豊かさに表れているのでしょうか。おっさんがパイを求めて増えまくるカオスなパズルゲームThe Misadventures of P.B.WinterbottomはXBLAで2010年初頭に2Kからリリースされる予定です。
先日お知らせしたUbisoftの財務予測から来期の2011年3月以降に延期された事が明らかになった「I am Alive」ですが、どうやら完全に作り直しに近いような状態にあるようです。
これは上記の発表でUbisoftのボスYves Guillemot氏が明らかにしたもので、どうやらSplinter Cell: Convictionで使用されているLEADエンジン(UE2.5を大きくカスタマイズしたエンジンです)を使って再開発が進められるとの事。同氏は「これはまったくのエンジニアリングのやり直しでしたが、非常に良いクオリティの作品になると思います」と述べています。
謎の大災害に見舞われたシカゴを生き抜く事になるサバイバルアドベンチャーな本作、サバイバルの為のサバイバルがどうなるか今後の展開が気になる一作になりそうです。
昨年のgemescom 2009において発表され、フランス第一帝政の皇帝ナポレオン1世の視点でヨーロッパ動乱の時代が描かれるTotal Warシリーズ最新作「Napoleon: Total War」のリリース日が2月23日である事がオフィシャルTwitterから明らかになりました。なおアナウンスされたリリース日がグローバルなものであるかについての言及はされてはいません。
開発はCreative Assembly社が担当し、SEGAがパブリシャーを務めるシリーズ最新作「Napoleon: Total War」、対応プラットフォームはPCとなっています。
本サイトではお馴染みのラビッツシリーズを手掛けるMichel Ancel氏が手掛けたアクションアドベンチャーの良作Beyond Good & Evil、パズルありドラマありアクションあり、そしてカメラで様々な可愛い生き物を撮影するだけでも楽しい素敵なタイトルでした。
2008年のUbidaysで発表されクオリティの高いプレイ映像のリークなどでも注目を集めた続編「Beyond Good & Evil 2」は、去年の8月にプロジェクトがストップしているとのニュースが伝えられキャンセルかと心配されていましたが、UbisoftフランスのボスGeoffroy Sardin氏が本作が「常に開発中である」と、プロジェクトがまだ生きている事を明らかにしました。それ以上の具体的な状況は明かされていませんが、ひとまずBeyond Good & Evil 2が生存している事に一安心といった所でしょうか。
ハードボイルドに生まれ変わったJadeとPey’jに再び会える事が出来るなら、数年は余裕で待ってられそうなのでどうか前作に負けない素敵な作品に仕上げて欲しいと心から願います。
昨日Disney Interactive StudiosがMotoGPシリーズやPureを手掛けたBlack Rock Studioが開発中の超カオスなディザスターレーシングゲーム「Split/Second」のXbox 360版とPS3版のヨーロッパでのリリース日を発表しました。
Split/SecondのヨーロッパローンチはXbox 360、PS3版共に3月26日と発表されましたが、PC版のリリース日やヨーロッパ以外の国でのリリースについてはまだ明らかにされていません。引き続き、情報が入り次第お伝えしたいと思います。
ファミコンテイストのシリーズ最新作「ロックマン10」、発表時には世界中のファンを萌え死にさせた新ボス”シープマン”が登場し大きな話題となりましたが、すでに明らかになっていたコマンドマンも含め、全8体のボス達が全て明らかにされました。相変わらずいい子がそろってます!詳細は以下の様になっています。
・Chill Man(チルマン):氷結弾を撃つ
・Strike Man(ストライクマン):速球を投げる
・Sheep Man(シープマン):雲に変化して雷を撃ってくる
・Commando Man(コマンドマン):爆発物を投げてくる
・Solar Man(ソーラーマン):攻撃を吸収する
・Blade Man(ブレードマン):両手の刀で攻撃
・Nitro Man(ニトロマン):オートバイに変形します
・Pump Man(ポンプマン):いくつかのバブルシールドを使用する※ カナ表記は訳が判りやすい様に仮に当てた物で正式な名称ではありません
ブルースもプレイアブルキャラクターとして登場し、アクションが苦手なプレイヤーにイージーモードが新たに実装されたロックマン10、リリースは3月の予定で、対応プラットフォームはXbox 360とPS3、そしてWiiとなっています。
GTAシリーズやBullyなどクオリティの高いタイトルで知られるRockstar Games、現在は「Max Payne 3」と「Red Dead Redemption」の開発が進められており、GTAの新プロジェクトもどうやら進められているようで、多くのファンの期待を集めています。
そんなRockstar Gamesに何やら穏やかでない噂がここ数日噴出しています。匿名の内部情報、及び同じく匿名の元Rockstar Gamesの従業員によると、Red Dead Redemptionの開発が既に6年を越えており非常に困難である事、そしてその状況とリンクしてかまだリリース時期のはっきりしないMax Payne 3の制作が過酷を極める環境にあるとの悲痛な叫びが吐露されています。これに併せて労働環境の改善を求める動きも実際に見られる状況になっているようです。
まず開発期間が6年を越えたとされるRed Dead Redemptionのトラブルについては、Wedbush Morgan証券のアナリストMichael Pachter氏が分析を寄せています。同氏によると2004年3月にリリースされた前作Red Dead Revolverからざっくりと4年程度の開発が進められていると過程しても、人件費を含めた年間のスタジオ運営に1000万ドル程度が必要であり、おそらく全体の開発費が既に4000万ドルは下らないと予測しています。ここから導き出される回収可能な売り上げラインがおよそ8000万ドルになるとの事。これはおよそ175万本のセールスにあたり、さらに利益を得るためには1億6000万ドル/350万本の販売が必要になるのではとされています。
さらにこの問題に対してRockstarに問い合わせを行った所、Red Dead Redemptionの販売目標は400万本から500万本だとの事で、さらに同社がRed Dead Redemptionで目指している事は利益を得る事では無く、開発を担当しているサンディエゴスタジオがトリプルAタイトルを制作可能である事の証明にしたいとの目標が明らかにされました。
さらにこのRed Dead Redemption問題に並行して、Max Payne 3を担当しているバンクーバースタジオでは過酷な労働環境が問題となっており、匿名の内部職員をはじめ、従業員の家族、さらに元従業員などから同様の訴えが挙がっています。それによると2010年8月をリリース目標として進められているMax Payne 3は最近ストーリーが大きくリライトされ、これを合わせ既に3回の大きなリライトが行われたそうです。この状況でも開発チームは8月リリースに向けてフル稼働しており、一週間に6~7日勤務で14~16時間労働が続けられており、さらにはホリデーシーズンの休暇も取り消されたとの事です。
ゲーム開発の過酷さはよく取り沙汰される問題ではありますが、どうやらRockstarレベルのデベロッパでも例外ではない様ですね。しかしRed Dead RedemptionもMax Payne 3の両方とも素晴らしい期待作である事に違い無く、Rockstarの達成するクオリティが毎回素晴らしい物である事も間違いありません。開発期間の肥大化とクオリティの追求などは非常にデリケートな問題ですが、なんとか上手くクリアして素晴らしいタイトルに仕上げて欲しい所です。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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